

② 前書き:ボルズィ登場でどう変わる?不眠症治療の今

日本では長年、ベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系睡眠薬が中心に使われてきました。しかし、転倒・認知機能低下・依存などのリスクが問題となり、「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」などで、漫然投与や多剤併用に強い注意喚起がなされています。
その中で登場したのが、オレキシン受容体拮抗薬(DORA:dual orexin receptor antagonist)です。現在、日本で使えるDORAは以下の4剤です。
- スボレキサント(ベルソムラ®)
- レンボレキサント(デエビゴ®)
- ダリドレキサント(クービビック®)
- ボルノレキサント(ボルズィ®) ←今回の主役
ボルズィは2025年に承認された最新のDORAで、「とにかく半減期が短い」=翌朝に薬が残りにくいという特徴を持っています。
この記事では、
- ボルズィの基本情報・作用機序・薬物動態
- ベルソムラ/デエビゴ/クービビックとの違い
- 実際の使い分けの考え方(症例ベース)
- 薬局薬剤師としての服薬指導・相互作用のポイント
を、薬剤師目線でかなり細かく解説していきます。
③ 本文:ボルズィの基礎から他剤比較まで
1. ボルズィ(ボルノレキサント)の基本情報

主な基本情報は以下のとおりです。
- 販売名:ボルズィ錠 2.5mg/5mg/10mg
- 一般名:ボルノレキサント水和物
- 効能・効果:不眠症
- 通常用量:成人 1日1回 5mg を就寝直前に経口投与(症状により適宜増減、1日1回10mgを超えない)
- 薬理分類:オレキシン受容体拮抗薬(OX1/OX2二重拮抗)
- 代謝酵素:主に CYP3A4
商品名「ボルズィ(Vorzzz)」は、一般名 Vornorexant と “ZZZ(眠りの擬音)”からの造語とされています。
ポイントは「短時間作用型のDORA」だということです。詳しくは薬物動態のところで掘り下げます。
2. 作用機序:オレキシンをブロックして「自然な眠り」に近づける

オレキシンは視床下部から分泌される神経ペプチドで、覚醒を維持する“起きるスイッチ”の役割を持ちます。オレキシンが過剰に働いていると、頭が冴えて眠れない状態が続きやすくなります。
ボルズィを含むDORAは、OX1・OX2受容体をブロックすることで、“起きるスイッチ”を弱めて眠りやすくするタイプの薬です。GABA受容体作動薬のように脳全体を強く抑制するわけではないため、以下のような特徴が期待されています。
- 依存性・離脱症状が少ない
- 呼吸抑制が比較的少ない
- 自然な睡眠構造に比較的近い(レム・ノンレムのバランスが保たれやすい)
ただし、「安全だからいくら飲んでもよい」「やめるときは自己判断で一気に中止してよい」という意味ではありません。ガイドラインでも、適切な用量・期間・減量計画の重要性が繰り返し強調されています。
3. 薬物動態:ボルズィはDORAの中でダントツの短半減期

ボルズィの薬物動態(日本人健康成人でのデータ)は、おおよそ以下のとおりです。
- Tmax:約0.5時間(内服後30分〜1時間でピーク)
- 消失半減期 t1/2:約1.9〜2.3時間(健康成人)
- 肝機能障害:軽度〜中等度で半減期が 3.07〜4.92時間へ延長
「すぐ効いて、すぐ抜ける」DORAと言えます。
一方、他のDORAの半減期は以下のように報告されています。
| 薬剤 | 商品名 | 通常用量 | Tmax | 消失半減期 |
|---|---|---|---|---|
| スボレキサント | ベルソムラ | 20mg(高齢者15mg) | 約1.5時間 | 約10時間前後 |
| レンボレキサント | デエビゴ | 5〜10mg | 約2時間 | 約50時間 |
| ダリドレキサント | クービビック | 25〜50mg | 約0.7〜1.4時間 | 約6〜7時間 |
| ボルノレキサント | ボルズィ | 5〜10mg | 約0.5時間 | 約2時間 |
この表から分かるように、ボルズィはDORAの中でも最も短時間型です。
メリット・デメリットを整理すると:
- メリット:翌朝の持ち越し(眠気・ふらつき)のリスクが理論上少ない
- デメリット:早朝覚醒や長時間の睡眠維持には、他剤ほど強くない可能性

4. 安全性・副作用・相互作用のポイント
4-1. 主な副作用
添付文書・臨床試験の報告などから、主な副作用として以下が挙げられています。
- 傾眠(3%以上)
- めまい、倦怠感
- 悪夢
- 上咽頭炎 など
DORA全体に共通する副作用として、入眠時幻覚・睡眠麻痺(いわゆる「金縛り」)・睡眠時随伴症が少数ながら報告されています。デエビゴなど他剤でも同様の注意が必要とされています。
4-2. 自動車運転・機械操作
ボルズィは半減期が短いとはいえ、服用当日の自動車運転や危険な機械操作には注意が必要です。添付文書でも、他の睡眠薬同様に注意喚起があります。
特に、
- 高用量(10mg)
- 高齢者
- CYP3A4阻害薬併用時
- 肝機能障害
では血中濃度が上昇し、翌朝の眠気・ふらつきのリスクが上がる可能性があるため、服薬指導で必ず確認しましょう。
4-3. 相互作用(CYP3A4とグレープフルーツジュース)
ボルズィは主にCYP3A4で代謝され、CYP3A4阻害薬との併用で血中濃度が大きく上昇します。特に、強いCYP3A4阻害薬(イトラコナゾール・クラリスロマイシン・エンシトレルビルなど)との併用で AUCが大きく増加することが示されています。
さらに特徴的なのは、グレープフルーツジュースが「併用注意」と明記されている初のDORAである点です。他のDORA(スボレキサント・レンボレキサント・ダリドレキサント)の添付文書には、グレープフルーツジュースに関する注意はありません。
薬局でのチェックポイントとして:
- CYP3A4阻害薬・誘導薬の併用状況の確認
- グレープフルーツジュース常飲の有無を聞く
- 市販サプリや健康食品(セントジョーンズワートなど)の併用に注意

5. 他のDORAとの比較と使い分け
5-1. 4剤をざっくり比較
DORA4剤を、薬剤師目線でざっくり整理すると以下のようなイメージです(あくまで一般的な特徴の整理であり、個々の患者で異なります)。
| 薬剤 | 半減期 | イメージ |
|---|---|---|
| ベルソムラ (スボレキサント) |
約10時間 | 初期のDORA。エビデンス・使用経験が豊富。食事の影響あり(食直後投与で入眠効果遅延)。 |
| デエビゴ (レンボレキサント) |
約50時間 | ガッツリ長時間効くタイプ。中途覚醒・早朝覚醒にも強めだが、翌朝の眠気の報告も比較的多い。 |
| クービビック (ダリドレキサント) |
約6〜7時間 | 中間型DORA。睡眠維持と持ち越しのバランス型。夜間の中途覚醒にも一定のエビデンス。 |
| ボルズィ (ボルノレキサント) |
約2時間 | 超短時間型DORA。入眠効果と、翌朝のクリアさを重視。 |
※添付文書・各種解説記事からの情報を基に整理。
5-2. 不眠症状のタイプから考える使い分けの“型”
もちろん最終的な薬剤選択は医師の判断ですが、薬剤師として「どんなロジックで選ばれているか」を理解しておくと、処方意図の推測・疑義照会の質が上がります。
① 入眠困難がメインで、早朝覚醒は目立たない
→ ボルズィ、クービビック、ベルソムラ など
・特に、翌朝の眠気を極力避けたい場合はボルズィが候補。
② 中途覚醒・早朝覚醒がつらい(睡眠維持障害)
→ デエビゴ、クービビック、ベルソムラ
・夜間〜早朝まである程度濃度を維持させたいので、半減期の長い薬剤が選ばれやすい。
③ 高齢者でふらつき・転倒リスクが高い
→ DORA全般がベンゾ系より推奨される傾向。
・その中でも、翌朝の持ち越しをさらに減らしたい場合はボルズィが候補に。
④ すでに他のDORAで「翌朝の眠気」を自覚している患者
→ ボルズィへのスイッチを検討するケースも考えられる(医師判断)。
5-3. GABA作動薬との使い分け
日本睡眠学会のガイドラインや厚労省の資料では、高齢者・合併症の多い患者では、ベンゾ系睡眠薬を第一選択にしない方向性が示されています。
薬剤師としては、
- 長期ベンゾ系・非ベンゾ系を継続している患者
- 日中のふらつき・転倒歴がある高齢者
- 記憶力低下を訴える患者
などで、DORA(ボルズィを含む)へのスイッチが検討され得ることを頭に置いておくと、処方レビューや服薬指導での説明がスムーズになります。
ただし、自己判断での中止・変更は危険なので、必ず「変更したい場合は主治医と相談を」と伝えることが大切です。
④ 症例・具体例・実践的な使い方のイメージ

症例1:40代会社員、朝の眠気がつらい入眠障害
- 40代男性、事務職、毎日車通勤
- 主訴:寝つきが悪く、寝るまで1〜2時間かかる。朝はなんとか起きられるが、午前中の眠気がつらい。
- 既往:高血圧(Ca拮抗薬内服)、重い精神疾患なし。
- 現在:ゾルピデムからデエビゴ5mgへ変更後、入眠は改善したが「翌朝のボーッとした感じ」が気になる。
薬剤師としての視点:
- デエビゴは半減期が長く、翌朝の眠気が問題になりやすいことがある。
- 入眠障害がメインであり、中途覚醒・早朝覚醒はそこまで強くない。
- 毎日車通勤であり、運転への影響を最小限にしたい。
ここで医師が考えうる選択肢の1つが、短半減期のボルズィへの変更です。
薬剤師が患者さんに説明するイメージ:

ここでのポイントは、
- 「朝に残りにくい」という利点と
- 「その分、睡眠維持効果が弱い可能性がある」というデメリット
を両方説明することです。
症例2:70代女性、転倒歴あり・中途覚醒がつらい
- 70代女性、一人暮らし
- 夜間に2〜3回トイレ覚醒。ベンゾ系睡眠薬と抗不安薬を長期間使用。
- 最近、トイレに行く途中で転倒して打撲。
このケースでは、
- まずベンゾ系の見直し・減量が最重要(医師と相談)
- 睡眠維持障害が主体であり、半減期の長さもある程度必要
そのため、ボルズィ単独よりも、クービビックやデエビゴなど、睡眠維持に強いDORAが候補になる可能性があります。転倒リスクを考えれば「長すぎない半減期(クービビック)」も現実的です。
薬剤師としては、
- 「まずはベンゾ系の減量・整理が大事」であること
- 「DORAもふらつきゼロではないが、全身の筋弛緩+認知機能への影響が強いベンゾ系よりは安全性が高いと考えられている」こと
を、ガイドラインの趣旨も踏まえつつ丁寧に説明していきます。
症例3:50代男性、他のDORAで悪夢が強かったケース
- 50代男性、うつ病の既往あり
- デエビゴで入眠・維持ともに改善したが、「悪夢が増えた」と訴えて中止
- その後、クービビックでも類似の訴え
DORAでは、「悪夢・生々しい夢」の訴えが一定数あることが知られています。これはレム睡眠の質や量の変化などが関与していると考えられています。
ボルズィは開発過程で、既存DORAの副作用(悪夢・傾眠など)をできるだけ抑えつつ、効果は維持することを目指したとされていますが、それでも副作用がゼロになるわけではありません。
このような症例では、
- 非薬物療法(CBT-i、睡眠衛生指導など)の強化
- メラトニン受容体作動薬など別機序の薬剤を含めた再検討
も視野に入ります。 薬剤師としては、「新しい薬だから大丈夫!」とは決して言わず、副作用の再発時の受診・相談のタイミングをあらかじめ共有しておくことが重要です。
⑤ まとめ:ボルズィの位置づけを一言でいうと?

- 最新のオレキシン受容体拮抗薬(DORA)の1つで、効能は「不眠症」
- Tmax約0.5時間、半減期約2時間という「超短時間型DORA」で、入眠効果と翌朝のクリアさを重視した設計
- 用量は通常 5mg 就寝直前、最大 10mg/日まで
- 主な副作用は傾眠・めまい・悪夢など。他のDORAと同様に、睡眠麻痺・異常行動にも注意
- CYP3A4代謝で、強い阻害薬との併用注意/禁忌。グレープフルーツジュースが「併用注意」と明記されている点が特徴
- 入眠障害が主体で、翌朝の眠気を強く気にする患者では選択肢になりやすい
- 一方、睡眠維持障害が強い場合には、半減期の長いデエビゴやクービビックの方がフィットするケースも
- ベンゾ系からのスイッチ候補としても位置づけられるが、減量・中止の計画は必ず医師と相談

⑥ よくある質問(Q&A)
Q1. ボルズィはどんな患者さんに向いていますか?
入眠障害がメインで、翌朝の眠気やふらつきをなるべく避けたい人に向きやすい薬です。
具体的には、
- 寝つきに時間がかかるが、早朝覚醒はそこまで強くない人
- これまでのDORA(特にデエビゴ)で翌朝の眠気・ふらつきを強く感じた人
- 毎日車を運転する、仕事で朝から集中力が必要な人(※それでも運転への注意は必要)
などで候補になります。一方で、「夜中に何度も目が覚める」「早朝に目が覚めてしまう」タイプの不眠では、半減期の長いDORAの方が適していることもあります。
Q2. 他の睡眠薬からボルズィに切り替えるとき、薬剤師として何を確認すべきですか?
最低限、以下は必ずチェックしたいポイントです。
- 現在の睡眠薬の種類・用量・服用期間(特にベンゾ系・非ベンゾ系)
- 日中の眠気・ふらつき・転倒歴・物忘れなどの有無
- 服用時間(就寝直前かどうか)と睡眠衛生(テレビ・スマホ・カフェイン・アルコール)
- 併用薬(CYP3A4阻害薬/誘導薬の有無)
- グレープフルーツジュースや健康食品の摂取状況
ベンゾ系からの切り替えでは、急激な中止は離脱や不眠悪化のリスクがあるため、医師と相談のうえ、段階的減量+DORAへのスイッチが行われることが多いです。患者さんには「自己判断でやめない」ことを必ず伝えましょう。
Q3. ボルズィ服用中でも車の運転はできますか?
半減期が短いとはいえ、服用当日の自動車運転・高所作業・危険を伴う機械の操作には注意が必要です。
特に、
- 飲み始めの数日〜数週間
- 用量を増量した直後
- 他の中枢神経抑制薬(抗不安薬・抗うつ薬など)を併用している場合
では、眠気や注意力低下が出ていないか慎重に確認する必要があります。 患者さんには、
- 「朝起きたときに眠気やふらつきが強い日は、運転を控える」
- 「少しでもおかしいと感じたら、すぐに主治医や薬剤師に相談する」
ことを具体的に説明するとよいでしょう。22
Q4. ボルズィは食後に飲んでも大丈夫ですか?
現時点の情報では、ボルズィは他のDORA(ベルソムラ・デエビゴ)ほど明確な「食事の影響に関する制限」は強調されていませんが、添付文書どおり「就寝直前」に服用するのが基本です。
ベルソムラやデエビゴでは、食直後投与でTmax遅延・Cmax低下が報告され、入眠効果の発現が遅れる可能性が指摘されています。そのため、DORA全般で「就寝直前、食後しばらく時間をあけて服用」と指導するのが実務的にわかりやすいです。
Q5. 不眠症治療では薬だけに頼らずに CBT-i なども勧めた方がよいですか?
はい。ガイドラインでは、認知行動療法(CBT-i)は第一選択、もしくは薬物療法と同等以上に推奨されています。
ただし日本では、対面式CBT-iを提供できる施設がまだ限られており、最近になってようやく CBT-iアプリ(Med CBT-i)などのツールが登場してきたところです。薬局薬剤師としては、
- 睡眠衛生指導(就床・起床時刻、カフェイン・アルコール、スマホ、昼寝など)
- 薬に対する過度な不安や誤情報の修正
- 「薬はあくまで補助で、出口(減量・中止)を見据える」というメッセージ
を、日々の服薬指導の中に少しずつ織り込んでいくのが現実的です。
⑦ 参考文献・情報源
※すべて2025年12月2日に最終確認(アクセス)しました。
- ボルズィ(ボルノレキサント)添付文書・インタビューフォーム
医療用医薬品 : ボルズィ (ボルズィ錠2.5mg 他)オレキシン受容体拮抗薬, 不眠症治療薬; 総称名:ボルズィ; 一般名:ボルノレキサント水和物; 販売名:ボルズィ錠2.5mg, ボルズィ錠5mg, ボルズィ錠10mg; 製造会社:大正製薬 - 大正製薬:オレキシン受容体拮抗剤「ボルノレキサント」の第Ⅲ相試験・薬物動態概要
オレキシン受容体拮抗剤「ボルノレキサント水和物」の 第Ⅲ相臨床試験結果を発表大正製薬のニュースリリースです。 - 日本睡眠学会:睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン
https://www.jssr.jp/data/pdf/suiminyaku-guideline.pdf - 厚生労働省:薬局における疾患別対応マニュアル(不眠症・睡眠薬の適正使用関連)
https://www.mhlw.go.jp/content/001485588.pdf - スボレキサント(ベルソムラ®)添付文書関連情報(KEGG 医療用医薬品)
医療用医薬品 : ベルソムラ (ベルソムラ錠10mg 他)オレキシン受容体拮抗薬, 不眠症治療薬; 総称名:ベルソムラ; 一般名:スボレキサント; 販売名:ベルソムラ錠10mg, ベルソムラ錠15mg, ベルソムラ錠20mg; 製造会社:MSD - レンボレキサント(デエビゴ®)臨床情報・薬物動態
https://pins.japic.or.jp/pdf/newPINS/00068463.pdf - ダリドレキサント(クービビック®)添付文書・解説
医療用医薬品 : クービビック (クービビック錠25mg 他)オレキシン受容体拮抗薬, 不眠症治療薬; 総称名:クービビック; 一般名:ダリドレキサント塩酸塩; 販売名:クービビック錠25mg, クービビック錠50mg; 製造会社:ネクセラファーマジャパン - 脳神経まちだクリニックブログ:新しい睡眠薬(オレキシン受容体拮抗薬DORA)ボルノレキサント(ボルズィ)の特徴
新しい睡眠薬(オレキシン受容体拮抗薬DORA)が使用できるようになりました:ボルノレキサント(ボルズィ) - 脳神経まちだクリニックブログボルノレキサントは、オキサアジナン環を導入することで脂溶性を低減し、消失半減期(T1/2)を短くした薬剤です。 - ななほしクリニック:ボルズィ(ボルノレキサント)の効果・副作用解説
ボルズィ(ボルノレキサント)の効果、副作用について解説 - 福岡市天神の内科・糖尿病内科|19時まで診療| なないろクリニック「ボルズィⓇ」は2025年11月27日に発売となった新しい不眠症の治療薬です。依存性がない比較的新しい薬である - 日本睡眠学会:睡眠薬の安全で安心な使用法について
日本睡眠学会
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薬剤師向け転職サービスの比較と特徴まとめ


今日は、特徴をわかりやすく整理しつつ、読んでくださる方が自分の働き方を見つめ直しやすいようにまとめていきましょう。
働く中で、ふと立ち止まる瞬間は誰にでもあります
薬剤師として日々働いていると、忙しさの中で気持ちに余裕が少なくなり、
「最近ちょっと疲れているかも…」と感じる瞬間が出てくることがあります。
- 店舗からの連絡に、少し身構えてしまう
- 休憩中も頭の中が業務のことでいっぱいになっている
- 気づけば仕事中心の生活になっている
こうした感覚は、必ずしも「今の職場が嫌い」というわけではなく、
「これからの働き方を考えてもよいタイミングかもしれない」というサインであることもあります。
無理に変える必要はありませんが、少し気持ちが揺れたときに情報を整理しておくと、
自分に合った選択肢を考えるきっかけになることがあります。
薬剤師向け転職サービスの比較表
ここでは、薬剤師向けの主な転職サービスについて、それぞれの特徴を簡潔に整理しました。
各サービスの特徴(概要)
ここからは、上記のサービスごとに特徴をもう少しだけ詳しく整理していきます。ご自身の希望と照らし合わせる際の参考にしてください。
・薬剤師向けの転職支援サービスとして、調剤薬局やドラッグストアなどの求人を扱っています。
・面談を通じて、これまでの経験や今後の希望を整理しながら話ができる点が特徴です。
・「まずは話を聞いてみたい」「自分の考えを整理したい」という方にとって、利用しやすいスタイルと言えます。
・全国の薬局・病院・ドラッグストアなど、幅広い求人を取り扱っています。
・エリアごとの求人状況を比較しやすく、通勤圏や希望地域に合わせて探したいときに役立ちます。
・「家から通いやすい範囲で、いくつか選択肢を見比べたい」という方に向いているサービスです。
・調剤薬局の求人を多く扱い、条件の調整や個別相談に力を入れているスタイルです。
・勤務時間、休日日数、年収など、具体的な条件について相談しながら進めたい人に利用されています。
・「働き方や条件面にしっかりこだわりたい」方が、検討の材料として使いやすいサービスです。
・調剤系の求人を取り扱う転職支援サービスです。
・職場の雰囲気や体制など、求人票だけではわかりにくい情報を把握している場合があります。
・「長く働けそうな職場かどうか、雰囲気も含めて知りたい」という方が検討しやすいサービスです。
・薬剤師に特化した職業紹介サービスで、調剤薬局・病院・ドラッグストアなど幅広い求人を扱っています。
・公開されていない求人(非公開求人)を扱っていることもあり、選択肢を広げたい場面で役立ちます。
・「いろいろな可能性を見比べてから考えたい」という方に合いやすいサービスです。
・調剤薬局を中心に薬剤師向け求人を取り扱うサービスです。
・研修やフォロー体制など、就業後を見据えたサポートにも取り組んでいる点が特徴です。
・「現場でのスキルや知識も高めながら働きたい」という方が検討しやすいサービスです。
気持ちが揺れるときは、自分を見つめ直すきっかけになります
働き方について「このままでいいのかな」と考える瞬間は、誰にでも訪れます。
それは決して悪いことではなく、自分の今とこれからを整理するための大切なサインになることもあります。
転職サービスの利用は、何かをすぐに決めるためだけではなく、
「今の働き方」と「他の選択肢」を比較しながら考えるための手段として活用することもできます。
情報を知っておくだけでも、
「いざというときに動ける」という安心感につながる場合があります。


「転職するかどうかを決める前に、まずは情報を知っておくだけでも十分ですよ」ってお伝えしたいです。
自分に合う働き方を考える材料が増えるだけでも、少し気持ちがラクになることがありますよね。
無理に何かを変える必要はありませんが、
「自分にはどんな可能性があるのか」を知っておくことは、将来の安心につながることがあります。
気になるサービスがあれば、詳細を確認しながら、ご自身のペースで検討してみてください。



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