

年末年始(おおむね12月下旬〜1月上旬)は、外来診療が休診になる医療機関が増え、薬局の営業時間も短縮・休業が重なりやすい時期です。そのため、検索でよく見かけるのが「年末年始 病院 やってない 薬どうする」という切実な悩み。
この記事では、薬局薬剤師の視点から、“今すぐ困っている人が、現実的に動ける手順”を、できるだけわかりやすく丁寧に解説します。医療機関が閉まっている状況でも、相談窓口・受診先の探し方・薬が足りないときの優先順位・やってはいけないこと・事前の備えまで、網羅的にまとめました。
※本記事は一般的な情報提供であり、個別の診断や処方の代替ではありません。症状が重い、急激に悪化している、命に関わる可能性がある場合は、ためらわず救急要請(119)を優先してください。
- 年末年始に「薬が足りない」問題が起きやすい理由
- まず最初にやること:危険サイン(救急受診・119)の見分け
- 年末年始「病院やってない」時に使える受診先の探し方
- 薬が足りないとき:まず“何の薬か”で緊急度が変わる
- 「薬局がやってない」時に使えるルート:現実的な選択肢5つ
- 絶対に避けたいNG行動
- 薬が足りないときに役立つ「情報の集め方」:5分でできる整理術
- 市販薬(OTC)で“つなぐ”ときの考え方:安全に使う3原則
- 電話相談・受診・薬局で「うまく伝える」テンプレ
- 連休中の「薬の保管・持ち運び」注意点(帰省・旅行・外出)
- 状況別:あなたが今やるべき最短ルート(フローチャート風)
- 実践例:年末年始によくある3ケースを“薬剤師目線”で解きほぐす
- 年末年始に備える:薬が切れないための“前倒し”チェックリスト
- まとめ:年末年始に薬で困ったら「緊急度→相談→検索→情報提示」の順
- よくある質問(FAQ)
- 参考文献(最終確認日:2025-12-30)
- 薬剤師向け転職サービスの比較と特徴まとめ
年末年始に「薬が足りない」問題が起きやすい理由

- 外来診療の休診が連続しやすい:かかりつけが長期休診だと、処方箋そのものが発行されません。
- 薬局も輪番・短縮営業:開いている薬局が限られ、混雑しやすくなります。
- 在庫が読みにくい:連休中は物流・メーカー対応も通常より遅く、薬局在庫が偏ることがあります(特に特殊剤形・後発品・在宅関連)。
- 体調不良が増える:寒さ、感染症流行、生活リズムの乱れ、帰省・旅行による疲れで受診ニーズが増えます。
結論から言うと、年末年始の困りごとは「気合」では解決しません。大事なのは、“緊急度で分けて、使える窓口を順番に使う”ことです。
まず最初にやること:危険サイン(救急受診・119)の見分け

次のような症状がある場合は、薬の確保よりも救急対応(119)や救急外来の受診を優先してください。
- 強い息苦しさ、会話ができない、唇が紫、呼吸が明らかにおかしい
- 意識がもうろう、呼びかけに反応しない、けいれんが続く
- 突然の片側麻痺、ろれつが回らない、激しい頭痛(脳卒中疑い)
- 胸の強い痛み・締め付け、冷汗(心筋梗塞疑い)
- 激しいアレルギー症状(全身じんましん+息苦しさ/顔や喉の腫れ)
- 大出血、黒色便・吐血、強い腹痛が続く
- 乳幼児でぐったり、顔色が悪い、哺乳できない、高熱+反応が悪い
「救急車を呼ぶほどか迷う…」という時は、相談窓口が役立ちます。
- #7119:救急車を呼ぶべきか、受診すべきか迷った時の電話相談(実施エリアあり)。厚労省の案内ページも参照できます。
- #8000:子どもの急な症状について、小児科医・看護師に相談できる電話相談。厚労省の事業ページに都道府県別の実施状況が掲載されています。
また、消防庁の全国版救急受診アプリ(救急受診ガイド)「Q助」も、緊急度の判断を補助する目的で提供されています。
年末年始「病院やってない」時に使える受診先の探し方

① 医療情報ネット(ナビイ)で「休日夜間対応医療機関」を探す
厚生労働省が案内する「医療情報ネット(ナビイ)」では、場所や日時から、現在診療中・休日夜間対応の医療機関を検索できます。
コツ:
- 「休日夜間対応医療機関」を選び、現在地または住所・駅で検索
- 診療科(内科・小児科など)を絞る
- 電話して「今から受診できるか」「受付終了時刻」を確認してから向かう
② 自治体・医師会の当番医情報を使う
地域によっては自治体や医師会が、休日当番医・夜間診療の案内窓口を運用しています。例として東京都医師会は、都内の医療機関案内サービス等を紹介しています。
③ 「電話相談→受診案内」の流れを使う
#7119(実施地域)では、症状を聞いたうえで受診の必要性や受診先の案内が行われます。
薬が足りないとき:まず“何の薬か”で緊急度が変わる

薬が足りない時は、焦って“全部一気に”ではなく、優先順位をつけて動くのが安全です。
| 優先度 | 例 | 不足すると起こりやすいこと(一般的) | おすすめ行動 |
|---|---|---|---|
| 最優先 | インスリン、抗てんかん薬、抗凝固薬(例:ワルファリン/DOAC)、副腎皮質ステロイドの長期内服、抗不整脈薬 など | 血糖悪化、発作再発、血栓/出血リスク、急な体調悪化 | 当日中に相談・受診先確保(#7119/休日夜間医療機関/救急外来) |
| 高 | 降圧薬、喘息の吸入薬、抗菌薬(処方途中)、心不全治療薬 など | 血圧上昇、発作、治療失敗 | 翌日までに確保できるよう動く(当番医・休日診療、薬局の休日対応) |
| 中〜低 | ビタミン剤、整腸剤、頓用の軽い鎮痛薬、保湿剤 など | 不快症状が増える程度のことが多い | 通常営業日に相談でも可。ただし症状次第で例外あり |
※同じ薬でも、あなたの病状や服用目的によって重要度は変わります。迷ったら、薬剤師・医療者に確認しましょう。
「薬局がやってない」時に使えるルート:現実的な選択肢5つ

ルート1:医療情報ネット(ナビイ)で「開いている薬局」を探す
医療情報ネット(ナビイ)は医療機関だけでなく、薬局も検索できます。「急いで探す(薬局)」や条件検索を使うと、現在開店中の薬局を場所から探せます。
ルート2:地域薬剤師会の「夜間・休日当番薬局」リストを見る
都道府県・地域薬剤師会が、夜間・休日の医薬品提供体制(当番薬局・輪番)を公開していることがあります。厚労省のページでは、都道府県ごとのリンクが整理されている例があります。
例:東京都薬剤師会「夜間・休日の医薬品提供体制リスト」
ルート3:休日夜間の医療機関(当番医・救急外来)で処方箋をもらい、対応薬局へ
薬が足りない理由が「処方箋がない」場合は、まず医療機関側の確保が必要です。休日夜間の医療機関で診察を受け、処方箋を発行してもらい、開いている薬局(または院内薬局)へ持参します。
ルート4:電話相談(#7119/#8000)で受診の要否・受診先を整理する
「そもそも受診が必要か」「救急外来に行くべきか」を、相談窓口で整理すると、無駄な移動を減らせます。
ルート5:薬剤情報をまとめて提示し、スムーズに話を通す(お薬手帳・電子添文)
年末年始の救急外来や当番薬局では、初めての医療者が対応することが多くなります。そこで役立つのがお薬手帳や薬剤情報の提示です。厚労省は電子版お薬手帳の案内を行い、PMDAの一般向け情報へアクセスできる仕組みも紹介しています。
「薬の名前・用量・いつから飲んでいるか」「アレルギー」「腎機能など注意点」が共有できると、重複投与や相互作用のリスクを下げやすくなります。
絶対に避けたいNG行動

- 他人の薬をもらって飲む:同じ症状に見えても原因が違います。禁忌やアレルギーのリスクも。
- 残薬を勝手に増減・中止:特にステロイド、抗てんかん薬、抗凝固薬などは危険。減量・中止の手順が必要な薬があります。
- 複数の市販薬を“成分かぶり”で併用:総合感冒薬+鎮痛薬でアセトアミノフェン過量、抗ヒスタミン重複など。
- アルコールで流し込む:眠気増強、肝機能負担、相互作用。
- ネットの断片情報だけで「同じ薬」を探して個人輸入:品質・真贋・法規の問題が大きく、推奨できません。
薬が足りないときに役立つ「情報の集め方」:5分でできる整理術

年末年始の医療は、どうしても「初めて会う医療者」「初めて行く医療機関」が増えます。そこで重要なのが、“薬に関する情報を短時間で伝える”こと。以下のチェック項目をスマホのメモでもいいので整理しておくと、受診や調剤がスムーズになります。
| 項目 | 例 | なぜ重要? |
|---|---|---|
| 薬の名前 | アムロジピン、メトホルミン、吸入薬名 など | 同効薬の重複や相互作用を避ける基礎情報 |
| 用量・回数 | 5mg 1日1回、食後、就寝前 など | 処方量の調整・安全性確認に必須 |
| 目的(病名) | 高血圧、糖尿病、てんかん、喘息 など | 薬の優先順位と中断リスクを判断 |
| いつから? | 3年前から、先月開始 など | 副作用の見極め・継続性の判断材料 |
| アレルギー/副作用歴 | 薬疹、喘息悪化、アナフィラキシー など | 命に関わる事故を防ぐ |
| 腎機能・肝機能の注意 | 腎機能低下、透析、肝障害 など | 用量調整が必要な薬が多い |
紙のお薬手帳があればベストですが、ない場合でも「薬袋」「処方内容がわかる写真」「電子版お薬手帳」など、代替手段があります。電子版お薬手帳からPMDAの一般向け情報へアクセスできる仕組みも整備されています。
市販薬(OTC)で“つなぐ”ときの考え方:安全に使う3原則

年末年始はドラッグストアが開いていることも多く、市販薬で対処したくなる場面があります。ですが、市販薬は“万能な代替”ではありません。安全に使うための原則は次の3つです。
- 目的を1つに絞る:総合感冒薬を“なんとなく”で選ぶと、成分過剰や眠気などが起きやすい。
- 成分の重複を避ける:複数製品で同じ鎮痛成分・抗ヒスタミンなどが重なりやすい。
- 持病・妊娠授乳・年齢で禁忌がある:高血圧、前立腺肥大、緑内障、腎障害などは特に注意。
「どう選べばいいか分からない」時は、薬剤師がいる時間帯に相談するのが安全です。年末年始は薬剤師の配置時間が変則になる店舗もあるので、店頭表示や電話で確認しましょう。
症状別:市販薬で対応しやすい例と注意点(目安)
| 症状 | 市販薬で対応しやすい例 | 注意点(代表例) | 受診を急ぐサイン |
|---|---|---|---|
| 軽い頭痛・発熱 | 解熱鎮痛薬(単剤) | 肝障害、胃潰瘍、喘息、妊娠などで適否が変わる | 意識障害、強い頭痛、脱水、3日以上の高熱 |
| 鼻水・くしゃみ | 抗ヒスタミン成分など | 眠気、運転注意。前立腺肥大・緑内障などで注意 | 呼吸苦、喘鳴、顔面浮腫、強いアレルギー症状 |
| 胃痛・胸やけ | 制酸薬、H2ブロッカー等 | 黒色便・吐血があれば自己判断NG | 吐血、黒色便、強い腹痛、冷汗 |
| 下痢 | 整腸剤(症状による) | 高熱・血便・強い腹痛は止痢薬の自己判断に注意 | 血便、高熱、強い腹痛、脱水 |
ここに書いたのは“目安”です。実際には基礎疾患や服薬内容で変わります。特に、抗凝固薬、免疫抑制薬、てんかん薬、インスリンなどを使っている人は、自己判断を小さくして、相談を大きくしてください。
電話相談・受診・薬局で「うまく伝える」テンプレ

年末年始は電話が混雑しやすいです(#7119も同様)。一度の通話で要点が伝わるよう、短いテンプレを用意しておくと役立ちます。
【相談したいこと】薬が足りない/症状がある(どちらが主?)
【本人】年齢: 性別: 体重(子ども):
【症状】いつから: 熱: 呼吸: 意識: 痛み:
【持病】高血圧/糖尿病/喘息/てんかん/腎臓病 など
【薬】薬名: 用量: 残り: 最後に飲んだ時間:
【アレルギー】あり/なし(内容)
【希望】受診の要否、受診先、今夜どうするか
医療者側は「緊急度」「受診先」「必要な処方」の順で考えます。テンプレに沿って話すと、判断が早くなります。
連休中の「薬の保管・持ち運び」注意点(帰省・旅行・外出)

- 薬は“日数+予備”:帰省や旅行は遅延もあるので、1〜2日分の余裕を。
- 分散保管:全部を1つのバッグに入れると、紛失=全損。最低2か所に分ける。
- 温度管理:インスリンなどは高温・凍結を避ける。車内放置はNG。
- 湿気対策:粉薬・OD錠・貼付剤は湿気に弱いことがある。元の包装で保管。
- 薬剤情報も一緒に:お薬手帳、薬袋、処方内容写真をセットで。
電子版お薬手帳やPMDAの情報にアクセスできる仕組みは、外出先で情報を共有するときにも役立ちます。
状況別:あなたが今やるべき最短ルート(フローチャート風)

- 命に関わる危険サインがある?
→ はい:119または救急外来
→ いいえ:次へ - 救急か迷う?
→ 大人:#7119(実施地域)
→ 子ども:#8000
→ つながらない/非実施:自治体窓口・Q助も活用 - 薬が足りない理由は?
- 処方箋がない(医師の診察が必要)→ 医療情報ネットで休日夜間対応の医療機関を探す
- 処方箋はあるが薬局が閉まっている → 医療情報ネットで開いている薬局を探す
- 手元の情報がなく薬名がわからない → お薬手帳/電子版を提示。PMDAの情報も参照
- 不足しそうな薬は最優先薬?
→ はい:当日中に受診先・薬局確保
→ いいえ:翌日〜通常営業日で調整。ただし症状悪化なら前倒し
実践例:年末年始によくある3ケースを“薬剤師目線”で解きほぐす

ケース1:高血圧の薬があと1日分。かかりつけが1月4日まで休診
状況整理:降圧薬は“急に切れたら即危険”というより、血圧が上がりやすくなるタイプが多い一方、心不全や腎機能、脳血管疾患の既往などで重要度が上がります。
薬剤師の実践的提案:
- まずは家庭血圧を確認(上がり方が強いなら前倒し)
- 「何の薬が・何mgが・いつから」を整理(お薬手帳が役立つ)
- 休日夜間対応の医療機関を医療情報ネットで探し、受診可能か電話確認
- 処方箋をもらったら、開いている薬局へ(ナビイで薬局検索)
注意:自己判断で半量にするなどは避け、医療者に相談。特にβ遮断薬などは急な中止で症状が悪化することがあります(個別判断)。
ケース2:子どもが夜に高熱。解熱剤がもうない
優先順位:子どもの場合は、症状の見極めが難しいことが多いので、#8000がとても有用です。
- #8000で「受診が必要か」「家庭での対処」「受診先」を相談
- 危険サイン(ぐったり、呼吸が苦しい、けいれん等)があれば救急対応
- 受診が必要なら、休日夜間対応の小児科・救急を探す(医療情報ネットなど)
市販の解熱鎮痛薬は成分や用量が重要です。年齢・体重によって適正量が変わります。わからない場合は、薬剤師または医療者に確認してください。
ケース3:喘息の吸入薬が切れそう。連休で仕事も移動も多い
喘息は、吸入薬(発作止め/予防薬)の種類によって緊急度が変わります。発作が増えている、夜間の咳が悪化している、ピークフロー低下などがあれば早めの受診が安全です。
- 「どの吸入器を、いつ、どれだけ使ったか」を記録
- #7119で受診の要否を相談(実施地域)
- 受診先を確保したら、薬局をナビイ等で探す
年末年始に備える:薬が切れないための“前倒し”チェックリスト

- 連休前に残薬日数を数える(最低でも7〜10日前)
- 受診・処方が必要な薬(慢性疾患・吸入・注射など)を優先して前倒し
- お薬手帳を1冊にまとめる(複数冊は情報分断の原因)
- 電子版お薬手帳や薬剤情報(YJコード等)を使える状態にする
- 旅行・帰省時は、薬を「日数+予備」で携行し、分散保管(機内持ち込み/バッグ分け)
- インスリンなど温度管理が必要な薬は保管方法を確認
- かかりつけ薬局の年末年始営業時間を事前確認
まとめ:年末年始に薬で困ったら「緊急度→相談→検索→情報提示」の順

- 危険サインがあれば、迷わず救急(119)
- 迷うときは #7119(大人・実施地域)/#8000(子ども)
- 受診先は「医療情報ネット(ナビイ)」の休日夜間対応検索が便利
- 薬局もナビイや地域薬剤師会の当番薬局リストで探す
- お薬手帳・電子版で薬剤情報を提示し、スムーズに安全な処方へ
よくある質問(FAQ)
Q. #7119 は全国どこでも使えますか?
#7119 は「救急安心センター事業」として一部地域で実施されており、実施エリアは拡大・全国普及が進められています。お住まいの地域での実施状況は、厚労省や消防庁の案内から確認できます。
Q. #8000 はいつでもつながりますか?
#8000 は全国統一の短縮番号ですが、実施時間帯は都道府県で異なります。厚労省のページに都道府県別の連絡先と時間帯が掲載されています。
Q. 処方箋がないと薬局で薬はもらえませんか?
処方薬(医療用医薬品)は原則として医師等の処方箋が必要です。年末年始は休日夜間対応の医療機関で診察を受け、処方箋を発行してもらう流れが基本になります。受診先は医療情報ネット(ナビイ)などで探せます。
Q. お薬手帳がないと困りますか?
必須ではありませんが、年末年始の初めての医療機関・薬局では、薬剤情報の共有が安全性に直結します。紙のお薬手帳だけでなく、電子版お薬手帳やPMDAの一般向け情報へのアクセスも活用できます。
Q. 市販薬でつなぐのはアリですか?
症状が軽く、短期間の対処として市販薬が役立つ場面はあります。ただし、持病の薬と成分が重複したり、眠気・血圧・腎機能などに影響することもあります。不安がある場合は薬剤師に相談し、自己判断での多剤併用は避けてください。
Q. 年末年始の「開いている薬局」はどう探すのが確実?
全国的には医療情報ネット(ナビイ)の薬局検索が使えます。地域によっては薬剤師会の夜間・休日当番薬局リストが整備されていることもあります。
参考文献(最終確認日:2025-12-30)
- 厚生労働省
大人の症状は♯7119
- 総務省消防庁
救急安心センター事業(♯7119)ってナニ?
- 厚生労働省
子ども医療電話相談事業(♯8000)について
- 厚生労働省
医療情報ネット(ナビイ)|休日夜間対応医療機関検索
- 厚生労働省
医療情報ネット(ナビイ)|急いで探す(薬局)
- 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)
添付文書の電子化について
- 厚生労働省
電子版お薬手帳について
- 総務省消防庁
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薬剤師向け転職サービスの比較と特徴まとめ


今日は、特徴をわかりやすく整理しつつ、読んでくださる方が自分の働き方を見つめ直しやすいようにまとめていきましょう。
働く中で、ふと立ち止まる瞬間は誰にでもあります
薬剤師として日々働いていると、忙しさの中で気持ちに余裕が少なくなり、
「最近ちょっと疲れているかも…」と感じる瞬間が出てくることがあります。
- 店舗からの連絡に、少し身構えてしまう
- 休憩中も頭の中が業務のことでいっぱいになっている
- 気づけば仕事中心の生活になっている
こうした感覚は、必ずしも「今の職場が嫌い」というわけではなく、
「これからの働き方を考えてもよいタイミングかもしれない」というサインであることもあります。
無理に変える必要はありませんが、少し気持ちが揺れたときに情報を整理しておくと、
自分に合った選択肢を考えるきっかけになることがあります。
薬剤師向け転職サービスの比較表
ここでは、薬剤師向けの主な転職サービスについて、それぞれの特徴を簡潔に整理しました。
各サービスの特徴(概要)
ここからは、上記のサービスごとに特徴をもう少しだけ詳しく整理していきます。ご自身の希望と照らし合わせる際の参考にしてください。
・薬剤師向けの転職支援サービスとして、調剤薬局やドラッグストアなどの求人を扱っています。
・面談を通じて、これまでの経験や今後の希望を整理しながら話ができる点が特徴です。
・「まずは話を聞いてみたい」「自分の考えを整理したい」という方にとって、利用しやすいスタイルと言えます。
・全国の薬局・病院・ドラッグストアなど、幅広い求人を取り扱っています。
・エリアごとの求人状況を比較しやすく、通勤圏や希望地域に合わせて探したいときに役立ちます。
・「家から通いやすい範囲で、いくつか選択肢を見比べたい」という方に向いているサービスです。
・調剤薬局の求人を多く扱い、条件の調整や個別相談に力を入れているスタイルです。
・勤務時間、休日日数、年収など、具体的な条件について相談しながら進めたい人に利用されています。
・「働き方や条件面にしっかりこだわりたい」方が、検討の材料として使いやすいサービスです。
・調剤系の求人を取り扱う転職支援サービスです。
・職場の雰囲気や体制など、求人票だけではわかりにくい情報を把握している場合があります。
・「長く働けそうな職場かどうか、雰囲気も含めて知りたい」という方が検討しやすいサービスです。
・薬剤師に特化した職業紹介サービスで、調剤薬局・病院・ドラッグストアなど幅広い求人を扱っています。
・公開されていない求人(非公開求人)を扱っていることもあり、選択肢を広げたい場面で役立ちます。
・「いろいろな可能性を見比べてから考えたい」という方に合いやすいサービスです。
・調剤薬局を中心に薬剤師向け求人を取り扱うサービスです。
・研修やフォロー体制など、就業後を見据えたサポートにも取り組んでいる点が特徴です。
・「現場でのスキルや知識も高めながら働きたい」という方が検討しやすいサービスです。
気持ちが揺れるときは、自分を見つめ直すきっかけになります
働き方について「このままでいいのかな」と考える瞬間は、誰にでも訪れます。
それは決して悪いことではなく、自分の今とこれからを整理するための大切なサインになることもあります。
転職サービスの利用は、何かをすぐに決めるためだけではなく、
「今の働き方」と「他の選択肢」を比較しながら考えるための手段として活用することもできます。
情報を知っておくだけでも、
「いざというときに動ける」という安心感につながる場合があります。


「転職するかどうかを決める前に、まずは情報を知っておくだけでも十分ですよ」ってお伝えしたいです。
自分に合う働き方を考える材料が増えるだけでも、少し気持ちがラクになることがありますよね。
無理に何かを変える必要はありませんが、
「自分にはどんな可能性があるのか」を知っておくことは、将来の安心につながることがあります。
気になるサービスがあれば、詳細を確認しながら、ご自身のペースで検討してみてください。



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