- 薬剤師の服薬指導「切り出し方」徹底解説
- 前書き
- 新規処方の患者さんへの切り出しスクリプト集
- 継続処方の患者さんへの切り出しスクリプト集
- 用量・用法変更時の患者さんへの切り出しスクリプト集
- 忙しい患者さん・時間がない患者さんへの切り出しスクリプト集
- 無口な患者さんへの切り出しスクリプト集
- 不安が強い患者さんへの切り出しスクリプト集
- 小児(保護者対応)への切り出しスクリプト集
- 高齢者・ポリファーマシーへの切り出しスクリプト集
- OTC・サプリ併用(相互作用)への切り出しスクリプト集
- 最初のクッション言葉(棚卸しの合図)
- ケース1:抗凝固/抗血小板薬 × NSAIDs・EPA/DHA・にんにく/生姜サプリ
- ケース2:SSRI/SNRI/三環系 × NSAIDs/ロキソニン(消化管出血)
- ケース3:セントジョーンズワート(SJW)× 経口避妊薬・免疫抑制薬・CYP3A4基質
- ケース4:グレープフルーツ・ざくろジュース × Ca拮抗薬/一部スタチン/ベンゾ
- ケース5:鉄・カルシウム・マグネシウム × レボチロキシン/ニューキノロン/ビスホスホネート
- ケース6:ビタミンK多い食品/サプリ × ワルファリン
- ケース7:カフェイン多量 × テオフィリン/一部向精神薬
- ケース8:プロバイオティクス × 抗菌薬(タイミング問題)
- “その場で使える”重複・相互作用チェック質問
- Teach-back(復唱)テンプレ
- 最後の締め(連絡導線と記録)
- 剤形別の切り出しスクリプト集(抗菌薬・ステロイド・吸入・貼付剤・点眼点鼻点耳・坐薬・OD/舌下錠 ほか)
- 1. 経口抗菌薬(錠/カプセル/ドライシロップ)
- 2. ステロイド外用(軟膏・クリーム・ローション)
- 3. 吸入薬(MDI/DPI/ネブライザー)
- 4. 貼付剤(鎮痛・循環器・向精神など)
- 5. 点眼・点鼻・点耳
- 6. 坐薬(解熱・鎮痛・止吐 など)
- 7. OD錠(口腔内崩壊)・舌下錠
- 8. 皮下注自己注射(糖尿病・生物学的製剤 等)— 注射後の自己管理に触れる切り出し
- 9. 経皮吸収型ニトログリセリン/硝酸薬(貼付/スプレー)
- 10. 経皮鎮痛貼付(テープ・パップ)— 入浴・剥離の相談が多い場合
- 11. 貼り薬の“重ね貼り”“枚数ズレ”リスクを一言で防ぐ
- 12. 粉砕・一包化の相談があった時の切り出し
- 13. 外用貼付“冷却/温感”と鎮痛の違いをスマートに伝える
- 14. “これだけ言えば外さない”剤形別・最初の一言テンプレ
- 15. まとめ(剤形別カンタン指導カードのすすめ)
- 症例・ロールプレイ総集編(難易度別)
- まとめ:切り出しに迷わない薬剤師へ
- よくある質問(FAQ)
- 参考文献
- 薬剤師の転職、いきなりじゃなくてOK!まずは無料登録だけで「非公開求人」をチェックしよう
- ファーマキャリアの特徴と登録メリットは?
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- ファルマスタッフの特徴と登録メリットは?
- お仕事ラボの特徴と登録メリットは?
- ファゲットの特徴と登録メリットは?
- どれを選べばいい?おすすめ順の比較は?
- 1分クイック診断:あなたはどれから登録すべき?
- まとめ:登録だけでもOK。今日の「小さな一歩」で十分!
- よくある質問
薬剤師の服薬指導「切り出し方」徹底解説


患者さんによって反応が違うし、「どう切り出せば自然か」って毎回迷っちゃいます…。

でも実は「切り出し方」にはコツとパターンがあって、患者さんのタイプに合わせるだけで驚くほどスムーズになるんだよ。

先輩、ぜひ「切り出し方のセリフ集」教えてください!
前書き
服薬指導において「最初の一言」はとても重要です。
患者さんが安心して話せる雰囲気を作れるかどうかは、この導入部分にかかっています。
しかし実際の現場では「どう切り出すか迷う」「患者さんによって反応が違う」など、多くの薬剤師が壁にぶつかります。
この記事では、薬剤師が実際に現場で使える“切り出しフレーズ”と会話スクリプトを豊富に紹介します。
患者さんのタイプ別(新規処方・継続処方・忙しい方・不安が強い方など)に分けて掲載しているので、明日からそのまま使えます。
「服薬指導の切り出し方に迷わない!」をゴールに、一緒に学んでいきましょう。
新規処方の患者さんへの切り出しスクリプト集
新しく薬が処方された場面は、患者さんにとって大きな不安要素になることがあります。
「どんな薬?」「副作用は?」「ずっと飲み続けるの?」など、疑問や不安が頭の中に浮かんでいることが多いのです。
ここでは、患者さんの理解を助け、不安を和らげる切り出し方を紹介します。
ケース1:血圧の薬が新しく処方された患者さん



👉 この流れで「飲み方」→「効果」→「副作用」の順に説明すると、患者さんが理解しやすく安心します。
ケース2:抗生物質が初めて処方された患者さん



このお薬で多いのは下痢やお腹の不快感ですが、多くは軽い症状で済みます。
ただし強い症状が出たときは中止してすぐにご相談ください。」
👉 不安を抱える患者さんには、「副作用の起こりやすさ」と「対応策」を必ずセットで伝えると安心につながります。
ケース3:生活習慣病の長期薬を初めてもらう患者さん

最初は効果を実感しにくいですが、飲み続けることで将来の合併症予防につながります。」
👉 長期服用が必要な薬では「なぜ継続が必要か」を明確に伝えることがポイントです。
継続処方の患者さんへの切り出しスクリプト集
継続処方の患者さんには「前回と同じだから説明不要」と考えがちですが、実は毎回の声かけが服薬状況や体調変化を確認するチャンスになります。
ここでは、自然に会話に入れる切り出しフレーズと、長めの会話スクリプトを紹介します。
ケース1:血圧の薬を長く服用している患者さん

体調に変化はありませんか?」


👉 継続患者では、「体調変化」+「飲み忘れ」+「副作用」の3点チェックをルーチン化すると安心です。
ケース2:糖尿病薬を継続している患者さん



次回の診察のときに一緒に相談してみてください。」
👉 継続薬では「数値・生活習慣・主治医へのフィードバック」を意識すると、患者さんの主体性を高められます。
ケース3:喘息の吸入薬を継続中の患者さん



👉 吸入薬は「操作確認」+「副作用予防」が切り出しの定番です。
用量・用法変更時の患者さんへの切り出しスクリプト集
薬の飲み方や量が変わると、患者さんは混乱しやすくなります。
「前と同じだろう」と思って飲み続けてしまうと、過量投与や効果不足につながる可能性があります。
そのため、「今回は以前と違う部分がある」ことを最初に伝えることが大切です。
ケース1:血圧薬の用量が増量された患者さん

先生からその説明はありましたか?」


でも今回は血圧のコントロールをより良くするために量が増えています。
飲み始めてふらつきやめまいが強く出たら、無理せず先生にご相談くださいね。」
👉 量が増えた場合は、副作用リスクの上昇についても触れておくと安心感につながります。
ケース2:服用回数が1日3回から1日2回に減った患者さん

以前は朝・昼・夜でしたが、今日からは朝・夜の1日2回になります。」


ただし昼の分は不要になったので、間違えて飲まないように気をつけてください。」
👉 回数が減る場合は「飲み忘れ防止」よりも“以前の習慣で飲んでしまうリスク”を強調しましょう。
ケース3:薬の剤形が変更された患者さん(錠剤→OD錠)

飲み方に少しコツがありますので確認させてください。」


水で飲み込んだ方が喉に残らず安心です。」
👉 剤形変更では「飲み方の違い」+「誤解しやすいポイント」を強調して伝えると良いです。
忙しい患者さん・時間がない患者さんへの切り出しスクリプト集
患者さんの中には、待ち時間や仕事の都合で「できるだけ早く薬を受け取りたい」と思っている方がいます。
そのような患者さんには、要点だけを簡潔に伝えつつ、安心できる一言を添えることが大切です。
ここでは、短時間でも効果的に説明できる切り出しフレーズと会話例を紹介します。
ケース1:処方内容に変更がない場合



何か気になることがあれば、次回また教えてくださいね。」
👉 変更がないときは、確認+フォローの一言だけで十分です。
ケース2:新しい薬が追加されたが、患者さんが急いでいる場合

飲み方だけ簡単にお伝えしてもよろしいですか?」


副作用で下痢が出やすいですが、軽い場合は様子を見て、強ければ中止してご相談ください。
それだけ覚えていただければ大丈夫です。」
👉 急いでいる患者さんには、「飲み方」+「重大副作用のみ」に絞って説明するのが鉄則です。
ケース3:患者さんが「説明は不要」と言った場合

ただし副作用などで気になることがあれば、すぐに薬局までご連絡ください。」
👉 「不要」と言われた場合も、連絡先とフォロー体制を必ず伝えるのがポイントです。
無口な患者さんへの切り出しスクリプト集
無口な患者さんとの服薬指導では「反応が薄いから説明しにくい…」と感じることもあります。
しかし、少しずつ答えやすい質問を投げかけることで、必要な情報を引き出すことができます。
ここでは、会話が途切れないように工夫した切り出しフレーズを紹介します。
ケース1:継続薬の確認



👉 まず「はい」で答えられる質問をして、次に少し広げていくのがコツです。
ケース2:副作用の確認



何か少しでも違和感を感じたら、すぐに教えてくださいね。」
👉 無口な患者さんには「特にない」という返答も多いですが、安心感を与えるフォローで信頼関係が深まります。
ケース3:新規処方で反応が薄い患者さん



このお薬は朝食後に1錠です。」
👉 無口な患者さんには「説明」よりも「確認」形式で伝えるとスムーズに会話が進みます。
不安が強い患者さんへの切り出しスクリプト集
不安が強い患者さんは、説明の量・順序・言葉遣いで受け取り方が大きく変わります。
最初に共感を示し、「いま一番気になっていること」から扱うのがポイントです。
ここでは、共感のクッション言葉と、長めの会話例(ケース別)を紹介します。
最初のクッション言葉(共感・安心づくり)
- 「ご不安なお気持ち、よく分かります。まずはそこから一緒に整理しましょう。」
- 「大事なところだけに絞って、分かりやすくお伝えしますね。」
- 「もしご自宅で不安になったら、いつでもお電話ください。対応します。」
ケース1:副作用が怖くて飲み出せない

いま一番心配なのは、どんな点でしょう?」


食後にコップ1杯の水で飲むと和らぎます。
ふらつきが強い・じんましんが出るなどの時は、その日の分は中止して薬局にお電話ください。次の対応を一緒に決めましょう。」
👉 “頻度が高い副作用は予防策をセットで”“重い兆候は中止基準+連絡先を明確に”。これで不安の受け皿ができます。
ケース2:過去に副作用を経験し、再発を恐れている

当時はどんな症状が、飲んでからどれくらいで出ましたか?」


ただ、初回は日中のタイミングで飲んで様子を見ましょう。
発疹・息苦しさ・強い動悸などが出たら服用を中止し、すぐ連絡してください。」
👉 “過去経験の尊重”→“今回との違い”→“初回の安全策”→“受診/連絡目安”。この順番で安全感が高まります。
ケース3:がん薬物療法(経口抗がん薬)で不安が強い


38℃以上の発熱・息切れ・強いだるさは、その日の服用をやめて病院にご連絡ください。」
👉 情報は“チャンク(小分け)”にして先に目次提示。重篤兆候は赤字で視覚強調し、行動を一文で示す。
ケース4:妊娠の可能性・授乳での安全性が心配

まずはいつ妊娠の可能性があるか・授乳の頻度を教えてください。
その上で、いくつか選択肢をご提案します。」
- 服用時間を授乳直後に合わせる(乳汁中濃度が下がるタイミングを使う)
- 医師と相談の上、より安全性の高い代替薬へ変更
- 必要最小限の期間・用量で運用し、症状日誌を共有
👉 “状況の聴取→選択肢の提示→医師と三者連携”の流れで、患者さんの自己決定感が高まります。
ケース5:多剤併用で相互作用が心配(ポリファーマシー)


👉 不安が強い方には「優先順位づけ(危険度の高い所から)」が有効。チェック完了を短い言葉で可視化しましょう。
ケース6:向精神薬(睡眠薬・抗不安薬)への抵抗感が強い

今回は“眠りにつくまでの不安を和らげる”短時間作用のお薬です。
まずは数週間、最低限の量で様子をみて、必要に応じて見直す計画にしましょう。」
👉 レッテルの不安には“目的限定・期間限定・最小用量”を明言。安心の枠組みを作ります。
伝え方の工夫(不安軽減テク)
- 教えて→やってみて(Teach-back):「いまのポイントを20秒で復唱してみましょう。メモもOKです。」
- 数は“3つ”に絞る:注意点は最大3点まで。多いと不安が増します。
- 言い換え辞典:
・「副作用が多い」→「出やすい症状は決まっているので、対策が用意できます」
・「怖い薬」→「使い方のコツが大切なお薬」 - セーフティカード:連絡先・中止基準・受診目安をカード/シールで手渡し。
最後の締め(安全網の明確化)

状況に合わせて、主治医とも連携して最適な方法を一緒に考えます。」
小児(保護者対応)への切り出しスクリプト集
小児の服薬指導は、保護者の不安に寄り添いながら、安全に・確実に・嫌がらずに飲めることをゴールにします。
最初に体重・月齢・アレルギー歴・飲みやすさの課題を短時間で把握し、次に「調剤内容→飲ませ方→注意点→受診/連絡目安」を簡潔に伝えます。
最初のクッション言葉(共感+全体像提示)
- 「初めてのお薬でご不安ですよね。要点を3つに絞ってお話します。」
- 「体重と月齢に合わせて量が決まっていますので、まずそこを確認させてください。」
- 「飲みやすい工夫も一緒に考えましょう。無理はさせずに進めます。」
ケース1:抗菌薬シロップ(ドライシロップ)— 初めての服用

その条件で1回量が決まっていますので、ご安心ください。」


①少量の水で練ってペースト状→スプーンで口の奥へ。
②甘味OKなら少量のアイス/ゼリーで“追い飲み”。
③飲んだらすぐにお水。
最後に20秒で復唱(Teach-back)を一緒にやって、迷いをゼロにしましょう。」
👉 ドライシロップは「少量で練る→一気に→追い飲み」で成功率UP。混ぜ物は少量で(量が多いと嫌がります)。
ケース2:解熱鎮痛薬(アセトアミノフェン)— 発熱時の運用

目安は、元気がなく水分が取れない・眠れない時です。」


量は体重あたりの規定量で、次回まで○時間あけます。
ぐったり・水分がとれない・顔色が悪い・呼吸が早いときは受診の目安です。」
👉 「温度ではなく苦痛度」で説明すると、むやみな連用を防げます。投与間隔・最大回数を必ず確認。
ケース3:吸入(気管支喘息/クループ)— デバイス指導

60秒で一緒に練習して、上手くいくコツを押さえましょう。」


①振る→装着→マスクで密着
②1プッシュ→6~10回ゆっくり呼吸(泣いていてもOK)
③終わったらうがい/口ゆすぎ
寝かしつけ直前やテレビに集中している時が成功しやすいです。」
👉 “密着・ゆっくり複数回呼吸・後うがい”を赤字で。保護者の安心感が上がります。
ケース4:整腸剤・吐き気止め— 嘔吐が続く時の使い分け

整腸剤は少量の水で、吐き気止めは医師の指示どおりのタイミングで使います。」


迷ったらお電話ください。」
ケース5:粉薬(散剤)— “むせる/こぼす”問題の対処

量は耳かき一杯分の水でペースト→頬の内側へ塗る→少しの水で流し込み、が成功しやすいです。」
👉 ストローやスポイトの使い分け、少量・短時間・一気にがキーワード。甘味への混和は“少量に留める”。
ケース6:アレルギー歴・既往(卵/ピーナッツ/薬物)— 初回投与時の不安

異変時は服用中止→連絡してください。」
👉 初回は“日中・観察・連絡”。保護者が行動をイメージできるよう短文命令形で。
Teach-back(復唱)テンプレ
- 「1回量と回数、次までの時間を15秒で復唱してみてください。」
- 「飲みたがらない時の第一手・第二手は何でしたか?」
- 「受診や連絡の赤旗サインは何でしたか?」
保護者が安心する“最後の一言”

状況に合わせて主治医とも連携して、お子さんに合う方法を一緒に選びます。」
高齢者・ポリファーマシーへの切り出しスクリプト集
高齢者では、薬の数が増えるほど副作用や相互作用、服薬エラーが増えます。
最初に“安全に飲めているか”の確認から入り、次に「数を減らせる可能性・重複・飲み合わせ」を一緒に整理する流れがスムーズです。
最初のクッション言葉(安心→目的提示)
- 「お薬が多いと大変ですよね。今日は安全に続けられるかを一緒に点検しましょう。」
- 「飲み合わせや重複がないか、お薬手帳と現物で確認してもいいですか?」
- 「無理に増やしたりはしません。減らせる所があれば医師と相談しましょう。」
ケース1:ふらつき・転倒歴あり(降圧薬・睡眠薬併用)

夜の眠剤と血圧の薬の組み合わせは、朝の立ち上がり時に注意が必要です。」


可能なら眠剤の量や種類の見直しを、次回診察で先生に相談しましょう。要点をメモしますね。」
👉 転倒リスクでは「起立性低血圧」「鎮静薬」を先に点検。生活動作の工夫+受診での相談項目を短く提示。
ケース2:腎機能低下が疑われる(頻尿・むくみ・食欲低下)

腎臓の働きで量や間隔を調整する薬がいくつかあります。お薬手帳を一緒に確認させてください。」

👉 「腎機能に応じた用量調整」は高齢者の基本。利尿薬・抗菌薬・糖尿病薬・一部心不全薬は特に確認。
ケース3:抗コリン作用で口渇・便秘・尿閉気味(花粉薬+頻尿薬)

花粉のお薬と頻尿のお薬は、同じ方向の副作用が重なりやすいです。」


花粉薬の切替え候補もメモしますね。」
👉 高齢者では抗コリン負荷の可視化が有効。同方向副作用の“合算”を伝えると腑に落ちます。
ケース4:血液サラサラ薬(抗凝固/抗血小板)とOTC・サプリ併用

組み合わせによっては出血しやすくなることがあります。」


鎮痛剤はまずはアセトアミノフェン系を検討しましょう。
飲んでいる市販品は、お薬手帳にメモして共有しませんか?」
👉 抗凝固療法中はOTC/サプリの聴取が必須。赤旗サイン・代替案・共有の三点セットで。
ケース5:重複処方・PRN乱用(頓用薬の取り違え)

同じ日に両方はNGなので、ラベルに“先にA→効かなければB”と貼ってお渡ししますね。」
👉 PRNは階段ルールの一目で分かる指示が有効。家族と共有を。
ケース6:飲み忘れ・飲み間違い(独居、高齢者夫婦)

一包化・朝夕トレー・服薬カレンダー・見守り電話などの方法があります。
明日からの運用を20秒で一緒に決めましょう。」
👉 できるだけ患者さんの生活動線に馴染む支援を選ぶ(玄関・食卓・テレビ横など)。
ケース7:認知機能低下・家族同伴(代理服薬管理)

私たちは一包化と大文字ラベル、家族はチェック表で役割分担しましょう。」
👉 家族の負担軽減には「固定化・見える化・役割分担」。過負担サインがあれば地域資源(訪看・ケアマネ)と連携。
ミニチェックリスト(立ち話でOK)
- ①転倒:最近つまずき/立ちくらみは?
- ②排便・排尿:便秘/尿が出にくい/夜間頻尿?
- ③食欲・体重:やせ/むくみ/口渇?
- ④OTC/サプリ:定期的に何か飲んでいる?
- ⑤飲み忘れ:週に何回?対策ツールは?
Teach-back(復唱)テンプレ
- 「転倒を防ぐために今日からやることを2つだけ教えてください。」
- 「頓用薬はどちらを先に使いますか?」
- 「市販薬・サプリのメモの場所はどこにしますか?」
最後の締め(安心網)

OTC・サプリ併用(相互作用)への切り出しスクリプト集
処方薬に加えて、市販薬やサプリメントを日常的に使う患者さんは珍しくありません。
しかし、「飲み合わせ」や「重複成分」で効果の過不足や副作用が起きることがあります。
本章では、実際の窓口で使える“切り出しの型”と、頻出ケースの長めスクリプトを紹介します。
最初のクッション言葉(棚卸しの合図)
- 「今日のお薬に加えて、市販のお薬・サプリは何か使われていますか?小袋や写真でも大丈夫です。」
- 「念のため、成分の重なりや飲み合わせを一緒に点検させてください。増やしたりはしません。」
- 「困った時に『これだけは避けて』という指針を作りますね。」
ケース1:抗凝固/抗血小板薬 × NSAIDs・EPA/DHA・にんにく/生姜サプリ

痛み止めはまずアセトアミノフェンで様子見、サプリは量と目的を確認し、必要なら中止や減量を検討しましょう。」


鎮痛はアセトアミノフェン優先、EPA/DHAは医師と相談のうえ用量を絞る方針にしましょう。」
ケース2:SSRI/SNRI/三環系 × NSAIDs/ロキソニン(消化管出血)

まずはアセトアミノフェン、やむを得ずNSAIDsなら最短・最少量で、胃の症状に注意しましょう。」
ケース3:セントジョーンズワート(SJW)× 経口避妊薬・免疫抑制薬・CYP3A4基質

併用は避け、中止→代替サプリや非薬物ケアをご提案します。」
ケース4:グレープフルーツ・ざくろジュース × Ca拮抗薬/一部スタチン/ベンゾ

これらの飲料は完全に避けるのが安心です。代わりにリンゴ/麦茶などを選びましょう。」
ケース5:鉄・カルシウム・マグネシウム × レボチロキシン/ニューキノロン/ビスホスホネート

レボチロキシンは4時間、ニューキノロンは2~6時間、ビスホスホネートは起床後すぐ単独で水のみ、を守りましょう。」
ケース6:ビタミンK多い食品/サプリ × ワルファリン

『避ける』ではなく、“毎日同じくらい”を心がけましょう。新しい青汁等は医師に相談を。」
ケース7:カフェイン多量 × テオフィリン/一部向精神薬

コーヒー/エナジードリンクの量を見直し、夕方以降は控えめにしましょう。」
ケース8:プロバイオティクス × 抗菌薬(タイミング問題)

終了後も1~2週間は継続すると整えやすいです。」
“その場で使える”重複・相互作用チェック質問
- 「痛み止めは同じ成分を含む製品を重ねていませんか?」(総アセトアミノフェン量の把握)
- 「眠気が出る成分とお酒を同時にとっていませんか?」
- 「新しく始めた青汁/ハーブ/粉末飲料はありますか?」
- 「健康診断・採血前のサプリ一時中止の指示は受けていますか?」
Teach-back(復唱)テンプレ
- 「今日から避ける組み合わせを2つ教えてください。」
- 「鉄・カルシウムとお薬の間隔は何時間でしたか?」
- 「痛み止めはどれを優先して使いますか?」
最後の締め(連絡導線と記録)

迷ったら薬局へお電話ください。購入前の事前相談も歓迎です。」
剤形別の切り出しスクリプト集(抗菌薬・ステロイド・吸入・貼付剤・点眼点鼻点耳・坐薬・OD/舌下錠 ほか)
剤形の特性を冒頭で短く強調すると、患者さんが要点をつかみやすくなります。
本章では各剤形の「最初のひと言」「やりがちミスの予防」「Teach-backテンプレ」をセットでご紹介します。
1. 経口抗菌薬(錠/カプセル/ドライシロップ)

今日は飲み方と、途中で元気になった時の続け方を確認しましょう。」
- やりがちミス:“よくなったら自己判断で中止”/飲み忘れの二重服用。
- 対策:飲み忘れは気づいた時に1回分のみ。次回と重ならないよう調整。
- Teach-back:「いつまで飲みますか?飲み忘れたらどうしますか?」
2. ステロイド外用(軟膏・クリーム・ローション)

- やりがちミス:怖くて塗布量不足/自己減量。
- 対策:症状で強度を使い分け、目標期間を合意。保湿は先?後?→医師指示に合わせる(一般に保湿→ステロイド順のケースが多い)。
- Teach-back:「今日塗る部位と回数、1FTUは何枚分でしたか?」
3. 吸入薬(MDI/DPI/ネブライザー)

- やりがちミス:吸気が速すぎ(MDI)/遅すぎ(DPI)/うがい忘れ(ICS)。
- 対策:MDIはゆっくり深く、DPIは素早く力強く。ICS後はうがい/口ゆすぎ。
- Teach-back:「MDI/DPIそれぞれの吸い方の違いを10秒で説明してみてください。」
4. 貼付剤(鎮痛・循環器・向精神など)

汗を拭いてから、毛が少ない部位に。貼り替え間隔も確認しましょう。」
- やりがちミス:同部位連用で皮膚障害/貼付忘れ・重ね貼り。
- 対策:カレンダーやスマホで貼替えアラーム。剥がれたら新しいのを貼り、次回は元の時間に戻す。
- Teach-back:「今日の貼付開始時間と次の貼替えはいつ?貼る場所はどうしますか?」
5. 点眼・点鼻・点耳

先に水性→後に懸濁/油性が目安です。」
- やりがちミス:点眼直後に瞬き連発/チューブ先が皮膚接触。
- 対策:下まぶたポケットへ1滴、目頭を1分軽く押さえる(鼻涙管閉鎖)。鼻は頭を少し下げて外側壁へ噴霧。耳は大人で上後方へ牽引。
- Teach-back:「点眼の順番と間隔、鼻への向きはどちらでしたか?」
6. 坐薬(解熱・鎮痛・止吐 など)

挿入後はお尻を少し押さえて1~2分。」
- やりがちミス:溶けてからの挿入/半分に割る位置ミス。
- 対策:体温で柔らかい時は冷蔵へ。分割は溝に沿って(製品指示優先)。
- Teach-back:「向き・姿勢・押さえる時間を教えてください。」
7. OD錠(口腔内崩壊)・舌下錠

舌下錠は水なし・噛まない・飲み下さないが鉄則です。」
- やりがちミス:舌下錠を水で流す/OD錠を完全に溶かしてから飲む。
- 対策:ODは“崩れ始めたら水で流す”を徹底。舌下は完全溶解まで待機。
- Teach-back:「ODと舌下の“水”の使い方の違いを10秒で。」
8. 皮下注自己注射(糖尿病・生物学的製剤 等)— 注射後の自己管理に触れる切り出し

お腹・太もも等で部位ローテーションをしましょう。」
- やりがちミス:毎回同じ部位/空打ち忘れ/廃棄手順不明。
- 対策:チェックリストカードを同封。廃棄は薬局へ相談。
- Teach-back:「今日の部位、穿刺前後の確認、針の廃棄方法は?」
9. 経皮吸収型ニトログリセリン/硝酸薬(貼付/スプレー)

立ちくらみに注意して、座って使用するのが安全です。」
- やりがちミス:発作時に貼付で対応/立位で舌下して転倒。
- 対策:携帯場所を固定、使用手順をカード化。
- Teach-back:「発作時の第一手・第二手、何分待って次はどうしますか?」
10. 経皮鎮痛貼付(テープ・パップ)— 入浴・剥離の相談が多い場合

かぶれたら場所を変え、必要に応じて保護剤も検討しましょう。」
- やりがちミス:濡れた皮膚へ貼付/同一部位の連用。
- Teach-back:「入浴との順番、剥がした後に気をつけることを教えてください。」
11. 貼り薬の“重ね貼り”“枚数ズレ”リスクを一言で防ぐ

家族が見える場所に“今日の貼付場所”メモを。」
12. 粉砕・一包化の相談があった時の切り出し

可否を確認して、代替や剤形変更の候補を先生に相談しましょう。」
- やりがちミス:徐放・腸溶を粉砕/吸入粉末の混和。
- Teach-back:「粉砕できない薬の代表例と、次にとる行動は?」
13. 外用貼付“冷却/温感”と鎮痛の違いをスマートに伝える

痛みが強い時は有効成分入り貼付剤を検討しましょう。」
- Teach-back:「冷感/温感と治療成分の違いを一言で説明してみてください。」
14. “これだけ言えば外さない”剤形別・最初の一言テンプレ
- 抗菌薬:「飲み切りが一番。飲み忘れ時は?」
- ステロイド外用:「1FTUと部位、期間を決めましょう。」
- 吸入:「手技=効き目。今ここで一緒に確認。」
- 貼付剤:「貼る場所を毎回ずらす・貼替え間隔チェック。」
- 点眼鼻耳:「順番と5分間隔。」
- 坐薬:「向きと押さえる1~2分。」
- OD/舌下:「水の使い方が真逆。」
15. まとめ(剤形別カンタン指導カードのすすめ)

Teach-backとセットで、指導の質が均一化します。」
症例・ロールプレイ総集編(難易度別)
ここまでの「切り出し方」パターンを、実際の窓口ロールプレイ形式でまとめます。
難易度を3段階に分け、新人→中堅→ベテランの薬剤師が直面する典型シーンを想定しました。
初級(新人向け)ケース:新規処方の高血圧薬



最後に、飲み方を10秒で教えてもらえますか?」
👉 初級は「飲み方・副作用・再確認」の3点セット。患者の説明を待ちすぎないことが大事。
中級(中堅向け)ケース:多剤併用+OTCサプリ併用の高齢者



鎮痛剤はアセトアミノフェンを優先、青汁は毎日一定量を守りましょう。
新しく始めるものは必ずご相談ください。」
👉 中級は「情報の棚卸し→リスクの見える化→生活運用ルール化」がポイント。
上級(ベテラン向け)ケース:不安強め+服薬拒否気味の小児保護者



その後にアイスやゼリーで“追い飲み”。
飲んだ後は水をすぐに。
どうしてもダメなときは薬局に電話を。先生と代替を一緒に考えます。」
👉 上級は「不安受容→行動の具体化→安心網提示」。短時間で共感+実践力が試されます。
まとめ:難易度別の服薬指導スクリプト活用法
- 初級=定型確認とTeach-back(迷いを残さない)
- 中級=情報の棚卸し・ルール化(生活に落とし込む)
- 上級=不安を受け止め、安心網を示す(信頼を築く)
この流れを意識すれば、どんな患者さんでも「切り出しに迷わない」服薬指導が可能になります。
まとめ:切り出しに迷わない薬剤師へ


そして“連絡してOK”の一言が、安心感につながる、と。」
現場で役立つ“赤字ポイント”再掲
- 新規処方:「何を・いつ・どう飲む」→重大副作用は最小限&対応策セット
- 継続処方:体調変化・飲み忘れ・副作用の3点スクリーニング
- 用量/用法変更:“以前との違い”を冒頭で明示(回数・量・剤形)
- 忙しい患者:要点のみ+フォロー導線(電話・次回)
- 無口:Yes/No → 具体化で会話の足場づくり
- 不安強い:共感→事実→選択肢→安全網
- 小児:体重・月齢・混和量は“最小”、保護者へTeach-back
- 高齢/ポリファーマシー:転倒・抗コリン・腎機能・重複を優先チェック
- OTC/サプリ併用:棚卸し→相互作用の見える化→代替→記録
- 剤形別:吸入は手技=効き目、貼付は貼替間隔と部位ローテ、点眼は順番・5分間隔
導入を強くするミニテンプレ(5秒で言える)
- 「安心して使えるよう、最初に要点だけお伝えしますね」
- 「念のため、前回と違う点だけ確認します」
- 「短く済ませます。疑問は後で電話もOKです」
カウンターに貼っておくと便利:
①患者タイプ ②最初の一言 ③赤字ポイント ④Teach-back文
の4項目だけの“切り出しミニメモ”を作るとブレません。
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よくある質問(FAQ)
Q. 服薬指導の切り出しは毎回同じでいいですか?
A. 基本の型はあっても、患者さんのタイプに応じて柔軟に変えることが大切です。
無口な方には「はい/いいえ」で答えられる質問から、不安の強い方には「安心網」を先に提示するなど調整しましょう。
Q. 忙しい患者さんに、最低限伝えるべきことは?
A. 「飲み方」「重大副作用の赤旗」「受診の目安」の3点です。
詳細はカードや冊子にまとめて渡し、“20秒で要点”+“資料で補足”の流れにするとスムーズです。
Q. 高齢者で飲み忘れが多い場合、どこまで介入すべきですか?
A. 本人だけでなく、家族・地域資源(訪看・ケアマネ)も含めた支援が必要です。
薬局でできるのは「一包化」「カレンダー・トレー」「アラーム」の提案まで。
それ以上の管理は地域連携を活用しましょう。
Q. 小児への服薬指導で保護者が不安すぎるときは?
A. 「やり方の工夫」+「失敗しても大丈夫、次の手段がある」という安心感を伝えましょう。
さらに“困ったら薬局に電話”と必ず言葉にすることで、心理的な負担が和らぎます。
Q. OTCやサプリの併用はどこまで聞くべきですか?
A. 原則はすべて確認です。特に鎮痛剤・胃薬・サプリ(青汁・EPA・セントジョーンズワートなど)は頻出。
お薬手帳に記録して共有する習慣づけが大切です。
参考文献
- 厚生労働省「患者のための薬局ビジョン」最終報告書(2015年) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000098080.html (最終確認日:2025-10-03)
- 日本薬剤師会「服薬情報提供指針」改訂第3版(2021年) https://www.nichiyaku.or.jp/ (最終確認日:2025-10-03)
- 日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2023」ライフサイエンス出版(2023年版) ISBN: 978-4898017997
- 日本糖尿病学会 編「糖尿病治療ガイド2024-2025」文光堂(2024年版) ISBN: 978-4830647969
- 日本小児科学会「小児感染症診療ガイドライン2023」診断と治療社(2023年版)
- WHO. “Medication Without Harm – Global Patient Safety Challenge on Medication Safety.” Geneva: WHO, 2017. https://www.who.int/publications/i/item/WHO-HIS-SDS-2017.6 (最終確認日:2025-10-03)
- FDA. “Medication Guides” U.S. Food and Drug Administration. https://www.fda.gov/drugs/drug-safety-and-availability/medication-guides (最終確認日:2025-10-03)
- PMDA「医薬品医療機器総合機構 添付文書検索」https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuSearch/ (最終確認日:2025-10-03)



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よくある質問
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