否定せずに意見を言う方法とは?薬剤師が今日から使えるアサーション完全ガイド


- 否定せずに意見を言うとは?なぜ薬剤師に必要なの?
- アサーションって何?定義と非アサーティブとの違いは?
- 正式名称は何?どんなフレームワークがあるの?
- どんなフレーズが効果的?言い換え辞典を教えて!
- 薬局シーン別の実践スクリプトは?(患者・医師・同僚)
- NG→改善例を一覧で見たい?(ミスコミュニケーション対策)
- ロールプレイはどう進める?(トレーニング手順)
- よくある落とし穴は?どう避ける?
- 学習計画はどう立てる?1日15分のロードマップは?
- クイズで確認!
- よくある質問
- まとめ
- 参考文献
- 📖 おすすめリソース
- ファーマキャリアの特徴と強み
- ヤクジョブの特徴と強み
- ファルマスタッフの特徴と強み
- お仕事ラボの特徴と強み
- ファゲットの特徴と強みは?
- 「いきなり電話が来るのはちょっと…」
- 転職サイト比較表
- まとめ:まずは気軽に一歩だけ
否定せずに意見を言うとは?なぜ薬剤師に必要なの?
薬局では、患者さん、医師、看護師、同僚、介護スタッフなど、多職種・多様な価値観の人と協働します。
そこで重要なのが、相手を否定せずに、別の視点や提案を“追加”していく話し方です。
これにより、対立を避けつつ安全で効率的な医療を実現できます。特にチーム医療では、情報共有と合意形成が安全文化の基盤となり、日々の小さなコミュニケーションが医療安全に直結します。
- ポイント①: まず受け止める(共感・要約)→ その後に自分の意見を「一方で…」「加えて…」で添える。
- ポイント②: 主語を「私」にする(Iメッセージ)ことで、非難になりにくい。
- ポイント③: 具体的な提案(DESC法のS)と選択肢(C)で、会話を前に進める。

アサーションって何?定義と非アサーティブとの違いは?
アサーション(アサーティブ・コミュニケーション)は、自分の権利と相手の権利を同じように尊重しながら、誠実・率直・対等に伝えること。次の3タイプを区別して考えるとわかりやすいです。
- 攻撃的(Aggressive):相手を圧倒・否定。短期的には通るが、関係を損ないやすい。
- 受け身(Passive):自分を抑え込みがち。不満・疲弊・エラー報告の遅れにつながる。
- アサーティブ(Assertive):配慮と言語化のバランス。安全・信頼・効率を底上げ。
医療現場では、情報の非対称性や時間的制約から攻撃的・受け身に偏りがち。だからこそ、共通言語としてのアサーションが役立ちます。

正式名称は何?どんなフレームワークがあるの?
Iメッセージってなに?
「私は〜と感じます」「私は〜を心配しています」のように、主語を自分にする伝え方。非難語を避け、感情・要望・根拠を順に述べるのがコツです。
例:
❌「あなた、用法を守ってないですよ」 → ⭕「私は、飲み忘れが続くと効果が出にくくなるのが心配です。毎食後のタイミングに合わせる方法を一緒に考えませんか?」
DESC法ってどう使うの?
Describe(状況)→ Express(気持ち)→ Specify(提案)→ Choose/Consequences(合意・結果)の順に、丁寧に合意形成します。
- D:本日の血圧は上がっていて、服薬状況に抜けがありました。
- E:私も改善のお手伝いをしたい気持ちです。
- S:一包化と服薬カレンダーの併用をご提案します。
- C:まず2週間 試して、次回来局で効果と使い勝手を一緒に確認しませんか?
Yes, and…って何に効くの?
即興演劇の原則を会話に応用したもの。
相手の発言を受け止め(Yes)、自分の視点を「そして」で追加(And)。反射的な「No, but…」を避けるだけで、会話の空気が変わります。

どんなフレーズが効果的?言い換え辞典を教えて!
NG(対立を生む) | OK(アサーティブ) | 狙い |
---|---|---|
「でも、それは違います」 | 「確かに一理あります。一方で〜」 | 受け止め→追加 |
「無理です」 | 「その案は良いですね。代替案として〜」 | 代替提示 |
「間違ってます」 | 「私の経験ではこういうケースもありました」 | 主語を自分に |
「なんでやってないの?」 | 「どこがやりにくかったか、教えてもらえますか?」 | 原因探索 |
「それは規則です」 | 「安全のため、この手順が必要です。最短で済む方法を一緒に考えます」 | 目的の共有 |
- クッション言葉:「おっしゃる通りです」/「たしかに」/「一理あります」
- 接続詞の工夫:「一方で」/「加えて」/「別の観点では」
- 質問で開く:「どの点が一番気になりますか?」/「優先したいのは価格・効果・副作用のどれでしょう?」

薬局シーン別の実践スクリプトは?(患者・医師・同僚)
患者さん:ジェネリックが不安?
👤 患者「ジェネリックはちょっと不安で…」
👩⚕️ 薬剤師「不安に思われる点、よくわかります。一方で、国の承認基準を満たし、成分・効果は原則同等です。費用面のメリットもあるので、まず1ヶ月試して合わなければ先発に戻すのはいかがでしょう?」
患者さん:副作用が怖い?
👤 患者「以前ふらついたから、もう飲みたくない」
👩⚕️ 「その体験は怖かったですね。私も安全を第一に考えています。就寝前に変更+減量の選択肢を主治医に確認します。2週間だけ様子をみて、無理なら別の方法を一緒に考えましょう。」
医師:処方変更に慎重?
👨⚕️ 医師「処方はこのままで」
👩⚕️ 「現状で効果が出ているのは安心です。一方で、eGFRが低下傾向でして、減量や代替薬の選択肢もあります。本日の目的(安全優先か症状優先か)をそろえられると助かります。」
同僚:OTCの提案に抵抗?
👩⚕️ 同僚「売り込みっぽくて嫌」
👩⚕️ 「わかる。押し売りはしないのが前提。症状・予算・生活を聞いた上で選択肢を提示し、決めるのは患者さんに任せる形にしよう。」

NG→改善例を一覧で見たい?(ミスコミュニケーション対策)
状況 | NG例 | 改善例(アサーション) |
---|---|---|
待ち時間の不満 | 「忙しいので」 | 「お待たせしてすみません。安全確認に時間をいただいています。あと10分以内にお渡しできます」 |
会議での反論 | 「それは違う」 | 「狙いは理解しました。一方で在庫回転の観点からは〜」 |
後輩への指摘 | 「なんで確認しないの」 | 「ここが抜けやすいポイントだよ。チェックリストに1行追加しよう」 |
家族の不安 | 「大丈夫です」 | 「心配になりますよね。副作用サインはこの3つ。出たらすぐ連絡を」 |

ロールプレイはどう進める?(トレーニング手順)
- 目標設定:例「疑義照会で『No』を言わずに減量を提案したい」
- 台本作成:受け止め文→Iメッセージ→提案→選択肢
- 3分ロール:会話を録音。被せず傾聴を意識。
- 振り返り:言い換え候補を3つ追加。
- 再演:スピードと声のトーンもチェック。
評価の観点:(1)相手の要約が入っているか(2)主語が“私”か(3)具体提案があるか(4)選択肢で閉めているか

よくある落とし穴は?どう避ける?
- 受け止めが形骸化:「そうですね」だけで要約が無い → 要約+感情語を1文入れる。
- Iメッセージの誤用:「私はあなたが悪いと思う」はYOU責め。→ 事実・感情・要望を分離。
- 提案が抽象的:「気をつけましょう」 → 手順・期限・連絡先まで具体化。
- 選択肢がない:「これで」 → A/Bの二択で合意形成。

学習計画はどう立てる?1日15分のロードマップは?
週3日×4週間のミニプログラム例。
- Week1:言い換え辞典づくり(10フレーズ)。現場で1日1つ使う。
- Week2:Iメッセージの型(事実→感情→要望→理由)で3文作成。
- Week3:DESCミニロールを3セット。録音してセルフレビュー。
- Week4:Yes, andで否定せず合意形成。会議で2回実践。
アウトプット先(朝礼・終礼・日誌)を決めると継続しやすいです。

クイズで確認!
クイズ1:次のうち最もアサーティブなのは?
A:それは間違っています/B:確かにそうですね。一方で〜/C:あなたに任せます(自分の意見なし)
クイズ2:Iメッセージの正しい構成は?
A:感情→責め→結論/B:事実→感情→要望→理由/C:理由→結論のみ
クイズ3:DESCのCで適切なのは?
A:提案の断定/B:合意・選択肢の確認/C:感情の再表明のみ

よくある質問
Q:アサーションは誰でも身につく?
A:身につきます。短時間×反復のロールプレイが最短ルート。日常で1日1フレーズ置き換えるだけでも効果が出ます。
Q:医師に失礼になりませんか?
A:前提は相手の尊重。目的(患者安全)を共有し、事実・提案・選択肢で合意形成すれば、むしろ信頼が高まります。
Q:トラブル時に最初に言うべき一言は?
A:「ご不安なお気持ち、伺いました」。受け止め→要約→提案の順で落ち着きを取り戻せます。
Q:学ぶ順番は?
A:言い換え辞典→Iメッセージ→DESC→Yes,andの順が定着しやすいです。
まとめ
- 重要なポイント: “否定しない”は迎合ではなく、受け止め+追加の技術。
- 特に大事なポイント: Iメッセージ/DESC/Yes,and を場面で使い分ける。
- 現場では言い換え辞典+ロールプレイで瞬発力を作る。

参考文献
- Origins of the Gordon Model(Gordon Training International)
- What are the Essential Components of an I-Message?(Gordon Training)
- Tool: DESC(AHRQ TeamSTEPPS)
- 健常者を対象にしたアサーション・トレーニングの効果(J-STAGE)
- 精神科看護師のアサーションと信頼関係形成(J-STAGE)
- 安全な医療を提供するための10の要点(厚生労働省)
- 患者のオンラインアクセス期待に関する研究(補足・PMC)
📖 おすすめリソース
『薬局長になったら最初に読む本 〜現場と人を動かす実務とマネジメント〜』が皆様のおかげで販売開始されました。
シフト管理・スタッフ育成・OTC提案など、薬局長に必須のスキルを一冊に凝縮しました。
薬局長に任命された方はもちろん、そうでない方も勉強になるとても面白い本になっております。

頑張って書いたのでよろしくお願いします★


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それぞれ強みがあるから、自分に合うサイトを見つけるのがコツだよ〜!
ファーマキャリアの特徴と強み

ファーマキャリアは、薬剤師専門の転職支援サービスで、特にオーダーメイド求人の提供に定評があります。
通常の転職サイトとは異なり、登録者の希望条件に合わせて、コンサルタントが新規求人を開拓・交渉してくれるのが最大の特徴です。
- 希望勤務地・年収・働き方などを細かくヒアリング
- 既存の求人に加え、条件に合う職場へ直接アプローチ
- 求人者1人あたりの担当数を絞り、丁寧な対応を徹底
このため、「ここだけは譲れない」という条件がある方や、「ミスマッチなく転職したい」と考える方に最適です。
一方で、都市部の求人が中心のため、地方での転職を希望する方にはやや求人が限られる可能性があります。
とはいえ、交渉力と対応品質の高さは業界トップクラス。転職で失敗したくない薬剤師さんには、まず登録して損はないサービスといえるでしょう。

希望条件を伝えると、担当のコンサルタントが“あなたのために”新しい求人を探してきてくれるの。

普通は決まった求人を紹介されるだけかと思ってたよ。

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「こだわりが強い人」や「自分に合う職場をじっくり探したい人」にはピッタリ♪
ヤクジョブの特徴と強み

ヤクジョブは、薬剤師専門の転職支援サービスの中でも、全国対応と求人数の豊富さが強みの転職サイトです。
地方在住の薬剤師にも対応できる数少ない転職支援サービスで、正社員・パート・派遣といった多様な働き方に応じた求人が揃っています。
- 全国47都道府県の求人に対応
- 柔軟な雇用形態(正社員/派遣/パート)に強い
- 子育て・時短勤務などに理解ある求人も多数
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特に、ライフスタイルに合わせた働き方を希望する薬剤師にとっては心強い味方になります。
一方で、担当者によって対応の質にばらつきがあるという口コミもあり、自分と相性の良い担当者に出会えるかがカギになります。
とはいえ、求人数・サポート体制ともにバランスが取れており、初めての転職活動でも安心して相談できるサービスです。


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はじめての転職でも安心だね。
ファルマスタッフの特徴と強み

ファルマスタッフは、日本調剤グループが運営する薬剤師専門の転職支援サービスで、高年収求人と手厚いサポートに定評があります。
全国に12支店を展開しており、エリアごとの転職事情にも精通。地方の転職にも強く、Uターン・Iターン転職を考えている方にも安心です。
- 調剤薬局を中心に高年収求人が多数
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- 履歴書添削・面接対策・面接同行などサポートが充実
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一方で、派遣求人の数はエリアによっては限られる場合があるため、希望勤務地の条件に合うか事前確認が重要です。
「働きやすい環境を第一に考えたい」「転職後にすぐ辞めたくない」そんな方には非常に心強いサービスです。

残業ほぼなし・年間休日120日以上の求人もたくさんあるの。

最近バタバタしてて、もうちょっとゆとりある職場が理想なんだよね。


長く働きたい人にはありがたいな〜。

ライフスタイルに合わせた働き方を探すなら、ぜひチェックしてみて♪
ファゲットの特徴と強みは?

利用者目線の対応と高いレスポンス
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ただし、地方の求人はやや少なめという声もあり、都市部での転職を希望する方に特におすすめです。

登録すると匿名で企業からオファーが届くシステムなんだよ♪

それなら気軽に始められそう♪

転職するか決めてない人にもおすすめだよ〜。

「いきなり電話が来るのはちょっと…」
「いきなり電話が来るのはちょっと…」という方でも大丈夫。
多くのサイトでは登録後、マイページやメール上でのやり取りも選べます。
まずは「情報収集のつもりで登録」してみるのもアリですよ♪

でも「電話はイヤです」って書いておくだけでも全然OKだよ〜♪

転職サイト比較表
転職サイト | 強み | おすすめの人 |
---|---|---|
ファーマキャリア | オーダーメイド求人、丁寧なサポート | 都市部で自分に合った職場を探したい方 |
ヤクジョブ | 全国対応、求人数豊富、雇用形態が多様 | 地方在住やライフスタイルに合った働き方を探している方 |
ファルマスタッフ | 高年収求人、面接同行、全国展開 | 調剤薬局で年収アップを目指す方 |
お仕事ラボ | ワークライフバランス重視、定着率の高さ | 働きやすさやフォロー体制を重視する方 |
ファゲット | 匿名オファー、レスポンスが早く丁寧な対応 | 気軽に転職活動を始めたい都市部の方 |
まとめ:まずは気軽に一歩だけ
薬剤師の転職は、「本当に自分に合う職場なのか」「忙しさや人間関係はどうか」など、不安がつきものですよね。
今回ご紹介した5つの転職サイトには、それぞれに強みや得意な分野があります。
ただ、「登録=いきなり転職」ではありませんし、「電話がイヤ」という方も、メール対応希望と伝えるだけで大丈夫です。
まずは2〜3社だけ登録してみて、雰囲気を比較してみる。
それだけでも、自分の選択肢がグッと広がります。
「ちょっと話を聞くだけ」そんな気持ちでもOKです。
あなたの理想の働き方を、ゆっくり探していきましょう♪


「登録だけでもOK」と聞いてちょっと気が楽になったよ。

無理せず、気になる求人だけチェックしていこ〜!

いいご縁があるといいな♪
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