writer-0.1.js"> 抗生物質が効かなくなる理由とは?耐性ができる仕組みを解説 | ゆずまる薬剤師のお仕事

抗生物質が効かなくなる理由とは?耐性ができる仕組みを解説

スポンサーリンク
抗生物質
スポンサーリンク

ゆずまる
ゆずまる
「抗生物質に耐性ができる」って、なんか“体が強くなる”みたいに聞こえるけど…実は主役は人じゃなくて細菌なんだよ!
後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
えっ、体じゃないんですか?「耐性=自分の体が抗生物質に慣れる」って思ってました…!
ゆずまる
ゆずまる
そこがいちばん大事な誤解ポイント!今日は、「耐性とは何か」「なぜ起きるか」「どう防ぐか」を、できるだけわかりやすく丁寧に解説するね。

スポンサーリンク
  1. 前書き:抗生物質(抗菌薬)に「耐性ができる」ってどういう意味?
  2. 本文:抗生物質の「耐性」とは何か(結論から)
    1. 「耐性がつく」って、どこで起きてるの?(体の中?社会?)
    2. 抗生物質(抗菌薬)と、風邪薬の違い(ここを混ぜると誤解が増える)
  3. なぜ耐性ができるの?(メカニズムを“3つのルート”で理解)
    1. ルート1:突然変異(たまたま“効きにくい”個体が出る)
    2. ルート2:遺伝子の受け渡し(他の菌から“耐性パーツ”をもらう)
    3. ルート3:選択圧(抗菌薬が“弱い菌を減らし、強い菌を残す”)
  4. 「耐性菌が増える」と何が困る?(個人の問題→医療全体の問題へ)
  5. どうして「飲み方」が耐性と関係するの?(よくある誤解をほどく)
    1. やってしまいがちなNG例
  6. 耐性菌って、どんな種類がいるの?(名前は怖いけど“意味”を知れば対策できる)
  7. 症例・具体例:現場でよくある「耐性が心配」ケースをどう説明する?
    1. ケース1:風邪っぽいのに「抗生物質ください」
    2. ケース2:途中でやめた/飲み忘れた「耐性つきますか?」
    3. ケース3:何度も同じ抗生物質が出る「効かなくなってる?」
  8. まとめ:耐性は「体が慣れる」ではなく「菌が生き残る」現象
  9. よくある質問(FAQ)
    1. Q. 抗生物質を飲むと、必ず耐性菌が体にできますか?
    2. Q. 途中でやめたら、もう同じ薬は一生効かないですか?
    3. Q. 「耐性が心配だから抗生物質は飲みたくない」は正しいですか?
    4. Q. 風邪に抗生物質を出してもらうと早く治りますか?
    5. Q. 耐性菌はどうやって広がるの?
  10. 参考文献(最終確認日:2025-12-29)
    1. 📘『薬局長のためのモンスター社員対応マニュアル』発売のお知らせ
      1. 📘 書籍情報
  11. 薬剤師向け転職サービスの比較と特徴まとめ
    1. 働く中で、ふと立ち止まる瞬間は誰にでもあります
    2. 薬剤師向け転職サービスの比較表
    3. 各サービスの特徴(概要)
    4. 気持ちが揺れるときは、自分を見つめ直すきっかけになります

前書き:抗生物質(抗菌薬)に「耐性ができる」ってどういう意味?

後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
患者さんから「前に飲んだ抗生物質が効かなくなった。耐性ついたのかな?」って聞かれること、すごく多いです…。

「抗生物質に耐性ができる」という言い方は、日常会話ではよく使われます。ですが医学的には、
“人の体が薬に慣れる”のではなく、“細菌(ばい菌)が薬に負けない性質を獲得する”ことを指します。

この「薬が効きにくい/効かない細菌」が増えると、これまで治っていた感染症が治りにくくなり、治療が長引いたり、重症化したりするリスクが上がります。
厚生労働省のAMR(薬剤耐性)対策でも、薬剤耐性は公衆衛生上の大きな課題として位置づけられています。

さらにWHOも、抗菌薬を含む抗微生物薬が効かなくなる「AMR(Antimicrobial Resistance)」を世界的な脅威として挙げ、人・動物・環境にまたがる対策(One Health)の重要性を強調しています。


本文:抗生物質の「耐性」とは何か(結論から)

ゆずまる
ゆずまる
まずは結論!耐性=細菌が進化して、抗生物質が効きにくくなることだよ。

抗生物質(抗菌薬)は、細菌の増殖に必要な仕組み(細胞壁を作る、タンパク質を作る、DNAを複製する…など)を狙って攻撃します。
ところが細菌は数が多く、世代交代も速いので、偶然の変化(突然変異)や遺伝子の受け渡しによって、
薬に負けにくい個体が生まれます。

そして抗生物質がある環境では、薬に弱い菌は死に、薬に強い菌が生き残りやすくなります。
これがいわゆる「選択圧(せんたくあつ)」です。
この考え方は、厚生労働省の「抗微生物薬適正使用の手引き」でも、細菌が速く進化し、周囲に抗菌薬があると抵抗性を身につけた細菌が生き残りやすい、という形で説明されています。

「耐性がつく」って、どこで起きてるの?(体の中?社会?)

耐性は「あなたの体の中」だけの話ではありません。
耐性菌は、人から人へ/施設から地域へ/環境へと広がり得ます。
だからこそ、個人の飲み方が、将来的に社会全体の治療を難しくすることにつながります。

抗生物質(抗菌薬)と、風邪薬の違い(ここを混ぜると誤解が増える)

後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
風邪で抗生物質もらう人、まだいますよね…。でも“効かない”って言っても、患者さんに伝えるの難しいです。

「風邪」は多くがウイルス感染です。一方、抗生物質(抗菌薬)は細菌に効く薬です。
つまり、ウイルスが原因の一般的な風邪に対しては、抗菌薬を飲んでも基本的に治りません。
この点は国内のAMR啓発サイトでも明確に整理されています。

項目 ウイルス 細菌
代表例 かぜ、インフルエンザ、新型コロナ など 溶連菌性咽頭炎、細菌性肺炎、尿路感染症 など
抗生物質(抗菌薬) 基本的に効かない 効くことが多い(適切な薬・量・期間が重要)
誤用の問題 効かないのに使うと、腸内細菌などに選択圧がかかり耐性の温床になり得る 必要な時は適切に使うことで治療効果が最大化し、耐性化リスクも下げやすい

ポイントは、「抗菌薬を使わない=正義」ではないこと。
必要な細菌感染に対しては、適切に使うことが患者さんを守ります。
ただし「不要な場面で使う」「不適切に使う」ことが、耐性菌を増やしやすくします。


なぜ耐性ができるの?(メカニズムを“3つのルート”で理解)

ゆずまる
ゆずまる
難しそうに見えるけど、耐性が増える理由は大きく3ルートで説明できるよ。ここを押さえると一気にスッキリ!

ルート1:突然変異(たまたま“効きにくい”個体が出る)

細菌は分裂して増えるたびに、遺伝子のコピーをします。その過程で、まれにミス(突然変異)が起きます。
その変異がたまたま抗菌薬の標的(作用点)を変えてしまうと、薬が結合しにくくなり効きが落ちます。

重要なのは、耐性は「薬を飲んだから新しく生まれる」だけではなく、薬がなくても“偶然”存在し得るということ。
ただし薬がある環境では、その耐性をもつ菌が生き残りやすくなります(選択圧)。

ルート2:遺伝子の受け渡し(他の菌から“耐性パーツ”をもらう)

細菌は、他の細菌から遺伝子を受け取ることがあります(ざっくり言うと“情報の交換”)。
耐性に関わる遺伝子を取り込むと、突然一気に強くなることもあります。
AMRの啓発資料でも、細菌が遺伝子を拾ったり、他の菌から譲り受けたりしながら耐性を獲得し、そこに抗菌薬の選択圧がかかって増える、という流れが説明されています。

ルート3:選択圧(抗菌薬が“弱い菌を減らし、強い菌を残す”)

抗菌薬は本来、病原菌を減らすために使います。
でも同時に、私たちの体には腸内細菌など多くの細菌が住んでいます。
不要な抗菌薬使用や不適切な飲み方があると、病原菌以外にも選択圧がかかり、耐性菌が残りやすくなる可能性があります。

耐性が増える3ルート イメージ ポイント
突然変異 コピーのミスで偶然“耐性タイプ”が生まれる 薬がなくても起こり得るが、薬があると生き残りやすい
遺伝子の受け渡し 他の菌から“耐性のコツ”を丸ごともらう 一気に耐性が強くなることも
選択圧 弱い菌が減り、強い菌が残る 不必要・不適切な抗菌薬使用が耐性を後押し

「耐性菌が増える」と何が困る?(個人の問題→医療全体の問題へ)

後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
「耐性菌が増えると困る」って言われても、患者さんはピンと来ないことが多いです…。具体的には何が起きるんですか?

耐性菌が増えると、ざっくり言えば「効く薬が限られる」状態になります。
その結果として起こりやすいのは次のようなことです。

  • 治療が長引く(薬の変更、点滴治療、入院が必要になることがある)
  • 副作用リスクが増える(より強い薬・広い範囲に効く薬が必要になりやすい)
  • 医療費・社会的負担が増える(検査、入院期間、隔離など)
  • 重症化のリスクが上がる(特に高齢者、免疫が弱い人、基礎疾患がある人)

日本の公的情報でも、薬剤耐性菌感染症は診療・感染制御の大きな課題であり、耐性菌では治療薬が限られ治療が長引く、重症化しやすい傾向があると整理されています

世界的にも、AMRは主要な健康課題の一つで、抗微生物薬の誤用・過剰使用が主な要因とされています。
またWHOは2025年の世界的サーベイランス報告として、複数国のデータに基づく耐性状況の分析を公表しています。


どうして「飲み方」が耐性と関係するの?(よくある誤解をほどく)

ゆずまる
ゆずまる
ここが実践編の入口!ポイントは「薬の量(濃度)と期間」だよ。

抗菌薬は「細菌を減らす力」を、体の中で一定以上の強さで維持することが大切です。
中途半端な量・中途半端な期間だと、菌が“完全に減りきらず”に残りやすくなります。
その残った菌の中に、もともと強いタイプが混ざっていると、結果的に「強い菌が生き残る」方向に働きやすくなります(選択圧)。

やってしまいがちなNG例

やりがち行動 何が問題? どうするのが正解?
熱が下がったので途中でやめる 菌が残って再燃しやすい/耐性が残りやすい方向へ 医師の指示どおり最後まで
飲み忘れが多い(間隔がバラバラ) 体内濃度が下がって効きが不安定に アラーム等で管理、忘れた時は薬剤師に相談
家族の残りをもらって飲む 原因菌が違う/量・期間が合わない/副作用や相互作用も危険 絶対にしない
「とりあえず抗生物質が欲しい」 ウイルス感染なら無効、耐性を後押しし得る 必要性は診察・検査で判断

国のAMR対策でも「必要な場合に限り、適切な量を適切な期間」使うことが重要だと繰り返し示されています。


耐性菌って、どんな種類がいるの?(名前は怖いけど“意味”を知れば対策できる)

後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
MRSAとかVREとか…略語が多くて、患者さんに説明するとき詰まりがちです。

耐性菌の名前は略語が多く、怖く見えますが、基本は「何に耐性か」が名前になっています。
公的情報でも例として、MRSA、VRE、カルバペネム耐性腸内細菌目細菌などが挙げられています。

  • MRSA:メチシリン(βラクタム系の代表的な耐性指標)に耐性をもつ黄色ブドウ球菌
  • VRE:バンコマイシンに耐性をもつ腸球菌
  • CRE:カルバペネム系に耐性をもつ腸内細菌目細菌(治療選択が難しくなりやすい)

ただし、ここで大事なのは「略語を暗記すること」よりも、
耐性菌が増える背景には“抗菌薬の使い方”と“感染対策”がセットで関係すると理解することです。


症例・具体例:現場でよくある「耐性が心配」ケースをどう説明する?

ゆずまる
ゆずまる
ここからは、患者さんが“納得しやすい説明”の型も一緒に作ろう!

ケース1:風邪っぽいのに「抗生物質ください」

状況:鼻水・咳・喉の痛み。高熱はない。数日で悪化していない。

説明の骨格(例):

  • 「風邪の多くはウイルスが原因で、抗生物質は細菌に効く薬です」
  • 「必要ない時に使うと、体の中の細菌に“薬がある環境”ができて、耐性菌が増えやすくなることがあります」
  • 「悪化サイン(息苦しさ、高熱が続く、水分がとれない等)があれば再受診しましょう」
後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
「効かないから出しません」だけだと不満が残るけど、理由と次の行動(悪化時)まで伝えると納得度が上がりそうです!

ケース2:途中でやめた/飲み忘れた「耐性つきますか?」

状況:症状が軽くなり、自己判断で中止。もしくは飲み忘れが多い。

説明の骨格(例):

  • 「耐性は“体が慣れる”のではなく、細菌が生き残る方向に働くことがあります」
  • 「特に途中でやめると菌が残って再燃しやすいので、次回は指示どおり飲み切るのが大切です」
  • 「飲み忘れ対策(アラーム、食後に固定、ピルケース)を一緒に考えましょう」

ここで強調したいのは、“一回の飲み忘れ=即アウト”という脅しではなく、「次に活かす」支援です。
不安を煽ると、相談せず自己中断が増えることもあります。

ケース3:何度も同じ抗生物質が出る「効かなくなってる?」

状況:似た症状で同系統の抗菌薬が複数回処方された。

説明の骨格(例):

  • 「同じ薬でも、原因菌が同じとは限らず、今回も効く場合があります」
  • 「ただ、繰り返すときは培養検査や薬剤感受性検査で“どの薬が効くか”を確認することもあります」
  • 「症状の経過や再発の背景(治りきっていない、別の原因、生活要因)も重要です」

まとめ:耐性は「体が慣れる」ではなく「菌が生き残る」現象

ゆずまる
ゆずまる
今日の結論をぎゅっとまとめるね!
  • 耐性は「人が薬に慣れる」ではなく「細菌が薬に負けない性質を獲得する」
  • 耐性が増える背景は、突然変異遺伝子の受け渡し選択圧の組み合わせ
  • 不要な抗菌薬使用不適切な飲み方(途中中止・飲み忘れ・残り物)は耐性を後押しし得る
  • だからこそ、「必要な時に、適切な薬を、適切な量と期間」が大切

よくある質問(FAQ)

Q. 抗生物質を飲むと、必ず耐性菌が体にできますか?

「必ず」ではありません。ただ、抗菌薬は細菌に選択圧をかけるため、使い方や状況によっては耐性菌が残りやすくなる可能性があります。
不安な時は、自己判断で中止せず、医師・薬剤師に相談してください。

Q. 途中でやめたら、もう同じ薬は一生効かないですか?

“一生効かない”と決まるわけではありません。ですが、治りきらず再燃したり、強い菌が残りやすい方向に働く可能性はあります。
次回からは指示どおり服用し、飲み忘れが多い場合は対策を一緒に考えるのが現実的です。

Q. 「耐性が心配だから抗生物質は飲みたくない」は正しいですか?

細菌感染で抗菌薬が必要なときに使わないと、感染が悪化して重症化することがあります。
大切なのは「必要な時に適切に使う」ことで、ゼロか100かの話ではありません。

Q. 風邪に抗生物質を出してもらうと早く治りますか?

一般的な風邪の多くはウイルスが原因で、抗菌薬は細菌に効く薬です。
必要のない抗菌薬は副作用のデメリットもあり得るため、診察で必要性を判断します。

Q. 耐性菌はどうやって広がるの?

人から人へ、医療・介護施設から地域へ、さらに環境へと広がり得ます。
そのため抗菌薬の適正使用(AMS)と、手洗いなどの感染対策(IPC)がセットで重要になります。


参考文献(最終確認日:2025-12-29)


📘『薬局長のためのモンスター社員対応マニュアル』発売のお知らせ

 

薬局で働いていると、どうしても避けられないのが「人間関係のストレス」
患者対応、スタッフ教育、シフト調整……。
気がつけば、薬局長がいちばん疲れてしまっている。

そんな現場のリアルな悩みに向き合うために、管理薬剤師としての経験をもとにまとめたのが、この一冊です。

後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
薬局長、あの先輩がまた“シフト入れません”って言ってました…
ゆずまる
ゆずまる
あぁ、それね。焦らなくて大丈夫。タイプ別に整理してみると、意外と対処法が見えてくるんだよ
後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
タイプ別…?そんな分類があるんですか?
ゆずまる
ゆずまる
あるんだ。自己流ベテラン型、タイパ新人型、逆ギレ型、隠れサボり型……15タイプも!
後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
15タイプもあるんですか!?…うちの薬局だけでも、なんか3タイプくらい思い当たります…(笑)
ゆずまる
ゆずまる
でしょ? 本書ではそれぞれの対応法と“パワハラにならない注意の仕方”まで具体的に書いてるんだ

『薬局長のためのモンスター社員対応マニュアル』
― 現場で困る前に身につける 実務 × 法対応 × 会話例 ―

薬局で起こりやすい“モンスター社員”を15タイプに分類し、
それぞれの特徴・対応法・指導会話例を紹介。
パワハラにならない注意方法や、円満退職・法的リスク回避の実務ステップも具体的に解説しています。

  • 現場によくある「人のトラブル」15パターンと対応のコツ
  • パワハラにならない“安全な指導”の伝え方
  • 円満退職を導くための面談・記録・法的ポイント
  • 薬局長自身を守るマネジメント思考

薬局で人に悩まないための「実践マニュアル」として、
日々の業務の支えになれば幸いです。

「薬局長が守られれば、薬局全体が守られる」
現場の“声にならない悩み”を形にしました。


📘 書籍情報

    • 書名:薬局長のためのモンスター社員対応マニュアル
    • 著者:ゆずまる薬局長
    • 発行:YUZUMARU WORKS
    • フォーマット:Kindle電子書籍
    • シリーズ:薬局マネジメント・シリーズ Vol.2

 

📕 シリーズ第1弾はこちら
👉 『薬局長になったら最初に読む本』

後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
薬局長〜、この本読んでみましたけど…“タイパ新人型”とか“逆ギレ型”とか、めちゃくちゃリアルですね!
ゆずまる
ゆずまる
どこの薬局にも一人はいるんだよ、ああいうタイプ。
後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
“パワハラにならない指導の仕方”とか、“円満退職の進め方”まで書いてあって、これ…薬局長のバイブルですね。
ゆずまる
ゆずまる
そうそう。『怒らずに伝える』がポイントなんだ。現場のリアルを詰めたから、薬局長が一番ラクになると思うよ。
後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
これ、うちのバックヤードに1冊置いておきましょう!トラブル起きた時の“お守り本”に!
ゆずまる
ゆずまる
ぜひそうしてください(笑)。“薬局長を守るマネジメント”は、現場でこそ役立つからね。

 

薬剤師向け転職サービスの比較と特徴まとめ

ゆずまる
ゆずまる
最近「転職が気になってきたけど、どのサービスを見たらいいかわからない」という相談が多いんだよね〜。
後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
わかります…。仕事しながら全部のサイトをチェックして比較するのは大変ですよね。
今日は、特徴をわかりやすく整理しつつ、読んでくださる方が自分の働き方を見つめ直しやすいようにまとめていきましょう。

働く中で、ふと立ち止まる瞬間は誰にでもあります

薬剤師として日々働いていると、忙しさの中で気持ちに余裕が少なくなり、
「最近ちょっと疲れているかも…」と感じる瞬間が出てくることがあります。

  • 店舗からの連絡に、少し身構えてしまう
  • 休憩中も頭の中が業務のことでいっぱいになっている
  • 気づけば仕事中心の生活になっている

こうした感覚は、必ずしも「今の職場が嫌い」というわけではなく、
「これからの働き方を考えてもよいタイミングかもしれない」というサインであることもあります。

無理に変える必要はありませんが、少し気持ちが揺れたときに情報を整理しておくと、
自分に合った選択肢を考えるきっかけになることがあります。

薬剤師向け転職サービスの比較表

ここでは、薬剤師向けの主な転職サービスについて、それぞれの特徴を簡潔に整理しました。

サービス名 求人の傾向 特徴 合いやすい人
アイリード
調剤薬局・ドラッグストアなど 面談を通じたキャリア相談ができる まずは相談から始めたい人
ファゲット
全国の薬局・病院・ドラッグストア 地域ごとの求人を比較しやすい 通勤圏内で複数の求人を見比べたい人
ファーマキャリア
調剤薬局求人が多め 条件の調整・交渉を丁寧に行うスタイル 働き方や条件にこだわりがある人
お仕事ラボ
調剤薬局系の求人 運営企業の情報に詳しい場合がある 職場の雰囲気や体制も含めて知りたい人
ヤクジョブ
調剤・病院・ドラッグストアなど幅広く 非公開求人を扱っていることがある 選択肢を広く持って比較したい人
ファルマスタッフ
調剤薬局求人を中心に扱う 研修やフォロー体制が用意されている スキル面のサポートも重視したい人

各サービスの特徴(概要)

ここからは、上記のサービスごとに特徴をもう少しだけ詳しく整理していきます。ご自身の希望と照らし合わせる際の参考にしてください。

■アイリード

・薬剤師向けの転職支援サービスとして、調剤薬局やドラッグストアなどの求人を扱っています。
・面談を通じて、これまでの経験や今後の希望を整理しながら話ができる点が特徴です。
「まずは話を聞いてみたい」「自分の考えを整理したい」という方にとって、利用しやすいスタイルと言えます。

■ファゲット

・全国の薬局・病院・ドラッグストアなど、幅広い求人を取り扱っています。
・エリアごとの求人状況を比較しやすく、通勤圏や希望地域に合わせて探したいときに役立ちます。
「家から通いやすい範囲で、いくつか選択肢を見比べたい」という方に向いているサービスです。

■ファーマキャリア

・調剤薬局の求人を多く扱い、条件の調整や個別相談に力を入れているスタイルです。
・勤務時間、休日日数、年収など、具体的な条件について相談しながら進めたい人に利用されています。
「働き方や条件面にしっかりこだわりたい」方が、検討の材料として使いやすいサービスです。

■お仕事ラボ

・調剤系の求人を取り扱う転職支援サービスです。
・職場の雰囲気や体制など、求人票だけではわかりにくい情報を把握している場合があります。
「長く働けそうな職場かどうか、雰囲気も含めて知りたい」という方が検討しやすいサービスです。

■ヤクジョブ

・薬剤師に特化した職業紹介サービスで、調剤薬局・病院・ドラッグストアなど幅広い求人を扱っています。
・公開されていない求人(非公開求人)を扱っていることもあり、選択肢を広げたい場面で役立ちます。
「いろいろな可能性を見比べてから考えたい」という方に合いやすいサービスです。

■ファルマスタッフ

・調剤薬局を中心に薬剤師向け求人を取り扱うサービスです。
・研修やフォロー体制など、就業後を見据えたサポートにも取り組んでいる点が特徴です。
「現場でのスキルや知識も高めながら働きたい」という方が検討しやすいサービスです。

気持ちが揺れるときは、自分を見つめ直すきっかけになります

働き方について「このままでいいのかな」と考える瞬間は、誰にでも訪れます。
それは決して悪いことではなく、自分の今とこれからを整理するための大切なサインになることもあります。

転職サービスの利用は、何かをすぐに決めるためだけではなく、
「今の働き方」と「他の選択肢」を比較しながら考えるための手段として活用することもできます。

情報を知っておくだけでも、
「いざというときに動ける」という安心感につながる場合があります。

ゆずまる
ゆずまる
なぎさちゃん、もし今この記事を読んでいる人が「ちょっと働き方について考えてみたいな…」と思っていたら、どう声をかけたい?
後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
わたしだったら…
「転職するかどうかを決める前に、まずは情報を知っておくだけでも十分ですよ」ってお伝えしたいです。
自分に合う働き方を考える材料が増えるだけでも、少し気持ちがラクになることがありますよね。

数分の情報収集が、これからの選択肢を広げてくれます。

無理に何かを変える必要はありませんが、
「自分にはどんな可能性があるのか」を知っておくことは、将来の安心につながることがあります。
気になるサービスがあれば、詳細を確認しながら、ご自身のペースで検討してみてください。

ブログ村にも参加中★是非応援お願いします★
ゆずまるブログ〜薬剤師の仕事〜 - にほんブログ村
ブログ村にも参加中★是非応援お願いします★
ゆずまるブログ〜薬剤師の仕事〜 - にほんブログ村
抗生物質
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
yuzumaruをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました