writer-0.1.js"> コンタクトレンズのケア方法 | ゆずまる薬剤師のお仕事

コンタクトレンズケア用品の使い方

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皆さんどうもこんにちは

薬局薬剤師のゆずまるです

前回に引き続きコンタクトレンズの話をしたいと思いますが今回はケア方法について話したいと思います。

前回の記事を読んでない方はこちら

コンタクトレンズの種類で目の負担が違う?
皆さんどうもこんにちは。 薬局薬剤師のゆずまるです。 今回は眼科領域であれば理解しておかないとならないコンタクトレンズについて記載したいと思います。 というのも久しぶりにハードコンタクトをつけている人に投薬したからですね。 昔父親がつけてた...

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コンタクトレンズの汚れ

コンタクトレンズレンズの汚れはいくつかあります。

主に体からでる汚れと外からの汚れと2パターンあります

まつげの生え際にマイボーム腺という器官があり涙の油分量を調節しています。

目づまりを起こすとドライアイの原因になりレンズ汚れの原因にもなります。

 

主な汚れ一覧

タンパク質汚れ
  • 目のゴロゴロ感や異物感の原因
  • 放置すると角膜を傷つける
  • 涙に含まれるタンパク質が酸化することが原因
  • 乾燥するとレンズに固着する
  • タンパク汚れ対策は忘れがち
脂質汚れ
  • レンズを曇らせる原因
  • 細菌感染の原因
  • 化粧品や手指汚れから付着することもあり
  • 汚れ対策として考えるべき要因
カルシウム
  • 涙に含まれる塩分
  • 固い
  • 他の汚れとともにレンズに付着しやすい
  • むりやり取ろうとするとレンズに穴があくことも
外からの汚れ
  • ほこり
  • たばこ
  • カビ
  • 花粉
  • 細菌
  • 化粧品
  • コンタクト装着時に指で触れた
  • 保存ケースがよごれていた

 

レンズの汚れを放置すると

様々な目の異常を引き起こすことになります。

コンタクトレンズが原因となりうる
目の状態
  • 巨大乳頭結膜炎→アレルギーやレンズによる刺激
  • 点状表層角膜症→レンズによる刺激、酸素不足
  • 角膜潰瘍→菌やアメーバ
  • 血管新生→酸素不足

本当なら写真も載せたいけど著作権とかよくわからないから気になった人はググってください。

 

ケア方法

基本的にハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズでケア方法が異なります。

が、基本は次の通りの流れ

 

コンタクトレンズのケア流れ
  • 洗浄

    こすり洗いをして汚れを取り除く

    • ハードは円を描くように万遍なく
    • ソフトは一定方向に

  • すすぎ

    すすぎ用溶液もしくはMPSですすぐ

    ※ソフトの場合、水の使用は不可

  • 消毒(ソフトのみ)
    • ハードは消毒しなくてOK
    • ソフトはしっかり浸け置き消毒する

  • 保存
    • 消毒保存が同時に出来るものが主流
    • 専用の保存液に浸け置きが必要な場合あり
  • タンパク除去
    • 週1〜月1程度で実施
    • 専用の溶液にして浸す
    • 消毒と一体型MPSも増えている

 

ソフトはレンズ内に水分を含むため菌繁殖しやすく消毒も必要になります。

洗浄&すすぎ

目からコンタクトレンズを外し手のひらにMPS(マルチパーパスソリューション)を5適ほど垂らして片面10秒ほどこすり洗いする

両面実施後すすぎをする

指の腹の部分で優しくこする。

ハードは繊細。裏返ると割れてる可能性もあり使えなくなるので注意。優しくまんべんなく。

ソフトはよじれてしまうので同一方向からこする。

注意

ソフトコンタクトレンズで水道水を使うと浸透圧によりレンズが変形したり雑菌繁殖の原因になるため注意

 

消毒

以前は煮沸消毒があったみたいだが

現在主流の消毒方法は2種類

化学消毒法と酸化消毒法があります。

化学消毒法

MPSを用いて浸け置きするだけ

MPSって何だろうということで調べました。

MPS…マルチパーパスソリューションの略で1剤で洗浄・すすぎ・消毒・保存の4ステップを行うことができる溶液のことです。

 

 

商品紹介

 

クエン酸配合によりタンパク汚れ・
脂質汚れをしっかり洗浄

タンパク除去作用に加え潤い成分ポロキサミンを配合

この辺のは有名ですね。

擦ってすすいで浸して放置

これで完了。思ったよりも簡単だね。

タンパク除去もできるならこれ一本でかなりお買い得★笑

この感じだと洗浄力のオプティーフリー、潤い力のレニューといったところですかね!

 

ところがこの手の製品でアメーバ感染が囁かれてるのは最近の話

消毒力は弱いので使い分けが重要

 

酸素消毒

過酸化酸素で消毒をする方法とポビドンヨードで消毒する方法がある。

どんな商品があるのだろう

 

白金ディスクの容器に入れると自動で中和
強力な泡で徹底除菌

カタラーゼ配合の錠剤を入れると中和
ピンクの色へ変われば終了の合図

過酸化水素水の分解反応

高校かな?授業でやりましたよね。

過酸化水素水は漂白作用あるのでカラコンは適さない

タンパク除去や脂質汚れ除去目的で使われることもあります

 

ポビドンヨードの強い消毒作用
ビタミンCの錠剤入れると無色透明に

ポビドンヨードもありました

消毒作用はこの手のものでは1番かも!色が残って臭そうだけど…

これもビタミンCとの反応して無色透明になります。

勿論ヨウ素配合なのでアレルギーある人は使用不可です

 

消毒の比較

それぞれの良し悪しがありまとめました。

化学消毒
  • 宿泊時など持ち運びが楽
  • 再装着まで時間が短い
  • 手軽に使用可
  • 殺菌効果は弱い
酸化消毒
  • 殺菌効果が高い
  • 中和が必要
  • 誤装着すると危険
  • 時間がかかる

タンパク除去

タンパク質の汚れは、酸化したり、固着したりする性質があり蓄積すると落ちにくくなります

毎日ケアをしていても徐々にコンタクトレンズに蓄積

目がゴロゴロしたり異物感が生じるのみでなく、角膜にキズをつけたり、アレルギーを引き起こす原因になります。

基本的にソフトは使用期間も短いものが多いため汚れてきたら新しいのを取り替えたほうがいい

ハードコンタクトレンズの人はタンパク除去をしっかり考えていきましょう。

主には酸素系と塩素系、界面活性剤、タンパク分解酵素入りのと様々

ハード用、ソフト用であったり毎日使うもの、週1回月1回など様々です。

現在はMPSにタンパク除去成分が配合されていたり(上記で紹介)、過酸化水素水などにタンパク除去作用もあるため、プラスアルファとして使うものを一部紹介したいと思います。 

 

 

商品紹介

使用方法
  • 洗浄→すすぎを終わらせた後に使用
  • タンパク分解酵素を主成分とした錠剤、顆粒、液体を溶かし、数時間つけておく
  • ハード用、ソフト用、兼用とタイプがあり
  • すすぎが必要

 

コンセプトの商品とセットで使用
1錠入れるだけ

タンパク分解酵素パンクレアチン配合
毎日のケアに!MPSと共に使用

錠剤!タンパク除去成分に界面活性剤を配合
全てのコンタクトレンズ対応

 

また頑固な汚れには塩素系が効果的

塩素系タンパク除去

塩素系の特徴
  • 専用の次亜塩素酸溶液に漬ける
  • ハード専用、ソフト専用で使い分けが必要
  • 強力
  • 使いすぎると劣化を早めるので月1程度で使用

  

月1回ハードコンタクトレンズの頑固な汚れに

まだまだたくさん種類はありますがとりあえず一部紹介させて貰いました。

まとめ

汚れの種類、レンズの種類に応じた正しいケアが必要です。

コンタクトレンズは正しく使いましょう。

 

3ヶ月ごとに定期的に眼科を受診し目の状態を確認してもらいましょう。(これ大事)

まとめ
  • ハードとソフトでケア方法が異なる。
  • 消毒が必要かはレンズ内含有の水分で決まる。
  • ハードコンタクトレンズではタンパク除去はこまめに実施推奨

 

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他にもたくさん記事を書いていく予定ですのでよろしければご覧いただけてたら幸いです★

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