
なぎさちゃん、最近の入院処方とか在宅処方を見てると、「眠れないとき ヒルナミン◯mg」って頓用、けっこう見かけない?

でもヒルナミンって抗精神病薬ですよね?
「とりあえずよく眠れるから」みたいなイメージはあるんですけど、どうして不眠に使われるのか理屈で説明してと言われると自信ないです…。

「眠れない人にヒルナミンを入れる理由」を、
薬理・ガイドライン・臨床現場・薬剤師の視点から、解説していくよ〜。
- ヒルナミンはなぜ“睡眠”で使われるのか?
- ヒルナミンが眠りに効くメカニズムと「入れる理由」
- 症例・実践例:現場での“ヒルナミンを入れる”判断を考える
- まとめ:眠れない人にヒルナミンを入れる理由を言語化しよう
- ⑥ よくある質問(Q&A)
- ⑦ 参考文献・ガイドライン
- 薬剤師の転職、いきなりじゃなくてOK!まずは無料登録だけで「非公開求人」をチェックしよう
- ファーマキャリアの特徴と登録メリットは?
- ヤクジョブの特徴と登録メリットは?
- ファルマスタッフの特徴と登録メリットは?
- お仕事ラボの特徴と登録メリットは?
- ファゲットの特徴と登録メリットは?
- どれを選べばいい?おすすめ順の比較は?
- 1分クイック診断:あなたはどれから登録すべき?
- まとめ:登録だけでもOK。今日の「小さな一歩」で十分!
- よくある質問
ヒルナミンはなぜ“睡眠”で使われるのか?
ヒルナミン錠/散/細粒(一般名:レボメプロマジンマレイン酸塩)は、フェノチアジン系の抗精神病薬として分類される薬剤です。本来の添付文書上の効能・効果は、統合失調症や躁病などの精神疾患に対するものですが、実際の現場ではそれ以外に、
- 強い不眠・興奮・不穏
- せん妄に伴う昼夜逆転
- 終末期がん患者の苦痛緩和の一部としての鎮静
- 他の睡眠薬でコントロール困難な過覚醒状態
といった場面で、少量を“睡眠目的”あるいは“鎮静目的”で用いられることが少なくありません。
一方で、日本睡眠学会の不眠症・睡眠薬ガイドラインでは、いわゆる定型抗精神病薬を「純粋な不眠症」だけを目的に routine に使用することは推奨されていません。使うとしても、せん妄や強い興奮、不穏などを合併した特殊な状況に限って慎重に検討すべき、とされています。
つまり、
- 「よく眠れるから誰にでも使っていい薬」ではない
- しかし、せん妄や終末期など特定の状況では非常に有用になり得る
という“両面”を持つのがヒルナミンです。この記事では薬剤師目線で、
- ヒルナミンでなぜ眠くなるのか(薬理)
- どんな「眠れない人」に入れられることが多いのか(臨床)
- どのような副作用・リスクに注意が必要か
- 病棟・在宅・終末期で薬剤師がどう関わるか
を、会話形式も交えながら解説していきます。

「どういう病態だから、あえてヒルナミンを選んでいるのか」を考えることが大事ってことですね。
ヒルナミンが眠りに効くメカニズムと「入れる理由」
3-1. ヒルナミンってどんな薬?薬理作用を整理
まずはヒルナミンの受容体プロファイルをおさらいします。レボメプロマジンは、多受容体に作用する“多彩な鎮静薬”という顔を持っています。
| 受容体 | 主な作用 | 睡眠との関係 |
|---|---|---|
| ヒスタミン H1 受容体 | 強力な遮断 | 強い鎮静・眠気の主因 |
| α1 アドレナリン受容体 | 遮断 | 鎮静に寄与するが、起立性低血圧・めまいの原因にも |
| ドパミン D2 受容体 | 遮断 | 抗精神病作用、不穏・興奮の軽減 |
| セロトニン 5-HT2 受容体 | 遮断 | 睡眠構築の改善や焦燥の軽減に関与すると考えられている |
| ムスカリン M1 受容体 | 抗コリン作用 | 口渇・便秘・尿閉・せん妄リスク上昇に注意 |
特にH1受容体遮断 + α1遮断 + 5-HT2遮断が重なって、かなり強い鎮静・睡眠作用を生み出します。

「多受容体をまとめてブロックして、とにかく脳と身体を鎮めるタイプの薬」ってイメージだね。
3-2. 眠れない人にヒルナミンを入れる“典型的なシチュエーション”
では、現場ではどんな「眠れない人」に対してヒルナミンが処方されやすいのでしょうか。大きく4つのパターンに分けて整理します。
① せん妄を伴う不眠・夜間不穏
高齢者やがん終末期などでよく問題となるのがせん妄+不眠+夜間不穏です。
- 昼夜逆転して夜間に大声を出す
- 点滴やラインを自分で抜こうとする
- ベッドから降りて転倒しそうになる
など、患者本人だけでなく家族やスタッフにも大きな負担になります。せん妄ガイドラインでは、原則として非薬物療法が優先ですが、それでも危険・苦痛が強い場合には薬物療法が検討されます。
このようなケースで、
- 興奮や不穏を抑えつつ
- ある程度の睡眠・鎮静を得たい
という目的で、少量のヒルナミンが用いられることがあります。
② 精神疾患の急性期で興奮が強く、眠れない場合
統合失調症の急性期や躁状態など、もともと抗精神病薬の適応となる病態では、
- 幻覚や妄想が強くて眠れない
- 焦燥・多弁・多動で夜間も休めない
といった状況が生じます。このとき、「抗精神病薬としての効果+鎮静作用」を同時に期待してヒルナミンが選択されることがあります。
③ ベンゾジアゼピン系睡眠薬でコントロールがつかない不眠
不眠症ガイドラインでは、ベンゾジアゼピン系・非ベンゾ系睡眠薬の漫然投与を避け、症状・背景に応じてメラトニン薬やオレキシン受容体拮抗薬などを適切に選ぶことが推奨されています。
しかし現実には、
- 重度の身体疾患や痛み、不安が重なっている
- 不眠だけでなく強い焦燥・不穏がある
- 多剤併用で通常の睡眠薬を増やしにくい
といったケースも少なくありません。このような場面で、「GABA系ばかりを増やさず、違う作用機序で鎮静をかけたい」という理由からヒルナミンが追加されることがあります。
④ 終末期がん患者の「どうしても眠れない・つらい」への対応
終末期がんでは、痛み・呼吸困難・不安・スピリチュアルペインなど、さまざまな苦痛が重なります。がん患者のせん妄ガイドラインでは、終末期のせん妄や苦痛の緩和目的にレボメプロマジンなどの鎮静的抗精神病薬を用いる選択肢が示されています。
終末期では「完全に症状を取りきる」ことよりも、
- 患者本人の苦痛を可能な限り和らげる
- 家族の休息・ケアの継続性を保つ
ことも重要な目標になります。このような状況で、夜間の強い不眠・不穏に対し、ヒルナミンが少量〜中等量で使用されることがあります。

「不眠そのもの」よりも、「不眠+せん妄・興奮・終末期の苦痛」みたいに、複雑な状況の中で選ばれることが多いんですね。
3-3. ヒルナミンを睡眠目的で使うときのメリットとデメリット
メリット(現場で“入れたくなる理由”)
- 鎮静・睡眠作用が強く、効果が比較的読みやすい
- 不安・焦燥・不穏なども同時に和らぐことが多い
- ベンゾジアゼピン系を増やす代わりの選択肢として使える場面がある
- 終末期・せん妄などガイドラインでも一定の位置付けがある
デメリット(薬剤師が必ず意識したいポイント)
- 起立性低血圧・転倒リスク
- 強い眠気が翌日まで持ち越す「ふらつき・眠気・ぼーっとする」
- 抗コリン作用による 便秘・尿閉・口渇・せん妄の悪化
- QT延長など心電図変化、致死的不整脈リスク(多剤併用時とくに注意)
- 錐体外路症状(アカシジア・パーキンソニズムなど)
- 認知症高齢者ではむしろせん妄を悪化させてしまう可能性
日本の各種ガイドラインでも、せん妄や不眠治療に抗精神病薬を使う場合は「有益性>有害性」と判断されるケースに限り、最小限の用量・期間で慎重に使用すべきとされています。

「眠れてよかった」で終わりじゃなくて、転倒・便秘・せん妄悪化などをセットでチェックするのが超重要なんだよ。
3-4. どんな患者には「入れにくい」薬なのか?
逆に、ヒルナミンを睡眠目的で使うときに注意・慎重投与となるのは、たとえば次のような患者です。
- 高度な起立性低血圧がある、もしくは転倒リスクが非常に高い高齢者
- 前立腺肥大症・排尿障害が強い男性
- 重度の便秘がすでにある人、イレウスリスクが高い人
- QT延長の既往がある、あるいは QT 延長を起こしうる薬剤を多く併用している人
- 認知症が進行しており、抗コリン薬でせん妄悪化のリスクが高い人
「とりあえず眠ってもらえればOK」ではなく、「この人にこの薬を足したら何が起こりうるか」を具体的にイメージすることが大切です。
症例・実践例:現場での“ヒルナミンを入れる”判断を考える
4-1. 高齢入院患者の夜間せん妄+不眠

あれってどう考えたらいいんでしょう?
典型的なケースとして、
- 80歳・男性、尿路感染症で入院
- 夜間になると「家に帰る」と言って歩き回る・点滴を抜こうとする
- 昼夜逆転が強く、家族や看護師が疲弊
このような患者さんに対して、
- まずは環境調整(照明、騒音、昼間の活動量アップ、メガネ・補聴器の装着)
- せん妄の原因となる薬剤(抗コリン薬・ベンゾジアゼピンなど)の見直し
が優先されます。それでも危険が大きい場合に、短期的な鎮静・眠りをつくる目的でヒルナミン少量を頓用・定時で使用するケースがあります。
薬剤師としては、
- もともとの血圧・起立性低血圧の有無
- 心電図(QT延長)の既往
- 併用薬に他の抗精神病薬・QT延長薬がないか
- 便秘・排尿障害の状況
などを確認し、「この患者さんにヒルナミンを足しても大丈夫か?」をチームにフィードバックすることが重要です。
4-2. 終末期がん患者の「どうしても眠れない」への対応
がん終末期の在宅患者さんで、夜間の不眠・不穏が強く、家族が看取り切れるか不安になっているケースを考えます。
- モルヒネなどのオピオイドで痛みはある程度コントロール
- しかし夜になると不安が強く、呼吸困難感もあって落ち着かない
- ベンゾジアゼピン系を増やしたが、むしろせん妄が悪化した
このようなとき、緩和ケア医が、
- 少量のヒルナミンを就寝前に定期
- あるいは頓用で「眠れない・つらいとき」に内服
といった処方を行うことがあります。ここでは、
- 「がんを治す」段階ではなく、「苦痛を和らげる」段階であること
- ある程度の鎮静を許容することで、患者・家族の QOL を守るという価値観
が共有されていることが重要です。
薬剤師としては、
- 家族に対して「どのような目的でヒルナミンが追加されているか」を丁寧に説明
- ふらつき・転倒よりも、「苦痛の軽減」を優先するタイミングであることを共有
- 便秘対策(下剤)や口渇ケアなど、副作用対策も並行して提案
といった関わり方が求められます。
4-3. 在宅認知症患者で「とりあえずヒルナミン」は危険

逆に、認知症の在宅患者さんで「眠れないからとりあえずヒルナミン」みたいな処方が来たら、私はけっこう身構えるかな…。
認知症高齢者では、
- 抗コリン作用でせん妄が悪化しやすい
- ふらつき・転倒のリスクが高い
- 便秘や尿閉になりやすい
といった要因が重なっていることが多く、ヒルナミンの副作用が悪い方向に出やすい背景があります。
このような症例で「眠れない」という情報だけでヒルナミンが追加されていたら、薬剤師としては、
- 「睡眠薬としてヒルナミンを選んでいる理由」を医師に確認
- 非薬物的な睡眠ケア(昼間の活動、光、排尿・排便コントロールなど)の提案
- メラトニン受容体作動薬やオレキシン受容体拮抗薬など、副作用の少ない選択肢が検討されているか確認
といった“相談・提案”が重要になってきます。
まとめ:眠れない人にヒルナミンを入れる理由を言語化しよう

ポイントをまとめてもらえますか?
5-1. 要点のおさらい
- ヒルナミン(レボメプロマジン)は多受容体をブロックするフェノチアジン系抗精神病薬で、特に強い H1・α1・5-HT2遮断により強力な鎮静・睡眠作用を持つ。
- 「純粋な不眠症」を治療する第一選択薬ではないが、せん妄・不穏・興奮・終末期の苦痛などを伴う“不眠”で使われることがある。
- メリットは、強い鎮静・不安の軽減・せん妄症状の緩和など。デメリットは、転倒・便秘・尿閉・QT延長・せん妄悪化など。
- 特に高齢者・認知症・多剤併用では、「眠れるようになった代わりに何を失ったか?」を常に意識する。
- 薬剤師は、「なぜヒルナミンなのか?」を病態・ガイドラインの観点から言語化し、チームにフィードバックする役割を担う。
5-2. 処方を見たときのチェックリスト(薬剤師用)
ヒルナミンが「眠れない人」に処方されてきたとき、以下のポイントをサッと確認してみてください。
- 不眠の背景に「せん妄」「終末期」「精神疾患の急性期」などがあるか?
- 起立性低血圧・転倒歴・骨折歴は?
- 認知症・排尿障害・重度便秘など、抗コリン作用で悪化しうる病態は?
- QT延長の既往や、他の QT 延長薬との併用は?
- 家族・患者へ、副作用を含めた説明が必要な状況ではないか?

「このヒルナミンは何のため? 誰を守るため?」
って一瞬立ち止まれる薬剤師になれたら素敵だね。
⑥ よくある質問(Q&A)
Q1. ヒルナミンは正式に「睡眠薬」として認可されているの?
いいえ、ヒルナミンは添付文書上は抗精神病薬(統合失調症など)として承認されている薬であり、「不眠症」そのものを効能として持つわけではありません。睡眠目的での使用は、せん妄や終末期などの特殊な状況で、医師が有益性とリスクを慎重に判断したうえで行われる実臨床上の使い方になります。
Q2. ベンゾジアゼピン系の睡眠薬と比べて、どちらが安全ですか?
どちらが一方的に「安全」とは言えません。ベンゾジアゼピン系は依存・筋弛緩・転倒などのリスクがあり、ヒルナミンは抗コリン作用やQT延長、錐体外路症状など別種のリスクがあります。病態・年齢・併用薬によって「どのリスクをより避けたいか」が変わるので、個別に医師が判断する必要があります。
Q3. 在宅でヒルナミンを頓用でもらっている患者さん。「眠れないから毎日飲んでる」と言われたら?
薬剤師としては、
- もともとの指示(頓用のはずが連日使用になっていないか)
- 日中のふらつき・転倒・便秘など副作用が出ていないか
- 「なぜ眠れないのか」(痛み・頻尿・不安など)の原因評価がされているか
を確認し、必要に応じて医師へ情報提供するのが望ましいです。勝手に中止・増量を指示するのではなく、「現状を正しく伝える」ことが薬剤師の役割です。
Q4. 認知症の人にヒルナミンを使うのはダメですか?
一律に「絶対ダメ」とは言えませんが、認知症ではせん妄悪化・転倒・便秘などのリスクが高く、特に慎重に考える必要があります。非薬物療法や、より副作用の少ない薬剤(メラトニン薬など)が優先されることが多く、どうしても必要な場合のみ、ごく少量・短期間で使うといった運用が一般的です。
Q5. ヒルナミンを飲んだら朝もずっと眠くてフラフラ…どう説明すればいい?
ヒルナミンは半減期が比較的長く、「夜飲んだ眠気が翌日まで残る」ことがあります。その場合は、
- 用量が多すぎないか
- 他の鎮静性薬剤(ベンゾ系・抗ヒスタミン薬など)との併用はないか
- 服用タイミングが適切か
などを医師と共有し、調整が必要か検討してもらいます。患者さんには、車の運転など危険作業は避けてほしいことを丁寧に説明します。
Q6. 終末期の患者さんに、意識がやや落ちるのを承知でヒルナミンを使うことはありますか?
あります。終末期では、ガイドライン上も「苦痛の緩和」を目的とした鎮静が選択されることがあります。完全に覚醒を保つよりも、苦痛・不安を和らげることを優先する場面で、ヒルナミンが選ばれることがあります。ただし、患者本人・家族・医療者の価値観をすり合わせたうえで行うことが非常に重要です。
⑦ 参考文献・ガイドライン
- PMDA 医療用医薬品情報「ヒルナミン錠/散/細粒」
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/rdDetail/iyaku/1172014B2056_3
最終確認日:2025年11月15日 - PMDA 患者向医薬品ガイド「ヒルナミン錠/散/細粒」
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/rdDetail/iyaku/1172014B2056_3?user=2
最終確認日:2025年11月15日 - 日本睡眠学会「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」
総合案内ページ:https://jssr.jp/guideline
PDF 本文:https://www.jssr.jp/data/pdf/suiminyaku-guideline.pdf
最終確認日:2025年11月15日 - 日本集中治療医学会 J-PAD ガイドライン「日本版・集中治療室における成人重症患者に対する痛み・不穏・せん妄管理のための臨床ガイドライン」
概要ページ:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsicm/21/5/21_539/_article/-char/ja/
PDF:https://www.jsicm.org/pdf/2015-J-PAD-guideline.pdf
最終確認日:2025年11月15日 - 日本サイコオンコロジー学会・日本がんサポーティブケア学会「がん患者におけるせん妄ガイドライン 2019年版」
PDF:https://jpos-society.org/pdf/gl/delirium/all_jpos-guideline-delirium.pdf
最終確認日:2025年11月15日 - 日本サイコオンコロジー学会・日本がんサポーティブケア学会「せん妄ガイドライン(最新版)」
PDF:https://jpos-society.org/pdf/gl/2023delirium/all_2023-guideline-delirium.pdf
最終確認日:2025年11月15日
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