


- 前書き:この記事のスタンス(大事)
- 本文:タリージェとリリカの「同じところ/違うところ」を最短で俯瞰
- 比較①:効能・効果の違い(ここが一番“ズレ”やすい)
- 比較②:用法・用量の考え方(「増やし方」が違う)
- 比較③:腎機能低下時の用量調整(両方とも重要。ただし“設計”が違う)
- 比較④:眠気・めまい・運転(どちらも“運転NG”が基本)
- 比較⑤:副作用プロファイル(“似ている”けど、添付文書の並びから違いが見える)
- 比較⑥:中止・減量(離脱症状の書き方)
- 比較⑦:剤形(ODがある/ない、服薬の現実)
- 症例・実践:服薬指導での「説明の型」
- まとめ:タリージェの特徴と、リリカとの違い(要点だけ再整理)
- よくある質問(FAQ)
- 参考文献(最終確認日:2026-02-06)
- 薬剤師向け転職サービスの比較と特徴まとめ
前書き:この記事のスタンス(大事)
この記事は、医療用医薬品の添付文書(主にPMDA掲載PDF)に基づいて、タリージェとリリカの違いを「薬剤師の服薬指導に使えるレベル」で整理することを目的とした比較記事です。
個別の治療選択(どちらが良い/切替の可否など)は、痛みの原因・腎機能・併用薬・副作用歴などで変わります。自己判断での増減・中止はしないで、処方医・薬剤師に相談してください。

本文:タリージェとリリカの「同じところ/違うところ」を最短で俯瞰
まず共通点:どちらも「Caチャネルα2δリガンド」
タリージェ(ミロガバリン)も、リリカ(プレガバリン)も、電位依存性カルシウムチャネルのα2δサブユニットに結合するタイプの鎮痛薬として位置づけられます(神経障害性疼痛領域での位置づけはガイドラインでも整理されています)。
ただし、この記事で大事にしたいのは「分類が同じ=同じ薬」ではない、という点。
効能・用量設計・注意事項・相互作用の書かれ方に、比較できる“差”が明確にあります。

比較①:効能・効果の違い(ここが一番“ズレ”やすい)
| 項目 | タリージェ(ミロガバリン) | リリカ(プレガバリン) |
|---|---|---|
| 効能・効果 | 神経障害性疼痛 | 神経障害性疼痛/線維筋痛症に伴う疼痛 |
| ポイント | 神経障害性疼痛に特化 | 線維筋痛症にも適応(診断は国際基準に基づき慎重に、と記載) |
タリージェ添付文書の効能は「神経障害性疼痛」です。
一方リリカは、効能に「線維筋痛症に伴う疼痛」が含まれ、さらに「線維筋痛症の診断は国際的基準に基づき慎重に…確定診断された場合にのみ投与」と注意書きがあります。

患者さん向けには、
- タリージェ:神経が傷んで起こる痛み(神経障害性疼痛)を狙う薬
- リリカ:神経障害性疼痛に加えて、線維筋痛症に伴う痛みにも適応がある薬
と、まず“的”を合わせる説明が安全です。
比較②:用法・用量の考え方(「増やし方」が違う)
タリージェ:1回量を5mgずつ、週単位で漸増(1日2回が基本)
タリージェは、通常成人で初期:1回5mgを1日2回、その後1回量を5mgずつ、1週間以上間隔をあけて増やし、1回15mgを1日2回へ(年齢・症状で1回10〜15mgの範囲で調整)と記載されています。
リリカ:1日量150mgから開始し、1週間以上かけて300mgへ(上限が分かりやすい)
リリカは、神経障害性疼痛で初期:1日150mgを1日2回に分割し、1週間以上かけて1日300mgまで漸増。1日最高600mg(線維筋痛症は維持量300〜450mg、最高450mg)と、上限が明確に書かれています。

タリージェは「1回量ベース(5→10→15mgを1日2回)」
リリカは「1日量ベース(150→300→…mg/日)」ってイメージがつくと混乱しにくいよ。
比較③:腎機能低下時の用量調整(両方とも重要。ただし“設計”が違う)
両薬剤とも、腎排泄が重要で、添付文書にクレアチニンクリアランス(CLcr)を指標にした調整が明記されています。腎機能の確認は必須です。
タリージェ(CLcrで「回数」も変わるのが特徴)
タリージェは腎機能障害の程度により、1日2回→1日1回へと投与回数自体が変わる設計があります(重度:1回2.5mgを1日1回から、推奨用量1回7.5mgを1日1回など)。
リリカ(CLcrごとに「1日量の幅」と「透析後補充用量」まで表で提示)
リリカはCLcr別に、初期用量・維持量・最高投与量が表で細かく提示され、さらに血液透析後の補充用量まで記載されています。

比較④:眠気・めまい・運転(どちらも“運転NG”が基本)
タリージェ:めまい・傾眠・意識消失 → 危険作業に従事させない
タリージェ添付文書には、めまい、傾眠、意識消失等が起こり得るため、自動車運転等の危険作業に従事させないよう注意、と記載があります。
リリカ:事故に至った例の記載もあり、運転禁止の説明がより強く伝わる
リリカでも同様に、めまい・傾眠・意識消失により自動車事故に至った例があるとして、危険作業に従事させない注意が記載されています。
服薬指導の一言テンプレ(例):
- 「飲み始めや増量時は特に、眠気・ふらつきが出ることがあります。運転や高所作業は避けてください。」
- 「日中の眠気が強い・転びそう・意識が飛ぶ感じがある時は、我慢せず早めに連絡してください。」
比較⑤:副作用プロファイル(“似ている”けど、添付文書の並びから違いが見える)
共通で目立つ:めまい/眠気/浮腫/体重増加
タリージェの副作用一覧でも、精神神経系の傾眠・浮動性めまい、その他として浮腫や体重増加などが記載されています。
リリカでも副作用表に浮腫、検査項目として体重増加が記載され、さらに臨床試験で末梢性浮腫・体重増加が一定頻度で見られた旨が書かれています。

むくみ・体重増加が起こることがある、増えてきたら相談、って形が安全だよ。
リリカで特徴的に押さえたい:心不全・肺水腫、薬物依存(市販後報告)、自殺念慮/企図のリスク情報
リリカ添付文書では、重大な副作用として心不全や肺水腫が挙げられています。
また、海外の抗てんかん薬のプラセボ対照試験の検討として、自殺念慮・自殺企図のリスクが約2倍とされる情報が記載され、さらに依存の症例が市販後に報告と書かれています。
タリージェで特徴的に押さえたい:相互作用に「プロベネシド/シメチジン」など濃度上昇が具体的に書かれている
タリージェの相互作用(併用注意)には、プロベネシドやシメチジンで血中濃度が上昇し得ること、またロラゼパムやアルコールで注意力・平衡機能低下が増強し得る旨が記載されています。
比較⑥:中止・減量(離脱症状の書き方)
リリカ:中止は「少なくとも1週間以上かけて徐々に減量」と明確
リリカは、投与中止時に不眠、悪心、頭痛、下痢、不安、多汗などの離脱症状があり得るため、少なくとも1週間以上かけて徐々に減量と明確に記載されています。
タリージェ:副作用一覧に「離脱症候群」が記載
タリージェは副作用一覧の中に離脱症候群が含まれています(急な中止は避け、医師の指示で調整する説明が実務上重要)。

指導の要点はこれです:
「自己判断で急にやめない」。やめるときは「減らし方」を処方医と相談。
比較⑦:剤形(ODがある/ない、服薬の現実)
タリージェは錠剤に加えOD錠(口腔内崩壊錠)があり、添付文書にOD錠の服用注意(寝たまま水なしで服用させない等)も記載があります。
リリカもOD錠があり、カプセルとOD錠の規格が添付文書に整理されています。
症例・実践:服薬指導での「説明の型」

ケース1:初回導入(タリージェ)—「増量スケジュール」と「転倒予防」
患者背景(例):帯状疱疹後のピリピリ痛。夜に強い。高齢でふらつきが心配。
説明例
- 「この薬は、神経が過敏になって起こる痛みに使います(痛み止めでもタイプが違います)。」
- 「最初は少なめから始めて、1週間以上あけて少しずつ増やす設計です(効果と副作用のバランスを見ます)。」
- 「飲み始めや増量のタイミングで、眠気・ふらつき・一瞬意識が遠のくことがあり得ます。転びやすいので夜間の移動は照明をつけるなど工夫してください。」
ケース2:初回導入(リリカ)—「中止は徐々に」を最初から刷り込む
患者背景(例):糖尿病性神経障害のしびれ痛。仕事で車の運転あり。
説明例
- 「この薬は眠気・めまいが出ることがあり、運転中に事故に至った例も報告されています。飲み始めは特に運転を避けてください。」
- 「やめる時は、少なくとも1週間以上かけて徐々に減らします。急に止めると不眠や不安などが出ることがあります。」
- 「むくみや体重増加が出ることがあります。靴下の跡が強い、体重が増え続けるなどがあれば相談してください。」
ケース3:腎機能が低い患者—「CLcrで用量が変わる」ことを“患者語”に翻訳
患者説明の言い換え例
- 「この薬は腎臓から出ていくタイプなので、腎臓の数値に合わせて量や回数を調整します。」
- 「『薬が効きすぎる』と眠気やふらつきが強く出やすいので、最初は少なめから様子を見ます。」
まとめ:タリージェの特徴と、リリカとの違い(要点だけ再整理)
- 効能:タリージェは神経障害性疼痛に特化。リリカは神経障害性疼痛+線維筋痛症。
- 用量設計:タリージェは1回量を5mgずつ週単位で漸増(1日2回が基本)。リリカは1日量150→300mg…と日量中心。
- 腎機能:両方ともCLcrで調整。タリージェは重度で1日1回など回数も変わる。リリカは透析後補充用量まで表に明記。
- 運転:どちらも運転・危険作業は避ける説明が必須。
- 副作用:眠気・めまい・浮腫・体重増加は共通に注意。リリカは心不全/肺水腫、依存(市販後報告)、自殺念慮/企図リスク情報などの記載も確認。

よくある質問(FAQ)
Q. タリージェとリリカ、どっちが「強い」んですか?
添付文書は「強さランキング」を示す資料ではありません。両薬剤は同系統ですが、適応(効能)や用量設計、注意事項が異なるため、患者さんの病態・腎機能・副作用の出方で向き不向きが変わります。
Q. 眠気が心配。運転はいつからOK?
どちらも、めまい・傾眠・意識消失等があり得るため、添付文書では危険作業に従事させない注意があります。
実務的には、開始直後・増量直後は避ける、眠気やふらつきが出たら運転しない、で説明し、個別判断は処方医と相談が安全です。
Q. むくみ・体重増加が出たらどうする?
両薬剤とも、浮腫や体重増加が副作用として記載されています。
「すぐ中止」ではなく、症状の程度(急激な体重増加、息切れ、靴下痕が強い等)を早めに相談するのが現実的です。特にリリカは心不全/肺水腫の記載があるため、息苦しさなどは早めの受診勧奨が重要です。
Q. やめたい時は、スパッとやめていい?
リリカは急な中止で離脱症状が出ることがあり、少なくとも1週間以上かけて徐々に減量と明記されています。
タリージェでも離脱症候群が副作用として挙げられており、自己判断の中止は避け、減量計画を医師と相談してください。
Q. タリージェの相互作用で特に気をつけるものは?
添付文書上、タリージェはプロベネシドやシメチジンで血中濃度が上昇し得ること、またロラゼパムや飲酒で注意力・平衡機能低下が増強し得ることが記載されています。
参考文献(最終確認日:2026-02-06)
- タリージェ錠/OD錠 添付文書(PMDA)
- リリカカプセル/OD錠 添付文書(PINS / JAPIC)
- タリージェ 適正使用ガイド(安全性編)(PMDA RMP資材)
- 神経障害性疼痛薬物療法ガイドライン 改訂第2版(日本ペインクリニック学会)
- 慢性疼痛治療ガイドライン(厚生労働省掲載PDF)
- 線維筋痛症診療ガイドライン2017(Mindsガイドラインライブラリ)
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薬剤師向け転職サービスの比較と特徴まとめ


今日は、特徴をわかりやすく整理しつつ、読んでくださる方が自分の働き方を見つめ直しやすいようにまとめていきましょう。
働く中で、ふと立ち止まる瞬間は誰にでもあります
薬剤師として日々働いていると、忙しさの中で気持ちに余裕が少なくなり、
「最近ちょっと疲れているかも…」と感じる瞬間が出てくることがあります。
- 店舗からの連絡に、少し身構えてしまう
- 休憩中も頭の中が業務のことでいっぱいになっている
- 気づけば仕事中心の生活になっている
こうした感覚は、必ずしも「今の職場が嫌い」というわけではなく、
「これからの働き方を考えてもよいタイミングかもしれない」というサインであることもあります。
無理に変える必要はありませんが、少し気持ちが揺れたときに情報を整理しておくと、
自分に合った選択肢を考えるきっかけになることがあります。
薬剤師向け転職サービスの比較表
ここでは、薬剤師向けの主な転職サービスについて、それぞれの特徴を簡潔に整理しました。
各サービスの特徴(概要)
ここからは、上記のサービスごとに特徴をもう少しだけ詳しく整理していきます。ご自身の希望と照らし合わせる際の参考にしてください。
・薬剤師向けの転職支援サービスとして、調剤薬局やドラッグストアなどの求人を扱っています。
・面談を通じて、これまでの経験や今後の希望を整理しながら話ができる点が特徴です。
・「まずは話を聞いてみたい」「自分の考えを整理したい」という方にとって、利用しやすいスタイルと言えます。
・全国の薬局・病院・ドラッグストアなど、幅広い求人を取り扱っています。
・エリアごとの求人状況を比較しやすく、通勤圏や希望地域に合わせて探したいときに役立ちます。
・「家から通いやすい範囲で、いくつか選択肢を見比べたい」という方に向いているサービスです。
・調剤薬局の求人を多く扱い、条件の調整や個別相談に力を入れているスタイルです。
・勤務時間、休日日数、年収など、具体的な条件について相談しながら進めたい人に利用されています。
・「働き方や条件面にしっかりこだわりたい」方が、検討の材料として使いやすいサービスです。
・調剤系の求人を取り扱う転職支援サービスです。
・職場の雰囲気や体制など、求人票だけではわかりにくい情報を把握している場合があります。
・「長く働けそうな職場かどうか、雰囲気も含めて知りたい」という方が検討しやすいサービスです。
・薬剤師に特化した職業紹介サービスで、調剤薬局・病院・ドラッグストアなど幅広い求人を扱っています。
・公開されていない求人(非公開求人)を扱っていることもあり、選択肢を広げたい場面で役立ちます。
・「いろいろな可能性を見比べてから考えたい」という方に合いやすいサービスです。
・調剤薬局を中心に薬剤師向け求人を取り扱うサービスです。
・研修やフォロー体制など、就業後を見据えたサポートにも取り組んでいる点が特徴です。
・「現場でのスキルや知識も高めながら働きたい」という方が検討しやすいサービスです。
気持ちが揺れるときは、自分を見つめ直すきっかけになります
働き方について「このままでいいのかな」と考える瞬間は、誰にでも訪れます。
それは決して悪いことではなく、自分の今とこれからを整理するための大切なサインになることもあります。
転職サービスの利用は、何かをすぐに決めるためだけではなく、
「今の働き方」と「他の選択肢」を比較しながら考えるための手段として活用することもできます。
情報を知っておくだけでも、
「いざというときに動ける」という安心感につながる場合があります。


「転職するかどうかを決める前に、まずは情報を知っておくだけでも十分ですよ」ってお伝えしたいです。
自分に合う働き方を考える材料が増えるだけでも、少し気持ちがラクになることがありますよね。
無理に何かを変える必要はありませんが、
「自分にはどんな可能性があるのか」を知っておくことは、将来の安心につながることがあります。
気になるサービスがあれば、詳細を確認しながら、ご自身のペースで検討してみてください。


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