年末年始の発熱対応まとめ|受診判断・解熱薬・自宅ケアまで解説

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ゆずまる
ゆずまる
年末年始に発熱…つらいし、「病院やってないかも」って不安になるよね。今日は“今すぐ救急?” “家で様子見?”を誰でも判断できるように、やさしく整理していくよ!
後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
年末年始って救急外来は混むし、どこに電話したらいいかも迷います…。危険サイン家でやることを先に知りたいです!

年末年始の発熱は、普段より不安が大きくなりやすいです。理由はシンプルで、診療所が休み・薬局も時短・家族の予定が多い、など「いつもの相談先」が機能しにくいから。

この記事では、薬剤師目線で

  • 今すぐ救急要請(119)や救急受診が必要なサイン
  • 自宅で安全に様子を見るための具体策(水分・休養・解熱薬・感染対策)
  • 受診するなら「何を伝えると早いか」
  • 子ども・妊婦・高齢者・基礎疾患ありの注意点

を、できるだけ噛み砕いて解説します。

ゆずまる
ゆずまる
先に結論から言うと、発熱そのものよりも「息が苦しい」「意識が変」「水分が全然とれない」みたいな“危険サイン”が大事だよ!

  1. まず最優先:今すぐ救急(119)や救急受診が必要なサイン
    1. 大人:迷わず救急(119)を考える目安
    2. 子ども:危険サイン(すぐ受診・相談)
  2. 次に大事:年末年始の“連絡先”を確保する(救急相談・受診先の探し方)
  3. 自宅で様子を見るときにやること(安全なホームケア)
    1. 1) まずは記録:体温・症状・水分・尿
    2. 2) 水分が最優先:食事は「後から」でOK
    3. 3) 休養と環境:暖めすぎ・冷やしすぎに注意
    4. 4) 解熱薬は「熱をゼロにする薬」ではない
    5. 5) 市販の解熱鎮痛薬:選び方と注意点(大人向け)
    6. 6) 子どもの解熱薬:自己判断を減らすコツ
  4. 感染対策:家族にうつさない・自分も悪化させない
  5. 受診するなら:電話で伝えるとスムーズな情報(テンプレ)
  6. 年末年始に多い“勘違い”と、やってはいけないこと
  7. ④症例・具体例:年末年始の“よくある場面”で判断してみる
    1. ケース1:大人(30代)38.8℃、頭痛と関節痛、呼吸は苦しくない
    2. ケース2:子ども(2歳)39.0℃、でも機嫌はそこそこ・水分は飲める
    3. ケース3:高齢者(70代)38.0℃、持病あり、食事も水分も進まない
  8. ⑤まとめ:年末年始の発熱は「危険サイン → 水分 → 相談先確保」
  9. ⑥よくある質問
    1. Q. 何度の熱から病院に行くべき?
    2. Q. 解熱剤は飲んだほうが治りが早い?
    3. Q. かぜ薬と解熱鎮痛薬を一緒に飲んでもいい?
    4. Q. 子どもが熱だけで元気。夜はどう見守る?
    5. Q. コロナやインフルの検査は受けたほうがいい?
  10. ⑦参考文献(最終確認日:2025-12-31)
    1. 📘『薬局長のためのモンスター社員対応マニュアル』発売のお知らせ
      1. 📘 書籍情報

まず最優先:今すぐ救急(119)や救急受診が必要なサイン

熱があると「何度なら危険?」と温度だけで判断しがちですが、実際は“体温+状態(呼吸・意識・循環・脱水)”で考えるのが安全です。

大人:迷わず救急(119)を考える目安

厚生労働省の「こんな時は迷わず119へ」には、突然の高熱や呼吸困難、胸痛など“緊急性が高い症状”が整理されています。以下があれば、躊躇せず救急相談や119を検討してください。

  • 急な息切れ・呼吸困難(横になれない、会話がつらい、肩で息をする)
  • 意識がもうろう、受け答えがおかしい、ぐったりして起き上がれない
  • 胸の強い痛み、冷汗、唇が紫っぽい
  • 突然の激しい頭痛、首が硬い、けいれん
  • 水分がほぼ取れない・尿が極端に少ない(脱水が疑わしい)
  • 吐血、血便、激しい腹痛が続く

参考:厚生労働省「こんな時は迷わず119へ」/総務省消防庁「救急受診ガイド(Q助)」など。

後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
「高熱=救急」じゃなくて、呼吸・意識・水分がカギなんですね。年末年始ほど、まずここをチェックします…!

子ども:危険サイン(すぐ受診・相談)

小児は大人より状態が変わりやすいので、“熱の数字より様子”がさらに重要です。日本小児科学会が関わる「こどもの救急(ONLINE-QQ)」でも、ぐったり・呼吸が苦しい・顔色が悪いなどがチェック項目になっています。

  • 元気がなく、ぐったり(呼びかけへの反応が弱い)
  • 呼吸があらく苦しそう、陥没呼吸、ゼーゼー
  • 顔色・唇の色が悪い
  • 生後3か月未満で発熱(目安として38℃以上は早めに受診相談)
  • 水分が取れず、おしっこが少ない
  • けいれん、意識が変、強い頭痛や不自然な不機嫌

子どもは「熱があっても機嫌がよく水分が取れているなら慌てない」一方で、「ぐったり」は早め受診、という考え方が東京都の子ども医療ガイドにも示されています。


次に大事:年末年始の“連絡先”を確保する(救急相談・受診先の探し方)

年末年始は、いきなり病院へ突撃するより、電話相談→受診先案内の流れが安全でスムーズです。

  • 緊急なら119
  • 迷うなら:自治体の救急相談(地域の#7119等)や、総務省消防庁の「Q助(救急受診ガイド)」で緊急度の目安を確認
  • 受診先が分からない:自治体サイトの「休日当番医」「休日急患診療所」を検索
ゆずまる
ゆずまる
年末年始は「行ってみたら休みだった…」が本当に多い!電話で症状を伝えて、受診先を案内してもらうのがいちばん堅実だよ。

自宅で様子を見るときにやること(安全なホームケア)

ここからは「危険サインはない」「呼吸も会話もできる」「水分は何とか取れる」など、自宅療養が選択肢になるケースを想定して説明します。

1) まずは記録:体温・症状・水分・尿

相談や受診のときに役立つので、メモでOK。厚労省資料でも「体温を測って記録」が推奨されています。

記録する項目 理由
体温 朝/昼/夜、最高体温 経過(上がり方・下がり方)が判断材料
症状 咳、喉痛、鼻水、頭痛、関節痛、下痢/嘔吐 インフル等の特徴(急な高熱+全身症状など)の把握に
水分 何をどれくらい飲めたか 脱水の予防・評価
尿 回数、量、色 脱水のサイン

2) 水分が最優先:食事は「後から」でOK

発熱時は汗や呼吸で水分が失われやすいです。食欲がなくても、まずは少量ずつ頻回に水分

  • 一気飲みで吐きやすい人は、ひと口をこまめに
  • 目安は「口が乾く前」に飲む
  • 下痢・嘔吐があるなら、経口補水液など“電解質”も意識

尿が半日以上ほとんど出ない、立つとふらつく、口がカラカラ、涙が出にくい、皮膚が乾く…は脱水が疑われるので、早めに相談・受診を。

後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
「食べなきゃ」って焦る人が多いけど、まずは水分なんですね。薬局でも尿の回数を聞くの、納得です!

3) 休養と環境:暖めすぎ・冷やしすぎに注意

  • 寒気が強いとき:毛布などで調整
  • 汗をかいたら:着替え・室温調整(汗冷えで体力を削らない)
  • 氷枕や冷却は「気持ちいい範囲」でOK(無理な冷却は不要)

4) 解熱薬は「熱をゼロにする薬」ではない

解熱鎮痛薬は、熱を下げること自体よりも、つらさ(頭痛・関節痛・眠れない)を和らげて水分を取れる状態にするために使うイメージが安全です。

5) 市販の解熱鎮痛薬:選び方と注意点(大人向け)

年末年始は「家にある薬で何とかしたい」も多いですが、重ね飲み・成分かぶりが事故の元です。

最重要:かぜ薬(総合感冒薬)には、解熱鎮痛成分が入っていることが多いです。
解熱鎮痛薬+かぜ薬を併用すると、同じ成分を二重に飲んでしまう危険があります(例:アセトアミノフェン)。

代表的な選択肢(一般論)

  • アセトアミノフェン:胃への負担が比較的少なめ。妊娠中などで選択肢になることが多い(ただし自己判断せず相談を)。
  • イブプロフェン/ロキソプロフェン等(NSAIDs):痛み・炎症に効きやすい一方、胃腸障害、腎機能、喘息、抗凝固薬内服中など注意が必要。

厚生労働省関連の通知等でも、アセトアミノフェン以外のNSAIDsが使用可能な旨に触れられていますが、これは「誰でも安全」という意味ではありません。持病・妊娠・併用薬がある人は特に薬剤師へ相談してください。

6) 子どもの解熱薬:自己判断を減らすコツ

子どもは年齢・体重で用量が変わり、製品ごとにも濃度が違うため、“家にあるから同じ量”は危険です。

  • 東京都の子ども医療ガイドでも等でも、子どもへの解熱剤は説明がありますが、基本は医師・薬剤師の指示を優先
  • 生後3か月未満の発熱は早めに受診相談が基本

感染対策:家族にうつさない・自分も悪化させない

年末年始は集まりが増える時期。発熱があるなら、まずは外出を控えるが原則です(厚労省資料でも、発熱等の風邪症状があるときは外出を控える旨の記載があります)。

  • 同居家族とタオル共有を避ける
  • 換気(寒い時期は短時間でもOK)
  • 手洗い、マスク(咳がある/会話が必要な時)
  • 可能なら寝室を分ける/難しければ距離をとる
ゆずまる
ゆずまる
「治すため」もだけど、年末年始は特に“うつさない工夫”が大事。家族全員ダウンすると一気に詰むからね…!

受診するなら:電話で伝えるとスムーズな情報(テンプレ)

救急相談や医療機関に電話するときは、以下を伝えると案内が早くなります。

伝えること
年齢・性別 40代男性/3歳
いつから・最高体温 昨日夕方から、最高39.2℃
症状 咳、喉痛、頭痛、関節痛、下痢、嘔吐など
危険サインの有無 呼吸苦なし/水分は取れる/尿は出ている 等
持病・妊娠・内服薬 喘息、糖尿病、腎臓病、抗凝固薬、免疫抑制薬など
解熱薬の使用状況 何を何時にどれだけ飲んだか

年末年始に多い“勘違い”と、やってはいけないこと

  • 解熱剤を飲めば外出してOK → NG。感染拡大・悪化リスク
  • 熱を完全に下げるまで追加で飲む → NG。用法用量を超える危険
  • 総合感冒薬+解熱鎮痛薬の重ね飲み → NG。成分かぶりに注意
  • 水分が取れないのに様子見 → NG。脱水は悪化を早める
  • 「インフルっぽいから」家族の抗インフル薬を分けてもらう → NG(処方薬の譲渡は危険)

④症例・具体例:年末年始の“よくある場面”で判断してみる

ケース1:大人(30代)38.8℃、頭痛と関節痛、呼吸は苦しくない

状況:昨日の夜から急に発熱。水は飲めるが食欲なし。尿はいつもより少ない気がする。

考え方:インフルエンザは、38℃以上の発熱と全身症状が急速に出ることがあると厚労省Q&Aでも説明があります。
ただし、ここで大切なのは「インフルかどうか当てる」より、脱水と悪化サインを作らないこと。

  • 水分を少量頻回で確保
  • つらくて眠れないなら、用法用量を守って解熱鎮痛薬を検討
  • 息苦しさ・意識の変化・水分不能が出たら救急相談へ

年末年始ポイント:受診先が分からないなら、救急相談や自治体の当番医をまず確認。電話で上のテンプレを伝える。

後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
「インフルっぽい!」で焦るより、水分・尿・呼吸で安全確保…ですね。やることが具体的で助かります。

ケース2:子ども(2歳)39.0℃、でも機嫌はそこそこ・水分は飲める

状況:咳と鼻水。遊ぶ時間もあるが、夕方は少しグズる。

考え方:東京都の子ども医療ガイドでも「機嫌がよく食欲もあるなら慌てない」一方、ぐったりなら受診、といった整理があります。
このケースは“様子見の条件を満たす可能性”があります。

  • 水分を確保(ゼリー・スープでもOK)
  • 夜間に呼吸が苦しくないか観察
  • おしっこが極端に減る・ぐったりが出たら受診相談へ

ケース3:高齢者(70代)38.0℃、持病あり、食事も水分も進まない

高齢者や基礎疾患がある方は、同じ発熱でも悪化しやすいことがあります。水分が取れない時点で相談・受診の優先度は上がります。
年末年始は「明日まで待つ」がリスクになることがあるので、救急相談を活用して受診先を確保しましょう。


⑤まとめ:年末年始の発熱は「危険サイン → 水分 → 相談先確保」

  • 救急(119)レベルは、呼吸困難・意識変容・強い胸痛・けいれん・急激な悪化
  • 自宅療養の柱は、水分(脱水予防)と休養
  • 解熱薬は「熱をゼロ」にするより、つらさを下げて水分を取るために
  • 成分かぶり(かぜ薬+解熱薬)に注意
  • 迷ったら救急相談(#7119等)や「Q助」を活用し、受診先を案内してもらう
ゆずまる
ゆずまる
最後にもう一回!息が苦しい・意識がおかしい・水分が取れないは我慢しないで相談・受診だよ。年末年始は「早めの判断」がいちばんの安心!

⑥よくある質問

Q. 何度の熱から病院に行くべき?

体温だけで一律に決めるより、呼吸・意識・水分・尿で判断するのが安全です。突然の高熱に加え、息苦しさや意識の異常があれば救急レベルを検討してください。

Q. 解熱剤は飲んだほうが治りが早い?

解熱剤は「治す薬」というより、つらさを減らして休養・水分を取りやすくする目的で使うイメージです。用法用量を守り、成分の重複に注意してください。

Q. かぜ薬と解熱鎮痛薬を一緒に飲んでもいい?

おすすめしません。総合感冒薬に解熱鎮痛成分が含まれていることが多く、二重に服用してしまう危険があります。成分表示を確認し、不安なら薬剤師に相談を。

Q. 子どもが熱だけで元気。夜はどう見守る?

夜は特に、呼吸が苦しくないか、ぐったりしていないか、水分が取れているか、おしっこが出ているかを確認。危険サインが出たら早めに受診相談へ。

Q. コロナやインフルの検査は受けたほうがいい?

検査が必要かは、症状・基礎疾患・周囲の流行状況・治療方針で変わります。年末年始は受診先が限られるため、まず救急相談や当番医に電話し、受診の要否を確認するのがおすすめです。


⑦参考文献(最終確認日:2025-12-31)


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後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
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ゆずまる
ゆずまる
あぁ、それね。焦らなくて大丈夫。タイプ別に整理してみると、意外と対処法が見えてくるんだよ
後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
タイプ別…?そんな分類があるんですか?
ゆずまる
ゆずまる
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後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
15タイプもあるんですか!?…うちの薬局だけでも、なんか3タイプくらい思い当たります…(笑)
ゆずまる
ゆずまる
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後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
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ゆずまる
ゆずまる
どこの薬局にも一人はいるんだよ、ああいうタイプ。
後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
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ゆずまる
ゆずまる
そうそう。『怒らずに伝える』がポイントなんだ。現場のリアルを詰めたから、薬局長が一番ラクになると思うよ。
後輩薬剤師なぎさ
後輩薬剤師なぎさ
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ゆずまる
ゆずまる
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