【薬剤師が解説】年末年始に病院が休みで薬が足りない時の対処法

一般向け記事
ゆずまる
ゆずまる
年末年始って病院も薬局もお休みが多いよね…!「薬が足りないかも」って不安、すごくわかる〜。
後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
「病院やってない=詰み」って思いがちですけど、実は相談先や探し方がいくつもありますよね。今日は“迷ったときの順番”で整理しましょう!

年末年始(おおむね12月下旬〜1月上旬)は、外来診療が休診になる医療機関が増え、薬局の営業時間も短縮・休業が重なりやすい時期です。そのため、検索でよく見かけるのが「年末年始 病院 やってない 薬どうする」という切実な悩み。

この記事では、薬局薬剤師の視点から、“今すぐ困っている人が、現実的に動ける手順”を、できるだけわかりやすく丁寧に解説します。医療機関が閉まっている状況でも、相談窓口・受診先の探し方・薬が足りないときの優先順位・やってはいけないこと・事前の備えまで、網羅的にまとめました。

※本記事は一般的な情報提供であり、個別の診断や処方の代替ではありません。症状が重い、急激に悪化している、命に関わる可能性がある場合は、ためらわず救急要請(119)を優先してください。

  1. 年末年始に「薬が足りない」問題が起きやすい理由
  2. まず最初にやること:危険サイン(救急受診・119)の見分け
  3. 年末年始「病院やってない」時に使える受診先の探し方
    1. ① 医療情報ネット(ナビイ)で「休日夜間対応医療機関」を探す
    2. ② 自治体・医師会の当番医情報を使う
    3. ③ 「電話相談→受診案内」の流れを使う
  4. 薬が足りないとき:まず“何の薬か”で緊急度が変わる
  5. 「薬局がやってない」時に使えるルート:現実的な選択肢5つ
    1. ルート1:医療情報ネット(ナビイ)で「開いている薬局」を探す
    2. ルート2:地域薬剤師会の「夜間・休日当番薬局」リストを見る
    3. ルート3:休日夜間の医療機関(当番医・救急外来)で処方箋をもらい、対応薬局へ
    4. ルート4:電話相談(#7119/#8000)で受診の要否・受診先を整理する
    5. ルート5:薬剤情報をまとめて提示し、スムーズに話を通す(お薬手帳・電子添文)
  6. 絶対に避けたいNG行動
  7. 薬が足りないときに役立つ「情報の集め方」:5分でできる整理術
  8. 市販薬(OTC)で“つなぐ”ときの考え方:安全に使う3原則
    1. 症状別:市販薬で対応しやすい例と注意点(目安)
  9. 電話相談・受診・薬局で「うまく伝える」テンプレ
  10. 連休中の「薬の保管・持ち運び」注意点(帰省・旅行・外出)
  11. 状況別:あなたが今やるべき最短ルート(フローチャート風)
  12. 実践例:年末年始によくある3ケースを“薬剤師目線”で解きほぐす
    1. ケース1:高血圧の薬があと1日分。かかりつけが1月4日まで休診
    2. ケース2:子どもが夜に高熱。解熱剤がもうない
    3. ケース3:喘息の吸入薬が切れそう。連休で仕事も移動も多い
  13. 年末年始に備える:薬が切れないための“前倒し”チェックリスト
  14. まとめ:年末年始に薬で困ったら「緊急度→相談→検索→情報提示」の順
  15. よくある質問(FAQ)
    1. Q. #7119 は全国どこでも使えますか?
    2. Q. #8000 はいつでもつながりますか?
    3. Q. 処方箋がないと薬局で薬はもらえませんか?
    4. Q. お薬手帳がないと困りますか?
    5. Q. 市販薬でつなぐのはアリですか?
    6. Q. 年末年始の「開いている薬局」はどう探すのが確実?
  16. 参考文献(最終確認日:2025-12-30)
    1. 📘『薬局長のためのモンスター社員対応マニュアル』発売のお知らせ
      1. 📘 書籍情報

年末年始に「薬が足りない」問題が起きやすい理由

ゆずまる
ゆずまる
まずは「なんで年末年始に限って困るの?」ってところからだね。理由がわかると対策も立てやすいよ〜。
  • 外来診療の休診が連続しやすい:かかりつけが長期休診だと、処方箋そのものが発行されません。
  • 薬局も輪番・短縮営業:開いている薬局が限られ、混雑しやすくなります。
  • 在庫が読みにくい:連休中は物流・メーカー対応も通常より遅く、薬局在庫が偏ることがあります(特に特殊剤形・後発品・在宅関連)。
  • 体調不良が増える:寒さ、感染症流行、生活リズムの乱れ、帰省・旅行による疲れで受診ニーズが増えます。

結論から言うと、年末年始の困りごとは「気合」では解決しません。大事なのは、“緊急度で分けて、使える窓口を順番に使う”ことです。

まず最初にやること:危険サイン(救急受診・119)の見分け

後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
「薬が足りない」って話でも、実は“今この症状が危ないか”の評価が先です。ここを飛ばすと、取り返しがつかないことがあります。

次のような症状がある場合は、薬の確保よりも救急対応(119)や救急外来の受診を優先してください。

  • 強い息苦しさ、会話ができない、唇が紫、呼吸が明らかにおかしい
  • 意識がもうろう、呼びかけに反応しない、けいれんが続く
  • 突然の片側麻痺、ろれつが回らない、激しい頭痛(脳卒中疑い)
  • 胸の強い痛み・締め付け、冷汗(心筋梗塞疑い)
  • 激しいアレルギー症状(全身じんましん+息苦しさ/顔や喉の腫れ)
  • 大出血、黒色便・吐血、強い腹痛が続く
  • 乳幼児でぐったり、顔色が悪い、哺乳できない、高熱+反応が悪い

「救急車を呼ぶほどか迷う…」という時は、相談窓口が役立ちます。

  • #7119:救急車を呼ぶべきか、受診すべきか迷った時の電話相談(実施エリアあり)。厚労省の案内ページも参照できます。
  • #8000:子どもの急な症状について、小児科医・看護師に相談できる電話相談。厚労省の事業ページに都道府県別の実施状況が掲載されています。

また、消防庁の全国版救急受診アプリ(救急受診ガイド)「Q助」も、緊急度の判断を補助する目的で提供されています。

年末年始「病院やってない」時に使える受診先の探し方

ゆずまる
ゆずまる
「どこもやってない…」って思い込む前に、“開いてるところの探し方”があるよ!検索サイトより確実な方法を紹介するね。

① 医療情報ネット(ナビイ)で「休日夜間対応医療機関」を探す

厚生労働省が案内する「医療情報ネット(ナビイ)」では、場所や日時から、現在診療中・休日夜間対応の医療機関を検索できます。

コツ

  • 「休日夜間対応医療機関」を選び、現在地または住所・駅で検索
  • 診療科(内科・小児科など)を絞る
  • 電話して「今から受診できるか」「受付終了時刻」を確認してから向かう

② 自治体・医師会の当番医情報を使う

地域によっては自治体や医師会が、休日当番医・夜間診療の案内窓口を運用しています。例として東京都医師会は、都内の医療機関案内サービス等を紹介しています。

③ 「電話相談→受診案内」の流れを使う

#7119(実施地域)では、症状を聞いたうえで受診の必要性や受診先の案内が行われます。


薬が足りないとき:まず“何の薬か”で緊急度が変わる

後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
ここ、すごく大事です。「薬が切れる=すぐ命に関わる薬」もあれば、1〜2日ずれても大きな問題になりにくい薬もあります。

薬が足りない時は、焦って“全部一気に”ではなく、優先順位をつけて動くのが安全です。

優先度 不足すると起こりやすいこと(一般的) おすすめ行動
最優先 インスリン、抗てんかん薬、抗凝固薬(例:ワルファリン/DOAC)、副腎皮質ステロイドの長期内服、抗不整脈薬 など 血糖悪化、発作再発、血栓/出血リスク、急な体調悪化 当日中に相談・受診先確保(#7119/休日夜間医療機関/救急外来)
降圧薬、喘息の吸入薬、抗菌薬(処方途中)、心不全治療薬 など 血圧上昇、発作、治療失敗 翌日までに確保できるよう動く(当番医・休日診療、薬局の休日対応)
中〜低 ビタミン剤、整腸剤、頓用の軽い鎮痛薬、保湿剤 など 不快症状が増える程度のことが多い 通常営業日に相談でも可。ただし症状次第で例外あり

※同じ薬でも、あなたの病状服用目的によって重要度は変わります。迷ったら、薬剤師・医療者に確認しましょう。

「薬局がやってない」時に使えるルート:現実的な選択肢5つ

ゆずまる
ゆずまる
ここからは“具体的にどう動くか”だよ!選択肢を知ってるだけで、焦りがぐっと減るはず。

ルート1:医療情報ネット(ナビイ)で「開いている薬局」を探す

医療情報ネット(ナビイ)は医療機関だけでなく、薬局も検索できます。「急いで探す(薬局)」や条件検索を使うと、現在開店中の薬局を場所から探せます。

ルート2:地域薬剤師会の「夜間・休日当番薬局」リストを見る

都道府県・地域薬剤師会が、夜間・休日の医薬品提供体制(当番薬局・輪番)を公開していることがあります。厚労省のページでは、都道府県ごとのリンクが整理されている例があります。

例:東京都薬剤師会「夜間・休日の医薬品提供体制リスト」

ルート3:休日夜間の医療機関(当番医・救急外来)で処方箋をもらい、対応薬局へ

薬が足りない理由が「処方箋がない」場合は、まず医療機関側の確保が必要です。休日夜間の医療機関で診察を受け、処方箋を発行してもらい、開いている薬局(または院内薬局)へ持参します。

ルート4:電話相談(#7119/#8000)で受診の要否・受診先を整理する

「そもそも受診が必要か」「救急外来に行くべきか」を、相談窓口で整理すると、無駄な移動を減らせます。

ルート5:薬剤情報をまとめて提示し、スムーズに話を通す(お薬手帳・電子添文)

年末年始の救急外来や当番薬局では、初めての医療者が対応することが多くなります。そこで役立つのがお薬手帳や薬剤情報の提示です。厚労省は電子版お薬手帳の案内を行い、PMDAの一般向け情報へアクセスできる仕組みも紹介しています。

「薬の名前・用量・いつから飲んでいるか」「アレルギー」「腎機能など注意点」が共有できると、重複投与や相互作用のリスクを下げやすくなります。


絶対に避けたいNG行動

後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
年末年始は「とりあえず自己流で…」が起きやすいんです。でも、薬の自己調整は事故の原因にもなります。
  • 他人の薬をもらって飲む:同じ症状に見えても原因が違います。禁忌やアレルギーのリスクも。
  • 残薬を勝手に増減・中止:特にステロイド、抗てんかん薬、抗凝固薬などは危険。減量・中止の手順が必要な薬があります。
  • 複数の市販薬を“成分かぶり”で併用:総合感冒薬+鎮痛薬でアセトアミノフェン過量、抗ヒスタミン重複など。
  • アルコールで流し込む:眠気増強、肝機能負担、相互作用。
  • ネットの断片情報だけで「同じ薬」を探して個人輸入:品質・真贋・法規の問題が大きく、推奨できません。

薬が足りないときに役立つ「情報の集め方」:5分でできる整理術

ゆずまる
ゆずまる
救急外来や当番薬局って、めちゃくちゃ忙しいことが多いの。だからこそ、最初に情報がまとまってると一気に話が早くなるよ!

年末年始の医療は、どうしても「初めて会う医療者」「初めて行く医療機関」が増えます。そこで重要なのが、“薬に関する情報を短時間で伝える”こと。以下のチェック項目をスマホのメモでもいいので整理しておくと、受診や調剤がスムーズになります。

項目 なぜ重要?
薬の名前 アムロジピン、メトホルミン、吸入薬名 など 同効薬の重複や相互作用を避ける基礎情報
用量・回数 5mg 1日1回、食後、就寝前 など 処方量の調整・安全性確認に必須
目的(病名) 高血圧、糖尿病、てんかん、喘息 など 薬の優先順位と中断リスクを判断
いつから? 3年前から、先月開始 など 副作用の見極め・継続性の判断材料
アレルギー/副作用歴 薬疹、喘息悪化、アナフィラキシー など 命に関わる事故を防ぐ
腎機能・肝機能の注意 腎機能低下、透析、肝障害 など 用量調整が必要な薬が多い

紙のお薬手帳があればベストですが、ない場合でも「薬袋」「処方内容がわかる写真」「電子版お薬手帳」など、代替手段があります。電子版お薬手帳からPMDAの一般向け情報へアクセスできる仕組みも整備されています。

市販薬(OTC)で“つなぐ”ときの考え方:安全に使う3原則

後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
「処方薬がないなら市販薬で…」は自然な発想です。でも、ここには落とし穴も多いので、原則だけは押さえましょう。

年末年始はドラッグストアが開いていることも多く、市販薬で対処したくなる場面があります。ですが、市販薬は“万能な代替”ではありません。安全に使うための原則は次の3つです。

  1. 目的を1つに絞る:総合感冒薬を“なんとなく”で選ぶと、成分過剰や眠気などが起きやすい。
  2. 成分の重複を避ける:複数製品で同じ鎮痛成分・抗ヒスタミンなどが重なりやすい。
  3. 持病・妊娠授乳・年齢で禁忌がある:高血圧、前立腺肥大、緑内障、腎障害などは特に注意。

「どう選べばいいか分からない」時は、薬剤師がいる時間帯に相談するのが安全です。年末年始は薬剤師の配置時間が変則になる店舗もあるので、店頭表示や電話で確認しましょう。

症状別:市販薬で対応しやすい例と注意点(目安)

症状 市販薬で対応しやすい例 注意点(代表例) 受診を急ぐサイン
軽い頭痛・発熱 解熱鎮痛薬(単剤) 肝障害、胃潰瘍、喘息、妊娠などで適否が変わる 意識障害、強い頭痛、脱水、3日以上の高熱
鼻水・くしゃみ 抗ヒスタミン成分など 眠気、運転注意。前立腺肥大・緑内障などで注意 呼吸苦、喘鳴、顔面浮腫、強いアレルギー症状
胃痛・胸やけ 制酸薬、H2ブロッカー等 黒色便・吐血があれば自己判断NG 吐血、黒色便、強い腹痛、冷汗
下痢 整腸剤(症状による) 高熱・血便・強い腹痛は止痢薬の自己判断に注意 血便、高熱、強い腹痛、脱水

ここに書いたのは“目安”です。実際には基礎疾患や服薬内容で変わります。特に、抗凝固薬、免疫抑制薬、てんかん薬、インスリンなどを使っている人は、自己判断を小さくして、相談を大きくしてください。

電話相談・受診・薬局で「うまく伝える」テンプレ

ゆずまる
ゆずまる
電話って緊張するよね…!でもテンプレがあると安心。読み上げるだけでOKな形にしておくね。

年末年始は電話が混雑しやすいです(#7119も同様)。一度の通話で要点が伝わるよう、短いテンプレを用意しておくと役立ちます。

【相談したいこと】薬が足りない/症状がある(どちらが主?)
【本人】年齢: 性別: 体重(子ども):
【症状】いつから: 熱: 呼吸: 意識: 痛み:
【持病】高血圧/糖尿病/喘息/てんかん/腎臓病 など
【薬】薬名: 用量: 残り: 最後に飲んだ時間:
【アレルギー】あり/なし(内容)
【希望】受診の要否、受診先、今夜どうするか

医療者側は「緊急度」「受診先」「必要な処方」の順で考えます。テンプレに沿って話すと、判断が早くなります。

連休中の「薬の保管・持ち運び」注意点(帰省・旅行・外出)

後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
薬が「あるのに使えない」も地味に多いです。温度、湿気、紛失…年末年始の移動はリスクが上がります。
  • 薬は“日数+予備”:帰省や旅行は遅延もあるので、1〜2日分の余裕を。
  • 分散保管:全部を1つのバッグに入れると、紛失=全損。最低2か所に分ける。
  • 温度管理:インスリンなどは高温・凍結を避ける。車内放置はNG。
  • 湿気対策:粉薬・OD錠・貼付剤は湿気に弱いことがある。元の包装で保管。
  • 薬剤情報も一緒に:お薬手帳、薬袋、処方内容写真をセットで。

電子版お薬手帳やPMDAの情報にアクセスできる仕組みは、外出先で情報を共有するときにも役立ちます。

状況別:あなたが今やるべき最短ルート(フローチャート風)

ゆずまる
ゆずまる
「読むのが大変…」って人のために、手順を“分岐”でまとめるね!ここだけ読んでも動けるはず。
  1. 命に関わる危険サインがある?
    → はい:119または救急外来
    → いいえ:次へ
  2. 救急か迷う?
    → 大人:#7119(実施地域)
    → 子ども:#8000
    → つながらない/非実施:自治体窓口・Q助も活用
  3. 薬が足りない理由は?
    • 処方箋がない(医師の診察が必要)→ 医療情報ネットで休日夜間対応の医療機関を探す
    • 処方箋はあるが薬局が閉まっている → 医療情報ネットで開いている薬局を探す
    • 手元の情報がなく薬名がわからない → お薬手帳/電子版を提示。PMDAの情報も参照
  4. 不足しそうな薬は最優先薬?
    → はい:当日中に受診先・薬局確保
    → いいえ:翌日〜通常営業日で調整。ただし症状悪化なら前倒し

実践例:年末年始によくある3ケースを“薬剤師目線”で解きほぐす

後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
「自分だったらどうする?」って具体例があると、判断のスピードが上がります。3つ、よくある状況でやってみましょう。

ケース1:高血圧の薬があと1日分。かかりつけが1月4日まで休診

状況整理:降圧薬は“急に切れたら即危険”というより、血圧が上がりやすくなるタイプが多い一方、心不全や腎機能、脳血管疾患の既往などで重要度が上がります。

薬剤師の実践的提案

  • まずは家庭血圧を確認(上がり方が強いなら前倒し)
  • 「何の薬が・何mgが・いつから」を整理(お薬手帳が役立つ)
  • 休日夜間対応の医療機関を医療情報ネットで探し、受診可能か電話確認
  • 処方箋をもらったら、開いている薬局へ(ナビイで薬局検索)

注意:自己判断で半量にするなどは避け、医療者に相談。特にβ遮断薬などは急な中止で症状が悪化することがあります(個別判断)。

ケース2:子どもが夜に高熱。解熱剤がもうない

優先順位:子どもの場合は、症状の見極めが難しいことが多いので、#8000がとても有用です。

  • #8000で「受診が必要か」「家庭での対処」「受診先」を相談
  • 危険サイン(ぐったり、呼吸が苦しい、けいれん等)があれば救急対応
  • 受診が必要なら、休日夜間対応の小児科・救急を探す(医療情報ネットなど)

市販の解熱鎮痛薬は成分や用量が重要です。年齢・体重によって適正量が変わります。わからない場合は、薬剤師または医療者に確認してください。

ケース3:喘息の吸入薬が切れそう。連休で仕事も移動も多い

喘息は、吸入薬(発作止め/予防薬)の種類によって緊急度が変わります。発作が増えている、夜間の咳が悪化している、ピークフロー低下などがあれば早めの受診が安全です。

  • 「どの吸入器を、いつ、どれだけ使ったか」を記録
  • #7119で受診の要否を相談(実施地域)
  • 受診先を確保したら、薬局をナビイ等で探す

年末年始に備える:薬が切れないための“前倒し”チェックリスト

ゆずまる
ゆずまる
ここ、来年の自分を助けるパート!「年末年始が怖い」って人ほど、チェックリストを保存してね。
  • 連休前に残薬日数を数える(最低でも7〜10日前)
  • 受診・処方が必要な薬(慢性疾患・吸入・注射など)を優先して前倒し
  • お薬手帳を1冊にまとめる(複数冊は情報分断の原因)
  • 電子版お薬手帳や薬剤情報(YJコード等)を使える状態にする
  • 旅行・帰省時は、薬を「日数+予備」で携行し、分散保管(機内持ち込み/バッグ分け)
  • インスリンなど温度管理が必要な薬は保管方法を確認
  • かかりつけ薬局の年末年始営業時間を事前確認

まとめ:年末年始に薬で困ったら「緊急度→相談→検索→情報提示」の順

後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
最後に一言でまとめると、「闇雲に探す」より「順番を守る」です。順番さえ守れば、年末年始でも打てる手は多いです。
  • 危険サインがあれば、迷わず救急(119)
  • 迷うときは #7119(大人・実施地域)/#8000(子ども)
  • 受診先は「医療情報ネット(ナビイ)」の休日夜間対応検索が便利
  • 薬局もナビイや地域薬剤師会の当番薬局リストで探す
  • お薬手帳・電子版で薬剤情報を提示し、スムーズに安全な処方へ

よくある質問(FAQ)

Q. #7119 は全国どこでも使えますか?

#7119 は「救急安心センター事業」として一部地域で実施されており、実施エリアは拡大・全国普及が進められています。お住まいの地域での実施状況は、厚労省や消防庁の案内から確認できます。

Q. #8000 はいつでもつながりますか?

#8000 は全国統一の短縮番号ですが、実施時間帯は都道府県で異なります。厚労省のページに都道府県別の連絡先と時間帯が掲載されています。

Q. 処方箋がないと薬局で薬はもらえませんか?

処方薬(医療用医薬品)は原則として医師等の処方箋が必要です。年末年始は休日夜間対応の医療機関で診察を受け、処方箋を発行してもらう流れが基本になります。受診先は医療情報ネット(ナビイ)などで探せます。

Q. お薬手帳がないと困りますか?

必須ではありませんが、年末年始の初めての医療機関・薬局では、薬剤情報の共有が安全性に直結します。紙のお薬手帳だけでなく、電子版お薬手帳やPMDAの一般向け情報へのアクセスも活用できます。

Q. 市販薬でつなぐのはアリですか?

症状が軽く、短期間の対処として市販薬が役立つ場面はあります。ただし、持病の薬と成分が重複したり、眠気・血圧・腎機能などに影響することもあります。不安がある場合は薬剤師に相談し、自己判断での多剤併用は避けてください

Q. 年末年始の「開いている薬局」はどう探すのが確実?

全国的には医療情報ネット(ナビイ)の薬局検索が使えます。地域によっては薬剤師会の夜間・休日当番薬局リストが整備されていることもあります。

参考文献(最終確認日:2025-12-30)


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後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
薬局長、あの先輩がまた“シフト入れません”って言ってました…
ゆずまる
ゆずまる
あぁ、それね。焦らなくて大丈夫。タイプ別に整理してみると、意外と対処法が見えてくるんだよ
後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
タイプ別…?そんな分類があるんですか?
ゆずまる
ゆずまる
あるんだ。自己流ベテラン型、タイパ新人型、逆ギレ型、隠れサボり型……15タイプも!
後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
15タイプもあるんですか!?…うちの薬局だけでも、なんか3タイプくらい思い当たります…(笑)
ゆずまる
ゆずまる
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後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
薬局長〜、この本読んでみましたけど…“タイパ新人型”とか“逆ギレ型”とか、めちゃくちゃリアルですね!
ゆずまる
ゆずまる
どこの薬局にも一人はいるんだよ、ああいうタイプ。
後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
“パワハラにならない指導の仕方”とか、“円満退職の進め方”まで書いてあって、これ…薬局長のバイブルですね。
ゆずまる
ゆずまる
そうそう。『怒らずに伝える』がポイントなんだ。現場のリアルを詰めたから、薬局長が一番ラクになると思うよ。
後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
これ、うちのバックヤードに1冊置いておきましょう!トラブル起きた時の“お守り本”に!
ゆずまる
ゆずまる
ぜひそうしてください(笑)。“薬局長を守るマネジメント”は、現場でこそ役立つからね。

 

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