「9月になってから、くしゃみと鼻水が止まらない」
「花粉症って春だけじゃないの?風邪なのか、秋の花粉症なのか分からない」
「ブタクサやヨモギって、いつまで飛ぶの?」
そんな疑問が増えるのが、8月後半〜10月ごろです。
花粉症というとスギ・ヒノキのイメージが強いですが、秋にも花粉症はあります。主な原因は、ブタクサ・ヨモギ・カナムグラなどの草本花粉です。環境省の花粉症環境保健マニュアルでも、ブタクサやヨモギなどのキク科、カナムグラは夏の終わりから秋にかけて飛散するとされています。
しかも2026年9月現在、実際に秋花粉は観測されています。東京都の「夏から秋の花粉飛散状況」では、2026年9月7〜13日の観測で、八王子のブタクサ属が13.6個/cm²、多摩が9.9個/cm²など、複数地点でブタクサ属の花粉が確認されています。
この記事の結論
- 秋の花粉症は本当にあり、9〜10月はブタクサ・ヨモギ・カナムグラに注意
- 地域差はあるが、秋花粉は8月後半〜10月、種類によっては11月ごろまで続く
- 透明でサラサラした鼻水、連発するくしゃみ、目のかゆみは花粉症を考えるヒント
- 発熱・強い倦怠感・感染者との接触があるときは、風邪やインフルエンザなど感染症も考える
- 秋花粉は草むら・河川敷・空き地など身近な場所に発生源がある
- 薬だけでなく、原因植物に近づかない・マスク・帰宅後の花粉除去なども重要
- 症状が強い、咳が長引く、息苦しい場合は自己判断せず受診する



- 2026年9月|秋花粉は実際に飛んでいる
- 秋の花粉症の原因は?ブタクサ・ヨモギ・カナムグラ
- 秋の花粉症はいつまで続く?
- 秋の花粉症ではどんな症状が出る?
- 秋の花粉症と風邪の違いは?見分け方の目安
- 秋花粉で咳・喉のイガイガは出る?
- 秋花粉はどこで増える?「草むら」に近づくほど要注意
- 今日からできる秋花粉対策
- 秋の花粉症の薬は?薬剤師が押さえたいポイント
- 市販薬を選ぶときの注意点|「花粉症の薬なら何でも同じ」ではない
- 秋花粉症はどうやって調べる?検査と診断の考え方
- 朝・昼・夜で考える秋花粉対策|1日の実践例
- ブタクサ・ヨモギ花粉症で「食べ物」に注意することがある
- 秋花粉症に舌下免疫療法はある?
- 子どもの秋花粉症|風邪との見分けが難しい
- 秋花粉症でやりがちなNG対策5つ
- 何科を受診すればいい?症状別の目安
- こんなときは医療機関へ
- よくある質問
- まとめ|9〜10月の鼻水・くしゃみは「秋花粉」も考える
- 参考にした主な情報
2026年9月|秋花粉は実際に飛んでいる
「秋花粉って本当に今飛んでいるの?」という方のために、2026年のデータを確認してみます。
東京都アレルギー情報naviでは、夏から秋の花粉として、イネ科・ブタクサ属・ヨモギ属・カナムグラなどを継続して観測しています。2026年9月7〜13日の観測では、ブタクサ属は八王子13.6個/cm²、多摩9.9個/cm²、小平5.9個/cm²、町田3.7個/cm²などが確認されました。
つまり、2026年9月の時点で「春の花粉は終わったから、鼻水は花粉症ではない」と決めつけることはできません。
注意:花粉の種類・量は地域、天候、周囲の植生によって大きく変わります。東京都の観測値を全国共通の状況として見るのではなく、「秋花粉が実際に飛散している一例」として参考にしてください。
秋の花粉症の原因は?ブタクサ・ヨモギ・カナムグラ
秋花粉の主役は、春のスギ・ヒノキとは違います。
| 植物 | おおよその時期 | 特徴 | よく見かける場所 |
|---|---|---|---|
| ブタクサ | 8〜9月を中心に秋 | キク科。秋花粉症の代表格 | 河川敷、空き地、道路脇など |
| ヨモギ | 9〜10月ごろ | キク科。全国で見られる | 土手、公園、あぜ道、空き地など |
| カナムグラ | 8〜10月ごろ | つる性の植物。 | 関東でも多い | 河川敷、フェンス、荒れ地など | イネ科 | 春〜初秋まで幅がある | 種類が多く、比較的長期間飛ぶ | 草地、河川敷、公園など |
環境省のマニュアルでは、イネ科は春から初秋まで比較的長く、ブタクサ・ヨモギ・カナムグラは夏の終わりから秋にかけて飛散すると整理されています。
秋の花粉症はいつまで続く?
結論から言うと、多くは10月ごろまでが中心ですが、地域や植物によっては11月ごろまで症状が続くことがあります。
「ブタクサが終われば花粉症も終わり」とは限りません。同じ時期にヨモギやカナムグラ、イネ科など複数の花粉が重なることがあるためです。


年間の花粉時期をまとめて確認したい方
秋の花粉症ではどんな症状が出る?
基本的な症状は、春の花粉症と大きく変わりません。
- くしゃみが何度も連続して出る
- 透明でサラサラした鼻水
- 鼻づまり
- 目のかゆみ・充血
- 喉の違和感・イガイガ
- 咳
- 鼻や目の周囲のかゆみ
- 睡眠不足や集中力低下
アレルギーポータルでは、アレルギー性鼻炎の特徴として、連続するくしゃみ、無色で粘り気の少ない鼻水、鼻づまりなどを挙げています。
秋の花粉症と風邪の違いは?見分け方の目安
秋花粉が厄介なのは、ちょうど風邪や感染症も増えやすい季節と重なることです。
以下はあくまで「傾向」で、これだけで診断はできません。
| 症状 | 秋の花粉症でみられやすい傾向 | 風邪・感染症でみられやすい傾向 |
|---|---|---|
| 鼻水 | 透明・サラサラが多い | 最初は透明でも、経過で粘りが出ることがある |
| くしゃみ | 連続して何回も出やすい | 出ることはあるが、連発が目立たないことも多い |
| 目のかゆみ | 比較的特徴的 | 典型的ではない |
| 発熱 | 通常は主症状ではない | 感染症では起こり得る |
| 強い倦怠感・関節痛 | 典型的ではない | インフルエンザなどでは目立つことがある |
| 症状が悪化する場面 | 草地・河川敷・屋外活動後など | 場所に関係なく持続することが多い |
| 経過 | 原因花粉が飛んでいる期間に反復 | 数日〜1週間程度で変化することが多い |
特に、目のかゆみ+透明な鼻水+連発するくしゃみがそろうと花粉症を考えやすくなります。
一方で、38℃前後の発熱、強いだるさ、関節痛、周囲に感染者がいるなどの場合は、花粉症だけで説明しようとせず感染症も考える必要があります。
2026年秋は特に注意
2026年は9月時点ですでにインフルエンザが流行している地域があります。発熱や強い全身症状がある場合は「秋花粉だろう」と自己判断しないようにしてください。
秋花粉で咳・喉のイガイガは出る?
「鼻水より、咳や喉の違和感の方が気になる」という人もいます。
花粉による鼻炎で鼻水が喉へ流れたり、鼻づまりで口呼吸が増えて喉が乾燥したりすると、咳や喉の不快感につながることがあります。また、アレルギー体質で喘息がある方では、季節の変化やアレルゲン曝露が症状悪化のきっかけになることもあります。
ただし、咳だけで秋花粉症と決めつけるのは危険です。
- 咳が2〜3週間以上続く
- ゼーゼー・ヒューヒューする
- 息苦しい
- 夜間・明け方に咳が強い
- 発熱を伴う
- 胸痛がある
こうした場合は、感染症、喘息、咳喘息など別の原因も考えるため、医療機関で相談してください。
関連記事:のどがかゆい原因を薬剤師が解説|花粉・逆流・薬の副作用まで
秋花粉はどこで増える?「草むら」に近づくほど要注意
春のスギ花粉との大きな違いの1つは、秋花粉の原因植物が身近な草地に生えていることです。
ブタクサやヨモギ、カナムグラは、河川敷、空き地、道路脇、公園、土手などで見かけます。そのため、花粉症対策では「その植物が多い場所へわざわざ近づかない」という考え方が重要です。
症状が出やすい場面の例
- 河川敷でランニング・散歩をした後
- 子どもの野球・サッカー観戦
- 草むしり・庭仕事
- 空き地や土手の近くを長時間歩いた後
- 窓を開けたまま長時間過ごした日


今日からできる秋花粉対策
1.河川敷・草むらを避ける
原因植物の近くへ行かないことが基本です。特に症状が強い日は、ランニングコースや子どもの遊び場所を一時的に変えるのも選択肢です。
2.マスク・メガネを活用する
アレルギーポータルでは、花粉の多い時期のマスク着用によって吸い込む花粉を減らす効果が期待できるとしています。目の症状が強い人はメガネも役立ちます。
3.帰宅したら花粉を室内へ持ち込まない
- 玄関前で衣服を軽く払う
- 帰宅後に手洗い・洗顔
- 外出着を寝室へ持ち込まない
- 花粉が多い日は洗濯物の外干しを工夫する
4.鼻洗浄は「水道水そのまま」で行わない
鼻洗浄を行う場合、アレルギーポータルは体液に近い組成の生理食塩水を使うことを案内しています。水道水をそのまま鼻へ流し込む方法は避けましょう。
5.症状記録をつける
「いつ、どこへ行った日に症状が強かったか」を記録すると、原因の手がかりになります。
| 記録する項目 | 例 |
|---|---|
| 日付 | 9月18日 |
| 場所 | 河川敷、公園 |
| 症状 | くしゃみ10回、鼻水、目のかゆみ |
| 天候・外出 | 晴れ、散歩60分 |
| 薬 | 服用した/していない |
秋の花粉症の薬は?薬剤師が押さえたいポイント
花粉症の薬物療法では、症状に応じて抗ヒスタミン薬、鼻噴霧用ステロイド薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬、点眼薬などが使われます。
アレルギーポータルでは、花粉症は症状が悪化してからよりも、症状が軽いうちから治療を始める「初期療法」が勧められています。
鼻水・くしゃみが中心
第2世代抗ヒスタミン薬などがよく使われます。市販薬もありますが、薬によって眠気や運転に関する注意が異なります。
鼻づまりが強い
鼻噴霧用ステロイド薬などが選択肢になります。市販の血管収縮成分入り点鼻薬は、長期間漫然と使用すると薬剤性鼻炎につながることがあるため注意が必要です。
目のかゆみが強い
抗ヒスタミン点眼薬などが使われます。目の痛み、視力低下、強い充血がある場合は、単なる花粉症と決めつけず眼科受診も検討してください。
市販薬を選ぶときの注意点|「花粉症の薬なら何でも同じ」ではない
秋花粉症でも、市販のアレルギー用鼻炎薬や点鼻薬、点眼薬を使う方は多いと思います。ただし、症状のタイプによって向いている薬は変わります。
| 困っている症状 | 主に検討される薬 | 注意点 |
|---|---|---|
| くしゃみ・鼻水 | 第2世代抗ヒスタミン薬など | 眠気・運転可否は成分ごとに確認 |
| 鼻づまり | 鼻噴霧用ステロイド薬など | 即効感だけで自己判断せず、正しい噴霧方法も重要 |
| 目のかゆみ | 抗ヒスタミン点眼薬など | コンタクトレンズ使用時は製品ごとの注意事項を確認 |
| 鼻づまりをすぐ何とかしたい | 血管収縮成分入り点鼻薬が使われることがある | 連用で薬剤性鼻炎の原因になるため漫然使用しない |
眠気が困る人は「運転できるか」まで確認
抗ヒスタミン薬は成分によって眠気の出やすさや、服用後の自動車運転に関する注意が異なります。
「仕事中に車を運転する」「子どもの送迎がある」「機械操作をする」という方は、効き目だけで選ばず、添付文書や薬剤師への相談で運転可否を確認してください。
風邪薬との重複にも注意
「花粉症か風邪か分からないから、鼻炎薬と総合感冒薬を両方飲もう」と考える方もいますが、成分が重複する場合があります。抗ヒスタミン成分などが重なると、眠気や口渇などが強く出る可能性があります。
複数の市販薬を併用するときは、商品名ではなく成分で確認することが大切です。


秋花粉症はどうやって調べる?検査と診断の考え方
「毎年9月になると症状が出るけど、本当にブタクサなの?」という場合、医療機関では症状の経過や生活環境を確認し、必要に応じてアレルギー検査が検討されます。
問診で重要なポイント
- 症状が出始めた月
- 毎年同じ時期に繰り返すか
- 河川敷・草地・公園のあとに悪化するか
- 鼻水・くしゃみ・目のかゆみの組み合わせ
- 発熱があるか
- 家族に花粉症や喘息があるか
- 特定の果物・野菜を食べたとき口がかゆくならないか
血液検査・皮膚テストが行われることも
原因アレルゲンを調べる方法として、血液中の特異的IgE抗体を調べる検査や皮膚テストなどがあります。ただし、検査が陽性=その花粉が必ず現在の症状の原因とは限りません。
検査結果だけでなく、「いつ、どこで、どんな症状が出るか」という実際の症状と合わせて判断します。
日本アレルギー学会の「アレルギーの手引き2026」でも、アレルギー疾患では問診・症状と検査結果を組み合わせて評価することが重要とされています。
朝・昼・夜で考える秋花粉対策|1日の実践例
対策は「外出するときだけマスク」では不十分になりがちです。1日の流れで考えてみましょう。
朝|今日の予定と症状をチェック
- 鼻水・くしゃみ・目のかゆみを確認
- 河川敷や草地へ行く予定があればマスク・メガネを準備
- 医師から処方されている薬は指示どおり使用
- 花粉情報が公開されている地域では飛散状況をチェック
昼|原因植物に近づきすぎない
- 草むらへ入らない
- 草刈り直後の場所では症状に注意
- 外遊び後に目・鼻を強くこすらない
- 症状が強い日は屋外活動の場所や時間を調整
帰宅後|家の中へ持ち込まない
- 玄関で衣服についた花粉を軽く落とす
- 手洗い・洗顔
- 必要に応じて着替える
- 寝室へ外出着を持ち込まない
夜|睡眠を妨げる鼻づまりは放置しない
鼻づまりで眠れない状態が続くと、翌日の集中力や仕事・勉強にも影響します。「花粉症くらい」と我慢せず、治療を見直す目安にしてください。
ゆずまる式チェック
毎日「鼻水・くしゃみ・目のかゆみ・睡眠への影響」を0〜3点で記録すると、薬を使った日や外出場所との関係が見えやすくなります。
症状が軽い日でも記録しておくと、受診時に説明しやすくなります。
ブタクサ・ヨモギ花粉症で「食べ物」に注意することがある
秋花粉症の人にぜひ知っておいてほしいのが、花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)です。
日本アレルギー学会によると、花粉症のある人の一部では、花粉と似た構造のアレルゲンを含む果物・野菜を食べたあと、唇・舌・喉にかゆみやイガイガ感が出ることがあります。
| 花粉 | 関連が報告される主な食べ物 |
|---|---|
| ブタクサ | メロン、スイカ、ズッキーニ、キュウリ、バナナなど |
| ヨモギ | セロリ、ニンジン、クミン・コリアンダー・フェンネルなどのスパイス、マンゴーなど |
食べた直後に口の中や喉がイガイガする場合は、単なる「食べ物が合わない」で済ませず、アレルギーの可能性も考えてください。
呼吸が苦しい、全身にじんましんが出る、ぐったりするなど全身症状がある場合は緊急性があります。
関連記事:花粉症と食べ物の関係一覧!あなたの花粉症はどの食べ物に注意?
秋花粉症に舌下免疫療法はある?
スギ花粉症で使われる舌下免疫療法を知っている方は、「ブタクサやヨモギにも舌下免疫療法があるの?」と思うかもしれません。
現在、日本で舌下錠として治療できる代表的なアレルゲンはスギ花粉とダニです。ブタクサ・ヨモギ花粉症に対して、スギ花粉症と同じような市販の舌下錠を使うわけではありません。
秋花粉で症状が強い場合は、原因アレルゲンの確認と、薬物療法・抗原回避を中心に医師へ相談しましょう。
子どもの秋花粉症|風邪との見分けが難しい
子どもは鼻水や咳が出やすく、保育園・学校では感染症も多いため、秋花粉症と風邪の区別が難しくなります。
次のようなパターンがあると、花粉症も考えるヒントになります。
- 毎年9〜10月に同じ症状を繰り返す
- 目や鼻をよくこする
- 透明な鼻水が長く続く
- 外遊び・河川敷・草地のあとに悪化する
- 発熱はないのに、くしゃみ・鼻水が長引く
ただし、子どもでは「花粉症だと思っていたら感染症」「鼻づまりだけと思っていたら副鼻腔炎」などもあります。長引く場合や睡眠・食事に影響する場合は小児科や耳鼻科へ相談してください。
関連記事:子どもの花粉症の症状は?対策・受診目安を親向けに解説
秋花粉症でやりがちなNG対策5つ
NG1.「春じゃないから花粉症ではない」と決めつける
9〜10月にもブタクサ・ヨモギ・カナムグラなどが飛散します。毎年同じ時期に症状を繰り返すなら秋花粉症も考えましょう。
NG2.鼻づまり点鼻薬を何週間も使い続ける
血管収縮成分入りの点鼻薬は、長期間使い続けると薬剤性鼻炎の原因になることがあります。「効くから毎日何回も」を続けないようにしてください。
NG3.症状が強くなるまで薬を我慢する
花粉症では症状が軽いうちに治療を始める初期療法が勧められています。毎年つらくなる方は、今年も同じ症状が出始めた段階で早めに相談するのがおすすめです。
NG4.草むらで症状が出るのに毎日同じ場所へ行く
秋花粉は発生源が身近です。散歩・通勤・運動コースを少し変えるだけでも、原因植物への曝露を減らせることがあります。
NG5.「咳も全部花粉」と思い込む
秋は風邪、インフルエンザ、喘息なども重なります。咳が長引く、発熱する、息苦しい場合は花粉症だけで説明しないことが大切です。
何科を受診すればいい?症状別の目安
| 主な症状 | 相談先の例 |
|---|---|
| 鼻水・くしゃみ・鼻づまりが中心 | 耳鼻咽喉科、内科、アレルギー科 |
| 目のかゆみ・充血が強い | 眼科 |
| 子どもの症状 | 小児科、耳鼻咽喉科 |
| 咳・ゼーゼー・息苦しさ | 呼吸器内科、内科、小児科など |
| 食べ物で口や喉がかゆくなる | アレルギー科など |
どこへ行けばよいか迷う場合は、かかりつけ医や薬局で相談しても構いません。特に複数の症状がある場合は、症状の強さと経過を伝えると受診先を整理しやすくなります。


こんなときは医療機関へ
秋花粉症はセルフケアで対応できることもありますが、次の場合は受診を検討してください。
- 市販薬を使っても症状が十分改善しない
- 鼻づまりで眠れない
- 咳が長引く
- 息苦しい・ゼーゼーする
- 発熱や強い倦怠感がある
- 目の痛みや視力低下がある
- 口腔アレルギー症状を繰り返す
- 原因植物を特定したい
- 毎年9〜10月に生活や仕事へ大きく支障が出る


よくある質問
Q1.秋の花粉症は何月がピーク?
地域差がありますが、ブタクサやヨモギなどは9月ごろが中心です。カナムグラなどを含め10月〜11月に症状が残ることもあります。
Q2.ブタクサ花粉はいつまで?
一般には8〜9月を中心に飛散しますが、地域・天候によって10月以降もみられることがあります。症状が続く場合はヨモギ、カナムグラ、イネ科など別の花粉も考えます。
Q3.秋花粉でも目はかゆくなる?
はい。目のかゆみ・充血は花粉症でよくみられる症状です。
Q4.秋花粉症で咳だけ出ることはある?
鼻炎に伴う喉への刺激などで咳が出ることはありますが、咳だけが長く続く場合は感染症や喘息など別の原因も考えます。
Q5.秋花粉症と寒暖差アレルギーは同じ?
同じではありません。秋花粉症は花粉に対するアレルギー反応ですが、いわゆる寒暖差アレルギーは温度変化などで鼻症状が起きる非アレルギー性鼻炎を指すことがあります。
Q6.市販薬で様子をみてもいい?
軽い症状なら市販薬が選択肢になることがあります。ただし、眠気・運転可否・年齢・妊娠授乳・持病・併用薬などによって選び方が変わります。迷う場合は薬剤師へ相談してください。
Q7.ブタクサ花粉症ならメロンは食べない方がいい?
ブタクサ花粉症だから全員がメロンを避ける必要はありません。食べたときに口や喉のかゆみなど症状が出る人で関連が問題になります。症状がある場合は医師へ相談してください。

まとめ|9〜10月の鼻水・くしゃみは「秋花粉」も考える
- 花粉症は春だけではなく、秋にもある
- 秋の代表はブタクサ・ヨモギ・カナムグラ
- 2026年9月現在、東京都でもブタクサ属などの花粉が実際に観測されている
- 秋花粉は8月後半〜10月を中心に、種類・地域によって11月ごろまで続く
- 透明な鼻水、連発するくしゃみ、目のかゆみは花粉症を考えるヒント
- 発熱・強い倦怠感がある場合は感染症も考える
- 咳や喉の違和感が出ることもあるが、長引く咳は別の病気にも注意
- 河川敷・空き地・草地など原因植物の近くを避けることが重要
- 薬は症状が軽いうちから始める「初期療法」が選択肢
- ブタクサ・ヨモギ花粉症ではPFASにも注意する
9月に鼻水やくしゃみが出ると、「季節の変わり目だから風邪かな?」と思いがちです。
しかし、2026年9月現在も秋花粉は実際に観測されています。毎年同じ時期に症状が出る、外出後に悪化する、目のかゆみを伴うといった場合は、秋の花粉症も選択肢に入れてみてください。
一方で、今年はインフルエンザなど感染症も早い時期から流行しています。発熱や強い全身症状がある場合は、花粉症だけと決めつけないことも大切です。
ゆずまるのまとめ
秋の鼻炎は「風邪か花粉か」の二択で考えず、症状・時期・外出場所・発熱の有無をセットで見ましょう。原因を知るだけで、避ける場所や薬の使い方がかなり変わります。
参考にした主な情報
- 東京都アレルギー情報navi「飛散花粉数データ:夏から秋の花粉」
- 環境省「花粉症環境保健マニュアル|主な花粉の飛散時期」
- アレルギーポータル「花粉症」
- アレルギーポータル「アレルギー性鼻炎」
- 日本アレルギー学会「特殊な食物アレルギー/Q&A」
- 日本アレルギー学会「アレルギーの手引き2026」
※この記事は2026年9月18日時点で確認できる情報をもとに作成しています。花粉の飛散量・時期は地域や天候によって変化します。症状が強い場合や長引く場合は、医療機関へご相談ください。


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