


- 重複投薬・相互作用等防止加算をもっと取るには?
- 重複投薬・相互作用等防止加算の基本的な要件とは?
- なぜ加算が進まないの?薬局現場でのよくある課題
- 重複投薬・相互作用等防止加算を増やすための具体的な工夫は?
- 医師のミスが点数につながるってこと?
- 患者さんにこう聞かれたら?:加算についての説明例
- 次回受診日までの日数が足りていないときは?
重複投薬・相互作用等防止加算をもっと取るには?
地域支援体制加算(Ⅰ~Ⅳ)の取得には、一定数以上の加算実績が必要です。
その中でも「重複投薬・相互作用等防止加算」は、比較的算定可能なケースが多く、かつ薬局の安全管理機能をアピールできる大切な加算です。
とはいえ、「疑義照会をかけるべきか迷う」「記録が面倒」「医師と関係悪くしたくない」といった理由から、思うように算定が進まない現場も多いのが実情。
そこでこの記事では、重複投薬・相互作用等防止加算を増やすための現実的な取り組み方を、薬局現場の視点でわかりやすく解説します。
加算取得に向けて、すぐに活用できる工夫をぜひ取り入れてみてください。
重複投薬・相互作用等防止加算の基本的な要件とは?
この加算は、単に「疑義照会をした」だけでは算定できません。以下の条件をすべて満たす必要があります。
- 薬剤服用歴やお薬手帳等から、重複投薬・相互作用・副作用歴・残薬などを確認
- 疑義照会を実施し、医師の同意により処方内容が変更された場合に限り算定可能
- 1処方箋につき1回のみ算定(複数箇所あっても加算は1件)
- 薬歴・レセプト摘要欄に「変更理由や照会内容」を必ず記載
特に服薬日数延長・用法用量調整・同種同効薬の切替など、処方医にとっても業務負担が少ない軽微な修正が加算対象になることを、薬局スタッフ全体で理解しておくことが重要です。

なぜ加算が進まないの?薬局現場でのよくある課題
理屈上は算定しやすいはずのこの加算。しかし、実際の薬局現場では次のような問題点が立ちはだかります。
- 疑義照会に対する心理的ハードル(医師との関係や緊張感)
- 記録の煩雑さ(薬歴+レセプト摘要への記載負担)
- そもそも対象事例を見落としている
- 疑義照会しても「処方が変更されない」ケースが多い
このような障壁をクリアしながら、現場で確実に加算を積み重ねていくにはどうすればいいのか?次のセクションで、具体的な施策を詳しく紹介していきます!

重複投薬・相互作用等防止加算を増やすための具体的な工夫は?
薬局現場で加算件数を増やすには、日々の業務の中にちょっとした工夫を組み込むことが重要です。ここでは、実際に多くの薬局で成果が出ている取り組みを紹介します。
① 疑義照会のチャンスを見落とさない体制づくり
疑義照会の対象になり得る処方のパターンをあらかじめ共有・可視化し、スタッフ全員で情報を持つことが大切です。
- 同成分・同効薬の併用(例:ロキソプロフェン+イブプロフェン)
- 併用禁忌・注意薬剤の組み合わせ(例:クラリス+テオドール)
- 服用日数延長の依頼(例:14日→30日)
- 副作用歴のある薬剤が再処方されたケース
- 生活習慣薬の重複(例:アムロジピンとニフェジピン)
このような事例はテンプレート化して薬局内で一覧化することで、気付きやすくなります。
② 疑義照会テンプレートを使って記録を時短
電子薬歴に定型文テンプレートを導入しておくと、疑義照会後の記録作業が圧倒的に楽になります。
例)
【疑義照会内容】重複投薬の疑い:アムロジピンとバルニジピンの併用 【医師指示】バルニジピン中止 【変更理由】同効薬の併用による過剰降圧リスクを医師に伝達し、処方変更 【加算】重複投薬・相互作用等防止加算 40点算定
また、レセプト摘要にも「重複投薬・処方変更・医師同意」などのキーワードを簡潔に記載しておきましょう。
③ 初回ヒアリングで“きっかけ”を見つける
患者からの情報が宝の山であることを忘れずに、初回対応時に副作用歴・市販薬使用・飲み残し・以前の中止薬などを丁寧に確認します。
これにより、将来的に処方変更に繋がるポイントを事前に見つけることができ、自然な形で疑義照会に結びつきます。
④ 医師との信頼構築と“連携力”を強化
ただの電話ではなく、患者の安全を守るための報告として疑義照会を行う姿勢が重要です。
医師と顔の見える関係ができていれば、軽微な変更もスムーズに進みやすく、加算対象となる処方変更を得やすくなります。

医師のミスが点数につながるってこと?
いいえ、決してそうではありません。加算は「医師のミス」ではなく、「薬剤師の専門的判断と介入」に対して認められるものです。
以下のようなケースが加算対象になります:
- 併用注意の薬剤が処方されていた → 薬剤師が確認し、医師が了承して変更
- 副作用歴のある薬剤が再処方された → 薬剤師が指摘し、安全な薬剤に変更
- 残薬が多く、新たに処方すると過剰になる → 医師が処方内容を調整
いずれも、患者さんの安全確保が主目的であり、薬剤師の専門的な観察と判断があって初めて成立する行為です。
つまり、加算は医師の「誤り」そのものに対する報酬ではなく、薬剤師の介入によって処方内容が改善されたという“価値”に対して与えられるのです。

患者さんにこう聞かれたら?:加算についての説明例
「医師のミスなのに、なんで自分の支払いが増えるの?おかしくない?」
こんな時には、責任転嫁にならず、信頼感を損ねずに以下のようにご説明すると効果的です。
ご説明例:
「おっしゃる通り、今回のような確認が必要になったことは残念なことかもしれません。ただ、この加算は“ミスの責任”というよりは、薬剤師が患者さんの安全のために処方内容を確認・調整して、実際に内容を変更したことに対して認められている仕組みなんです。
もしそのままお渡ししていたら、副作用や効果の不具合につながった可能性もあるため、安全に治療を受けていただくための取り組みの一環とご理解いただけると幸いです。」
加えて、以下のような補足も安心感を与えます:
- この加算は全国共通の制度である
- 点数はごく限られた場合にしか算定できない(処方変更必須)
- 実は「自己負担額の増加」は数十円~百円程度に過ぎない(1割負担なら40円〜)

次回受診日までの日数が足りていないときは?
処方された日数と次回受診予定日が合っていない場合も、疑義照会の対象となり、処方変更があれば加算算定が可能です。
たとえば、本日から14日分の処方なのに、次の通院は30日後というケース。これは「服薬日数不足」による処方変更の典型例です。
対応の流れ
- 患者から受診予定日をヒアリング
- 医師に疑義照会し、処方日数延長を依頼
- 医師が変更した場合は加算算定(40点)
記録例(薬歴・レセプト摘要)
【疑義照会内容】日数不足の可能性:本日より14日分処方だが、次回受診は30日後予定 【医師指示】30日分に変更 【変更理由】患者の通院予定に合わせた服薬継続のため 【加算】重複投薬・相互作用等防止加算 40点

重複投薬・相互作用等防止加算の具体例一覧
以下は、加算算定が可能な代表的なケースです。「これも対象になるの?」という見落としがちなケースも含めてご紹介します。
状況 | 具体的内容 | 加算可能な理由 |
---|---|---|
重複投薬 | ロキソプロフェン+イブプロフェン | NSAIDsの同効薬併用により、胃腸障害などのリスク上昇 |
相互作用 | クラリス+テオフィリン | 血中濃度上昇の危険あり。医師に報告し処方変更 |
副作用歴のある薬剤 | 過去にじんましん歴のあるARBを再処方 | 副作用再発の可能性があるため、別薬剤へ変更 |
服薬日数不足 | 14日分処方+次回受診30日後 | 患者都合に応じて日数延長→医師同意により加算 |
服薬指導中に誤処方判明 | 血糖薬が過量処方(2種類重複) | 低血糖リスクを防止するために処方修正 |
生活習慣薬の重複 | アムロジピン+ニフェジピン | 降圧薬の重複投与を医師に確認、片方中止 |
OTCとの重複 | 整腸剤と市販整腸剤の併用 | 腸内環境への影響や無効投与の懸念から提案 |
残薬過多 | 糖尿病薬が手元に60日分以上 | 中断リスク・自己調整の懸念から処方量を修正 |
患者要望による日数調整 | 高齢者の家族都合で通院困難→日数延長 | 実生活に配慮した処方変更による算定 |
初回処方での誤飲歴指摘 | 誤飲の恐れがあるカプセル→OD錠へ変更 | 服用のしやすさ改善による処方変更 |
このように、「疑義照会=ミスの修正」だけではなく、患者さんの安全・利便性を守るための変更すべてが対象になり得ます。

これは加算できない!重複投薬・相互作用等防止加算のNG集
実際の現場では「これって加算できるの?」という判断に迷うことも少なくありません。以下は加算が認められないケースの具体例です。
ケース | 理由 |
---|---|
疑義照会をしたが、処方が変更されなかった | 処方変更がない限り算定不可 |
薬剤師の判断で勝手に調剤を中止・変更した | 医師の同意を得ずに変更した場合は算定不可 |
残薬調整をしたが、医師に照会せず | 医師確認なしの残薬調整は加算対象外 |
患者が「もう薬いらない」と言っただけで中止 | 薬剤師判断で処方を止めた場合はNG |
併用薬の確認だけをして処方変更はなし | 確認のみで変更なしの場合は算定できない |
過去の副作用歴を記録しただけ | 記録のみでは対象外。処方内容の修正が必須 |
医師の口頭変更があったが薬歴に記録し忘れた | 薬歴およびレセプト摘要に記録がなければ加算不可 |
2件以上の疑義照会を1処方箋で実施 | 1処方箋につき加算は1回まで |
患者が勝手に薬を飲まなかった→報告した | 処方に変更がなければ加算対象外 |
服薬指導中に変更要望が出たが、後日変更 | 指導日と処方変更日が異なると算定できないことも |
「変更があったか」「記録があるか」「医師の同意を得たか」の3点セットを常にチェックして、正しく加算できるようにしましょう。

レセプト摘要コメントの短文テンプレート一覧
レセプト摘要欄には「疑義照会の結果、処方が変更されたこと」を簡潔に記載する必要があります。以下はそのまま使える短文テンプレート集です。
用途 | レセ摘要コメント |
---|---|
重複投薬 | 重複投薬疑義照会→処方変更 |
相互作用 | 併用注意薬照会→医師指示で変更 |
副作用歴 | 副作用歴指摘→薬剤変更 |
残薬調整 | 残薬過多照会→日数短縮 |
日数不足 | 受診間隔に伴う日数延長 |
高齢者の服薬困難 | 服用困難→OD錠へ変更 |
誤処方対応 | 過量投与指摘→処方修正 |
家族都合による変更 | 通院困難→日数延長照会 |
併用OTC | 市販薬との重複→処方調整 |
吸入薬の重複 | 同系統吸入薬併用→中止指示 |
いずれも「処方変更があったかどうか」を明確にすることがポイントです。

どうすれば重複投薬・相互作用等防止加算の算定率を上げられる?
加算を「無理なく、でも確実に」増やすためには、見逃しやすい“軽微な変更”を正しく拾い上げていく仕組みがポイントです。
① 「加算になる処方変更」の認識を全員で統一する
例えば以下のような処方変更も、立派な加算対象です:
- 1日2回→1日1回への用法変更
- 10日分→14日分への日数調整
- テープ剤→内服への変更(副作用や貼付困難による)
- 生活状況(旅行・在宅介護)による日数延長
「処方薬の数が変わらない」でもOK!変更の質が大切です。
② テンプレート・一覧表を導入して見逃さない
店舗で使える「加算対象事例チェック表」や「疑義照会テンプレ」を作成し、スタッフ全員がすぐ確認できるようにします。
- PDF一覧や紙資料をレジ付近や薬歴端末に常備
- 薬歴ソフトにテンプレを登録(例:「日数延長疑義」「相互作用疑義」)
③ 「処方に違和感がなくても、患者の声を拾う」
患者さんの一言が疑義照会につながることは非常に多いです。
- 「今回少なくない?」→ 日数不足
- 「前にこの薬でむくんだ」→ 副作用歴
- 「市販薬と同じ成分かも」→ OTCとの重複
全て加算対象になりうる貴重な“ヒント”です。
④ 処方元の“協力しやすい先生”を見極める
現実的には、疑義照会後に処方を柔軟に変更してくれる医師とのやり取りが加算率に大きく関わります。
- 過去に変更実績がある先生
- トレーシングレポートに丁寧に返信してくれる先生
医師の傾向を薬局全体で共有しておくと、戦略的な対応が可能になります。
⑤ 月1回、「加算できた事例」をチームで振り返る
実際に加算できた疑義照会のケースを共有し、「このパターンでもOKなんだ!」という認識を広げていくことが大切です。
たとえば:
- 日数変更で加算できた
- 湿布の追加で算定できた
- 用量調整で変更になった
⑥ 「算定できるけどしてない処方」も毎月集計する
レセプトコメント・薬歴を見返し、「これ、実は加算だったのでは?」という例を洗い出すと、次回から見逃さなくなります。

見落としやすい疑義照会の実例
用法の矛盾:1日3回服用の薬が朝食後のみ
- 処方内容:クラビット錠500mg 1錠 朝食後
- 介入内容:添付文書は1日1回だが、過去処方で1日3回との記録あり → 誤記の可能性あり照会
- 結果:医師より「朝1回に統一」で問題なし → 明確な指示に基づき処方訂正
- レセ摘要:用法確認照会→医師指示で訂正
注射薬の経口併用:ビタミンB12製剤の重複
- 処方内容:メチコバール錠+メチコバール注(週1回)
- 介入内容:経口薬と注射の同時併用は不要では?と医師に確認
- 結果:経口薬中止、注射のみに変更
- レセ摘要:ビタミンB12重複→経口中止
増量忘れ:インスリン投与単位の記載漏れ
- 処方内容:ランタス注 ソロスター 本数のみ記載(投与単位未記載)
- 介入内容:前回は10単位→今回の処方に記載なし → 医師に確認
- 結果:「10単位/日」で指示あり、処方箋修正
- レセ摘要:投与単位確認→指示で訂正
子供の体重変化による用量調整
- 処方内容:カルバマゼピン細粒を3ヶ月前と同じ量で処方
- 介入内容:体重が4kg増加しており、用量不足懸念 → 小児体重変化を医師へ報告
- 結果:体重に応じて増量
- レセ摘要:体重増加に伴う用量調整
ジェネリック薬に対する患者の不安
- 処方内容:リピトール錠→アトルバスタチン錠へ変更(処方箋上)
- 介入内容:患者が「以前副作用が出た」と不安を訴え → 医師へ連絡し先発品継続依頼
- 結果:リピトールに戻すよう処方修正
- レセ摘要:副作用懸念あり→先発継続
いずれも、患者の安全確保・適正使用・服薬継続性を目的とした介入であり、医師の同意を得て処方が変更された点が重要です。

「シップ、先生に言ったのに出てないんだけど…」で加算を取る方法と注意点
現場でよくある湿布の処方漏れ。このケースでも、薬剤師が適切に介入すれば重複投薬・相互作用等防止加算(40点)を算定できます。
🔍 加算が可能となる条件
- 患者の申告から薬剤師が処方漏れに気づいた
- 過去の処方歴や症状を踏まえて疼痛管理の継続が必要と判断
- 医師へ疑義照会し、医師の指示により湿布が追加
- 処方内容が書き換え・追記された
これらを満たせば、「薬剤師の介入による処方変更」として加算の対象になります。
📄 実際の事例
- 患者:「今回いつもの湿布が入ってない…」
- 薬剤師:継続使用が必要と判断し、医師に照会
- 医師:処方忘れと認め、21枚を追加処方
- 処方内容:変更あり(加算対象)
💬 レセプト摘要コメント例
疼痛継続のため湿布追加→医師指示で処方変更
⚠️ 重要な注意点
ケース | 加算の可否 | 理由 |
---|---|---|
処方ミスの訂正のみ(湿布の出し忘れ) | × | 単なる記載漏れは薬学的介入とは言えない |
患者希望で湿布追加、医師へ照会なし | × | 医師の同意がないため算定不可 |
疼痛管理目的で薬剤師が照会、処方追加 | ○ | 薬学的判断と医師の指示による処方変更あり |
併用薬との相互作用を確認し種類変更 | ○ | 安全性確保のための処方内容の修正 |
つまり、「湿布が漏れていた」だけでは不可、「薬剤師が安全性・継続性を考慮して医師と連携し処方が変わった」ならOKです。

まとめ
「重複投薬・相互作用等防止加算」は、薬剤師の介入によって処方内容が変更された場合に算定できる重要な加算です。
- 重複投薬・相互作用・副作用・残薬・日数不足など、意外と多くのケースが加算対象になる
- 疑義照会は処方変更があって初めて加算できる
- 薬歴とレセプト摘要に記録を残すのが必須
- テンプレ活用・ヒアリング徹底・チーム共有で加算機会を増やす
- 医師との信頼関係や患者への配慮が鍵
地域支援体制加算の取得・維持にも直結するため、日常業務に上手く組み込むことで薬局全体の価値向上にもつながります。
「安全性の確保」と「薬剤師の介入価値の証明」という観点からも、積極的に取り組む意義のある加算です。

クイズでおさらいしよう!
クイズ:重複投薬・相互作用等防止加算の通常点数は?
A. 10点
B. 20点
C. 40点
D. 60点
正解:C
通常の重複投薬・相互作用等防止加算は40点です。残薬整理に伴う変更のみの場合は20点となります。
クイズ:以下のうち、加算の対象とならないものは?
A. 用法が1日2回から1日1回に変更された
B. 相互作用を回避するために薬剤が変更された
C. 患者の希望で医師に確認せず薬を追加した
D. 副作用の既往により医師と相談し薬を変更した
正解:C
医師に確認せず薬を追加するのは加算対象外です。A・B・Dは薬剤師の介入と医師の了承を経て処方が変更されており、加算対象になります。
クイズ:加算算定の要件として最も重要なものは?
A. 処方箋の記載ミスを修正した
B. 患者が薬を欲しがったため変更した
C. 医師が処方を間違えていた
D. 薬剤師が安全性を考慮し提案して処方が変更された
正解:D
加算は薬剤師の薬学的な判断・介入があって初めて算定されるものです。記載ミスの訂正や患者希望のみでは算定要件を満たしません。
よくある質問
この加算で患者の支払いはどれくらい増えるの?
加算は40点または20点で、調剤報酬における1点=10円で計算されます。
例えば:
- 40点加算:
40点 × 10円 × 3割 = 120円 - 20点加算(残薬調整など):
20点 × 10円 × 3割 = 60円
※1割や2割負担の方はさらに少額です。患者の負担はあくまで「介入による処方変更」があった場合のみ発生します。
疑義照会をしたけど、処方が変わらなかったときは?
処方が変更されなければ加算対象にはなりません。疑義照会だけでは算定できず、「処方の具体的な変更」が必要です。
薬剤師の判断だけで薬を減らしても加算できる?
できません。必ず医師の同意・指示に基づいた変更でなければ算定できません。自己判断での調整は対象外です。
この加算って医師のミスを薬剤師が直してるってこと?
そうではありません。この加算は、薬剤師が患者の安全を守るために処方内容を確認・提案し、実際に医師と連携して変更が行われたことに対する正当な評価です。
どんなケースが対象になりやすいの?
以下のようなパターンがよくあります:
- 同効薬の重複(例:NSAIDs併用)
- 併用禁忌や相互作用(例:クラリス+テオフィリン)
- 服薬日数不足(次回受診日まで足りない)
- 副作用歴のある薬剤の再処方
- 患者要望で日数変更や剤形変更

参考文献
- 重複投薬・相互作用等防止加算 – MedPeer kakari
- 重複投薬・相互作用等防止加算算定要件まとめ(2024年度改定) – ナナファーマシスト
- 【2024年度改定版】重複投薬・相互作用等防止加算をわかりやすく解説
- 重複投薬・相互作用等防止加算とは?算定例やレセプト摘要欄 – 薬読
- 調剤管理料(重複投薬・相互作用等防止加算) – 管理薬剤師.com
- 令和6年度診療報酬改定の概要【調剤】 – 厚生労働省
- 別表第三 調剤報酬点数表 – 厚生労働省








\忙しい薬剤師でもOK!最短で合格を目指すならココ/
【呼吸療養認定士】吸入指導のエキスパートへ!

「吸入薬、うまく使えてないな…」という患者さん、多くないですか?
この資格があれば、吸入デバイス指導から生活指導まで、医師に一目置かれる存在に。
✅ 呼吸器疾患への薬物療法が体系的に理解できる
✅ COPDや喘息の服薬アドヒアランスに貢献
✅ 地域包括ケアでの活躍チャンス拡大!

【透析技術認定士】電解質・水分管理の知識が武器になる!

透析患者の処方、なんとなくで扱っていませんか?
この資格で「透析処方が読める薬剤師」になれます。
✅ 血液・腹膜透析の薬学的視点がしっかり学べる
✅ 高カリウム血症やP管理などのアセスメント力がアップ
✅ チーム医療の中で活躍の場が広がる!

【認知症ケア認定士】「ただの服薬指導」からの脱却!

認知症の方との会話に困ること、ありませんか?
この資格で「認知症に寄り添える薬剤師」になれます。
✅ BPSD(行動心理症状)への対応知識も学べる
✅ 在宅・施設での多職種連携がスムーズに
✅ ケアマネや家族からの信頼も高まる!

【糖尿病療養認定士】薬だけじゃない、生活まで支える力!

HbA1cばかり見ていませんか?
この資格があれば、「生活までアドバイスできる薬剤師」に。
✅ 食事・運動・インスリンまで包括的に学べる
✅ SMBG・インスリン注射の技術支援にも対応
✅ 外来・薬局・在宅、どの現場でも活躍できる!

悩んでいる時間がもったいない。今日から一歩踏み出そう!








コメント