便秘薬は毎日飲んでいい?酸化マグネシウム・刺激性下剤の違いを薬剤師がやさしく解説
この記事でわかること
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。腹痛、血便、嘔吐、急な便通変化、体重減少、妊娠中、腎機能低下、高齢者、小児、持病や服薬中の薬がある方は、自己判断せず医師・薬剤師へ相談してください。- 便秘薬を毎日飲んでもよい場合・注意が必要な場合
- 酸化マグネシウムと刺激性下剤の違い
- 「クセになる」の正しい考え方
- 薬剤師に相談すべき危険サイン
- 初心者でもできる便秘薬の使い分け
① ゆずまるとなぎさの掛け合い

後輩薬剤師なぎさ
ゆずまる先輩、患者さんから「便秘薬って毎日飲んでもいいんですか?」って聞かれました。酸化マグネシウムなら毎日でも大丈夫、刺激性下剤はダメ、みたいに覚えていいんでしょうか?

ゆずまる
ざっくり言うと近いけど、そこだけで判断すると危ないよ。酸化マグネシウムも「毎日飲んで絶対安全」ではないし、刺激性下剤も「絶対使ってはいけない薬」ではないんだ。

後輩薬剤師なぎさ
えっ、酸化マグネシウムも注意が必要なんですか?

ゆずまる
うん。腎機能が低い人、高齢の人、長く飲んでいる人では特に注意が必要。今日は超初心者向けに、「便秘薬は水を増やす薬」と「腸を動かす薬」に分けて、やさしく整理していこう。
② 前書き:便秘薬を毎日飲んでいいかは「薬の種類」で変わる
便秘薬について、いちばん多い疑問がこれです。「便秘薬って、毎日飲んでもいいの?」
答えは、薬の種類、体の状態、便秘の原因、飲み方によって変わります。 同じ「便秘薬」でも、実は中身はかなり違います。たとえば、薬局や病院でよく使われる酸化マグネシウムは、腸の中に水分を集めて便をやわらかくするタイプです。一方、センノシド、センナ、ビサコジル、ピコスルファートナトリウムなどは、大腸を刺激して動かすタイプです。 初心者さんは、まず次のイメージで考えると理解しやすいです。
| タイプ | イメージ | 代表例 | 毎日使うときの考え方 |
|---|---|---|---|
| 便をやわらかくする薬 | カチカチ便に水分を足す | 酸化マグネシウム、PEG製剤など | 医師の指示で継続することはある。ただし腎機能・下痢・相互作用に注意 |
| 腸を刺激する薬 | 腸に「動いて」と合図する | センノシド、センナ、ビサコジル、ピコスルファートなど | 頓服・短期使用が基本。長期連用は自己判断で続けない |
③ 本文
まず便秘とは?「毎日出ない=便秘」とは限らない

後輩薬剤師なぎさ
患者さんの中には「毎日出ないから便秘です」って言う方も多いですよね。

ゆずまる
そうだね。でも排便回数だけでは判断しないよ。大事なのは、便の硬さ、出しにくさ、残便感、お腹の張り、生活への困りごとだね。
- 排便回数が少ない
- 便が硬い
- 強くいきまないと出ない
- 出てもすっきりしない
初心者向けの考え方 便がコロコロ・カチカチなら「便をやわらかくする薬」が合いやすいです。便はやわらかいのに出ない、旅行中や一時的に腸の動きが落ちている、という場合は「腸を刺激する薬」が使われることがあります。
便秘薬は大きく分けると「水を増やす薬」と「腸を動かす薬」
便秘薬にはいろいろな種類がありますが、超初心者さんはまず2つに分けて考えると理解しやすいです。| 分類 | 働き | 便の状態 | 代表的な薬 |
|---|---|---|---|
| 浸透圧性下剤・塩類下剤 | 腸内の水分を増やして便をやわらかくする | 硬い便、コロコロ便 | 酸化マグネシウム、PEG製剤など |
| 刺激性下剤 | 大腸を刺激してぜん動運動を促す | 出そうで出ない、腸の動きが弱い便秘 | センノシド、センナ、ビサコジル、ピコスルファートなど |
酸化マグネシウムとは?「便をやわらかくする薬」
酸化マグネシウムは、便秘薬の中でもよく処方される薬です。市販薬にも酸化マグネシウムを主成分としたものがあります。 働きはシンプルです。酸化マグネシウムのイメージ 腸の中に水分を引き込み、硬い便をやわらかくして、出しやすくする薬です。
便が硬い人にとっては、「腸を無理やり動かす」というより、便そのものを出やすい状態に整えるイメージです。そのため、刺激性下剤に比べると「腹痛が少なそう」「自然に近そう」と感じる方もいます。 ただし、ここで大事なのは、酸化マグネシウムは“刺激性ではない”からといって、誰でも安全に毎日飲める薬ではないということです。
酸化マグネシウムを毎日飲んでよいことはある?
医師の診察を受け、腎機能や体調を確認しながら、慢性便秘に対して酸化マグネシウムを毎日服用するケースはあります。実際に、医療機関では継続処方されることもあります。 しかし、自己判断で量を増やしたり、何か月も何年も漫然と続けたりするのはおすすめできません。PMDAの添付文書では、高マグネシウム血症があらわれることがあり、特に便秘症では腎機能が正常な場合や通常用量以下でも重篤な転帰をたどる例が報告されているため、必要最小限の使用、長期投与・高齢者では血清マグネシウム濃度測定などに注意することが記載されています[2]。 酸化マグネシウムを毎日飲んでいる人は、「効いているから大丈夫」ではなく、「定期的に安全確認できているか」が大切です。酸化マグネシウムで特に注意したい人
| 注意が必要な人 | 理由 | 相談の目安 |
|---|---|---|
| 腎機能が低い人 | マグネシウムを体外へ出しにくくなることがある | 服用前に医師・薬剤師へ相談 |
| 高齢者 | 腎機能低下や脱水、併用薬の影響を受けやすい | 長期服用時は検査の有無を確認 |
| 心疾患がある人 | 徐脈などの症状に注意が必要 | 主治医に便秘薬の使用を共有 |
| 下痢しやすい人 | 下痢により脱水や電解質異常につながることがある | 便がゆるい日は服用量を相談 |
| 抗菌薬・骨粗しょう症薬・鉄剤などを飲む人 | 薬の吸収に影響することがある | 服用間隔を薬剤師に確認 |
高マグネシウム血症のサイン
酸化マグネシウムで特に注意したい副作用が、高マグネシウム血症です。頻度は高くありませんが、起こると重篤になることがあります。 PMDAの適正使用情報では、酸化マグネシウム服用中に高マグネシウム血症が報告されており、長期服用、腎障害、高齢者、便秘症患者では注意が必要とされています[3]。すぐ相談・受診したい症状
- 吐き気、嘔吐
- 立ちくらみ、めまい
- 脈が遅い感じがする
- 体がだるい、力が入りにくい
- 眠気が強い、ぼんやりする
- 血圧が低い、意識がはっきりしない
刺激性下剤とは?「腸を動かす薬」

後輩薬剤師なぎさ
刺激性下剤って、「クセになるから絶対ダメ」って言われることがありますよね。

ゆずまる
「絶対ダメ」ではないよ。必要な場面ではとても役立つ薬。ただし、毎日ずっと自己判断で続ける薬ではないと考えるのが大切だね。
- センノシド
- センナ
- ビサコジル
- ピコスルファートナトリウム
- ダイオウを含む漢方薬や生薬系製剤
酸化マグネシウムと刺激性下剤の違いを初心者向けに比較
| 項目 | 酸化マグネシウム | 刺激性下剤 |
|---|---|---|
| 薬のタイプ | 浸透圧性下剤・塩類下剤 | 大腸刺激性下剤 |
| 主な働き | 便に水分を含ませてやわらかくする | 大腸を刺激して動かす |
| 向いている便 | 硬い便、コロコロ便 | 便はあるが出にくい、腸の動きが弱いとき |
| 効き方の印象 | 比較的おだやか | 効き目を感じやすい |
| 主な注意点 | 高マグネシウム血症、腎機能、下痢、相互作用 | 腹痛、下痢、低カリウム、長期連用、薬に頼りがちになること |
| 毎日使用 | 医師の指示で継続することはある | 自己判断での連用は避ける |
「便秘薬はクセになる」は本当?
便秘薬の相談でよく聞くのが、「クセになりますか?」という質問です。 ここで整理したいのは、便秘薬すべてが同じようにクセになるわけではないということです。 刺激性下剤では、長く続けることで効果が弱くなったように感じたり、「飲まないと出ない」と感じたりすることがあります。これは添付文書でも長期連用を避けるよう注意されているポイントです[4]。 一方、酸化マグネシウムは腸を直接刺激する薬ではないため、刺激性下剤と同じ意味での「クセ」とは分けて考えます。ただし、長く使うなら安全確認が必要です。特に腎機能低下や高齢者では高マグネシウム血症に注意します[2]。薬剤師目線の結論 「クセになるか」よりも、便秘の原因を見直さずに、同じ薬を自己判断で続けていないかが重要です。
市販の便秘薬は何日くらい使っていい?
市販薬を使う場合は、まず製品の添付文書を確認してください。海外の一般向け医療情報であるNHSでは、市販の下剤は便秘が改善したら中止し、7日を超えて使わないこと、3日使っても改善しない場合は医師・薬剤師へ相談することが案内されています[5]。 日本の市販薬でも、長く続く便秘や繰り返す便秘では、単に便秘薬を買い足すのではなく、薬剤師や医師に相談することが大切です。 「市販薬で出たから解決」ではなく、「なぜ便秘が続くのか」を考えることが大事です。便秘薬を飲む前に確認したい危険サイン
便秘の中には、薬局で便秘薬を買って様子を見るより、医療機関で確認した方がよいケースがあります。| 危険サイン | 考えたいこと |
|---|---|
| 強い腹痛、吐き気、嘔吐 | 腸閉塞など急ぐ病気が隠れていないか |
| 血便、黒い便 | 消化管出血や大腸疾患の可能性 |
| 急に便通が変わった | 大腸疾患、薬剤性、生活変化などの確認 |
| 体重減少、食欲低下 | 全身状態の確認が必要 |
| 便秘と下痢を繰り返す | 過敏性腸症候群だけでなく他疾患も確認 |
| 便秘薬を使っても7日以上続く | 自己判断で続けず相談 |
ここは重要 強い腹痛・嘔吐・血便・急な便通変化があるときは、便秘薬で無理に出そうとせず、医療機関へ相談してください。
便秘薬だけに頼らないための基本ケア

後輩薬剤師なぎさ
便秘薬の説明をするとき、生活習慣の話もした方がいいですか?

ゆずまる
もちろん。薬は大事だけど、便秘は生活リズム、食事、水分、運動、トイレ習慣の影響も大きいからね。
1. 食物繊維を急に増やしすぎない
食物繊維は便の体積を増やしたり、腸内環境に関わったりして、便秘改善に役立つことがあります。厚生労働省系のe-ヘルスネットでも、食物繊維は小腸で消化されず大腸まで達し、便秘の改善などおなかの調子を整える効果が期待できると説明されています[6]。 ただし、便がたまってお腹がパンパンの人が、不溶性食物繊維を急に大量に増やすと、かえって張りが強くなることがあります。 食物繊維は「急にドカッと」ではなく、「少しずつ」が基本です。2. 水分は薬の効き方にも関係する
酸化マグネシウムや食物繊維系の便秘対策では、水分が不足していると便が硬くなりやすくなります。特に汗をかく季節、高齢者、利尿薬を飲んでいる人、食事量が少ない人は、脱水気味になっていないか確認が必要です。 ただし、心不全や腎臓病で水分制限がある方は、自己判断で水分を増やさず、主治医の指示に従ってください。3. 朝のトイレ習慣を作る
便意は我慢を繰り返すと鈍くなることがあります。朝食後は胃腸が動きやすいタイミングです。忙しくても、朝に数分だけトイレに座る習慣をつけると、排便リズムを整える助けになります。4. 体を動かす
運動不足は腸の動きにも関係します。激しい運動でなくても、散歩、ストレッチ、階段を使うなど、日常の活動量を少し増やすことが大切です。5. 服用中の薬を見直す
便秘は薬の副作用として起こることもあります。たとえば、痛み止めの一部、抗コリン作用のある薬、鉄剤、カルシウム製剤、抗うつ薬、抗精神病薬、パーキンソン病治療薬、オピオイド鎮痛薬などが便秘に関係することがあります。 薬が原因かもしれないと思っても、自己判断で中止するのは危険です。薬剤師に「便秘で困っている」と伝え、服薬内容を一緒に確認してもらいましょう。④ 症例・具体例・実践例
症例1:酸化マグネシウムを毎日飲んでいる70代女性
相談内容 70代女性。数年前から酸化マグネシウムを毎日服用。最近、便は出ているが下痢気味になる日がある。「昔から飲んでいるから、このままでいいですよね?」と相談。
このケースでは、「便が出ているか」だけでなく、以下を確認します。
- 腎機能の検査値はどうか
- 血清マグネシウム値を測ったことがあるか
- 下痢、脱水、食欲低下はないか
- 他に飲んでいる薬はないか
- 便の硬さはどの程度か

ゆずまる
酸化マグネシウムは長く使うことがある薬だけど、長く使うからこそ安全確認が大事なんだよ。
症例2:センノシドを毎晩飲まないと不安な30代女性
相談内容 30代女性。最初は週1〜2回だけセンノシドを使っていたが、最近は毎晩飲まないと不安。飲めば翌朝出るが、腹痛と下痢になることもある。
このケースでは、刺激性下剤に頼りすぎている可能性があります。センノシドの添付文書には、連用による耐性増大などで効果が減弱し、薬剤に頼りがちになることがあるため、長期連用を避けることが記載されています[4]。 対応としては、いきなり全部やめるというより、便の硬さや生活習慣を確認しながら、酸化マグネシウムやPEG製剤など便をやわらかくする選択肢、食物繊維、水分、朝の排便習慣などを組み合わせて、刺激性下剤の使用回数を減らせないか相談します。 刺激性下剤を毎日使っている人は、自己判断で増量せず、薬剤師または医師に相談してください。
症例3:市販の便秘薬を変えながら2週間続けている40代男性
相談内容 40代男性。市販の便秘薬をいくつか試したが、すっきりしない。2週間ほど便秘が続いている。最近、便が細くなった気もする。
このケースでは、薬を追加する前に医療機関への相談を優先したいケースです。市販薬を使っても改善しない便秘、急な便通変化、便が細くなった、血便、体重減少などは、背景に病気が隠れていないか確認が必要です。 Mayo Clinicでは、下剤使用中でも7日を超える便秘や説明できない便通変化、血便などでは医療者への連絡を勧めています[7]。

後輩薬剤師なぎさ
便秘薬をおすすめするだけじゃなくて、「受診した方がいい便秘」を見分けるのも薬剤師の大事な仕事ですね。
実践:便秘薬を選ぶ前のセルフチェック
薬を選ぶ前に、次のチェックをしてみましょう。| チェック項目 | 考え方 |
|---|---|
| 便は硬い? | 硬いなら酸化マグネシウムなど便をやわらかくする薬を検討 |
| 便はやわらかいのに出ない? | 腸の動きや出口の問題を考える |
| 腹痛・嘔吐・血便はある? | ある場合は便秘薬より受診を優先 |
| 腎臓病・心臓病はある? | 酸化マグネシウムや水分摂取の判断に注意 |
| 妊娠中・授乳中? | 自己判断で便秘薬を選ばず相談 |
| 他の薬を飲んでいる? | 相互作用や薬剤性便秘を確認 |
| 市販薬を何日使った? | 改善しない場合は薬剤師・医師へ相談 |
初心者向け:便秘薬の使い分け早見表
| こんな状態 | 考えやすい選択肢 | 注意点 |
|---|---|---|
| コロコロ便・硬い便 | 酸化マグネシウムなど便をやわらかくする薬 | 腎機能、高齢者、下痢、相互作用に注意 |
| 数日出ていないが強い腹痛はない | 一時的に刺激性下剤を使うことがある | 長期連用しない |
| 便秘薬で下痢になる | 量が多い、薬が合っていない可能性 | 自己判断で続けず相談 |
| 便意があるのに出口で詰まる感じ | 坐薬・浣腸・排便姿勢・受診相談 | 硬便や直腸性便秘の確認 |
| 薬を飲まないと不安 | 便秘治療全体の見直し | 刺激性下剤の連用に注意 |
⑤ まとめ

ゆずまる
便秘薬は「毎日飲んでいいか」だけで判断するより、「どの薬を、どんな理由で、どれくらい、安全確認しながら使うか」が大切だよ。
- 酸化マグネシウムは、便をやわらかくする薬で、医師の指示で毎日使うことはあります。
- ただし、酸化マグネシウムも高マグネシウム血症、腎機能、高齢者、相互作用に注意が必要です。
- 刺激性下剤は、大腸を刺激して動かす薬です。
- 刺激性下剤は必要な場面では役立ちますが、自己判断で毎日長く続けるのは避けましょう。
- 便秘薬を使っても改善しない、強い腹痛、嘔吐、血便、急な便通変化がある場合は受診が必要です。
この記事の結論 酸化マグネシウムは「医師の指示と安全確認があれば毎日使うことがある薬」。刺激性下剤は「基本は短期・頓用で、長期連用は自己判断しない薬」です。
便秘は、生活習慣、食事、水分、運動、服用中の薬、腸の病気など、さまざまな原因で起こります。便秘薬を買うとき、処方薬を受け取るときは、遠慮せず薬剤師に相談してください。
⑥ よくある質問
Q1. 酸化マグネシウムは毎日飲んでもいいですか?
医師の指示で毎日服用することはあります。ただし、腎機能が低い方、高齢者、長期服用中の方、下痢がある方、他の薬を飲んでいる方は注意が必要です。自己判断で長期間続けず、定期的に医師・薬剤師へ確認しましょう。Q2. 刺激性下剤は毎日飲んではダメですか?
必要な場面で使われることはありますが、自己判断で毎日長く続けるのは避けたい薬です。センノシドの添付文書にも、連用により効果が減弱し、薬剤に頼りがちになることがあるため長期連用を避ける旨が記載されています[4]。Q3. 便秘薬を飲むとクセになりますか?
便秘薬の種類によります。刺激性下剤は長期連用に注意が必要です。一方、酸化マグネシウムは刺激性下剤とは異なる働きですが、安全確認なしに長く続けてよいわけではありません。「クセが怖い」より「自分の便秘に合った薬か」を確認することが大切です。Q4. 酸化マグネシウムとセンノシドは一緒に飲んでもいいですか?
医師の判断で併用されることはあります。酸化マグネシウムで便をやわらかくし、必要時に刺激性下剤を使うような考え方です。ただし、下痢、腹痛、脱水、電解質異常に注意が必要です。自己判断で増量や併用を続けないでください。Q5. 市販の便秘薬でおすすめはありますか?
便の状態や体質によって合う薬が変わるため、一概におすすめは決められません。硬い便なら酸化マグネシウムなど、腸の動きが弱い一時的な便秘なら刺激性下剤が選択肢になることがあります。ただし、腎臓病、心臓病、妊娠中、授乳中、高齢者、小児、他の薬を飲んでいる方は購入前に薬剤師へ相談してください。Q6. 便秘薬を飲んでも出ないときは量を増やしていいですか?
自己判断で増やすのはおすすめできません。腹痛、嘔吐、腸閉塞、硬い便が詰まっている状態などでは、下剤を増やすと悪化することがあります。効かないときほど、薬を足す前に相談が必要です。Q7. 下痢になるくらい効いた方がよいですか?
よくありません。下痢は脱水や電解質異常につながることがあります。便秘薬の目標は「下痢にすること」ではなく、無理なく出せるやわらかい便に整えることです。Q8. 便秘薬をやめたいときはどうすればいいですか?
長く使っている場合、急に中止すると便秘が悪化することがあります。便の状態を見ながら、食事、水分、運動、トイレ習慣を整え、薬の種類や量を医師・薬剤師と相談して調整しましょう。Q9. 便秘薬より食物繊維を増やせばいいですか?
食物繊維は便秘対策に役立つことがありますが、すべての便秘に万能ではありません。お腹が張りやすい人、便が詰まっている人が急に大量に増やすとつらくなることもあります。少しずつ増やしましょう。Q10. どんなときに受診すべきですか?
強い腹痛、嘔吐、血便、黒い便、急な便通変化、体重減少、便秘薬を使っても改善しない、便が細くなった、発熱を伴う場合は医療機関へ相談してください。⑦ 参考文献
- 便通異常症診療ガイドライン2023―慢性便秘症|Mindsガイドラインライブラリ URL:https://minds.jcqhc.or.jp/summary/c00812/ 最終確認日:2026年5月26日
- 酸化マグネシウム錠250mg「ヨシダ」/330mg「ヨシダ」/500mg「ヨシダ」 添付文書|PMDA URL:https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/830039_2344009F1094_2_07 最終確認日:2026年5月26日
- 酸化マグネシウム製剤 適正使用に関するお願い―高マグネシウム血症―|PMDA URL:https://www.pmda.go.jp/files/000235889.pdf 最終確認日:2026年5月26日
- センノシド錠12mg「VTRS」 添付文書|PMDA URL:https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/bookSearch/01/14987901065907 最終確認日:2026年5月26日
- Laxatives|NHS URL:https://www.nhs.uk/medicines/laxatives/ 最終確認日:2026年5月26日
- 食物繊維|生活習慣病などの情報 e-ヘルスネット URL:https://kennet.mhlw.go.jp/information/information/dictionary/food/ye-016.html 最終確認日:2026年5月26日
- Nonprescription laxatives for constipation: Use with caution|Mayo Clinic URL:https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/constipation/in-depth/laxatives/art-20045906 最終確認日:2026年5月26日
- ACG and AGA guideline on chronic constipation management|American Gastroenterological Association URL:https://gastro.org/press-releases/acg-and-aga-guideline-on-chronic-constipation-management-is-first-to-recommend-supplements-magnesium-oxide-and-senna-as-evidence-based-treatments/ 最終確認日:2026年5月26日
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薬局長、あの先輩がまた“シフト入れません”って言ってました…

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後輩薬剤師なぎさ
タイプ別…?そんな分類があるんですか?

ゆずまる
あるんだ。自己流ベテラン型、タイパ新人型、逆ギレ型、隠れサボり型……15タイプも!

後輩薬剤師なぎさ
15タイプもあるんですか!?…うちの薬局だけでも、なんか3タイプくらい思い当たります…(笑)

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後輩薬剤師なぎさ
薬局長〜、この本読んでみましたけど…“タイパ新人型”とか“逆ギレ型”とか、めちゃくちゃリアルですね!

ゆずまる
どこの薬局にも一人はいるんだよ、ああいうタイプ。

後輩薬剤師なぎさ
“パワハラにならない指導の仕方”とか、“円満退職の進め方”まで書いてあって、これ…薬局長のバイブルですね。

ゆずまる
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後輩薬剤師なぎさ
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ゆずまる
ぜひそうしてください(笑)。“薬局長を守るマネジメント”は、現場でこそ役立つからね。



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