血圧の「上と下の差」が大きい?小さい?脈圧の意味と病気のサインを徹底解説!
健康診断や家庭で血圧を測ったとき、「上が130、下が80」などと表示されますよね。この「上(収縮期血圧)」と「下(拡張期血圧)」の差が大きい・小さいということが何を意味しているのか、ご存じですか?
実は、この差には“脈圧(みゃくあつ)”という重要な意味があります。
今回は薬剤師の視点から、脈圧の定義、正常な範囲、異常値が示す可能性のある疾患などをわかりやすく解説します。ご自身やご家族の健康チェックにぜひ役立ててください!

脈圧とは何?血圧の「差」に隠された意味
脈圧とは、以下の式で求められる、血圧の「上」と「下」の差のことです。
脈圧 = 収縮期血圧(最高血圧) − 拡張期血圧(最低血圧)
例えば、最高血圧が130mmHgで最低血圧が80mmHgの場合、脈圧は50mmHgになります。この数値が高すぎても低すぎても、体のどこかに問題がある可能性があります。

脈圧が高いときに考えられる原因は?
脈圧が60mmHg以上など、高くなるケースでは以下のような疾患や状態が疑われます。
- 加齢による動脈の硬化(血管の弾力低下)
- 高血圧
- 大動脈弁閉鎖不全症
- 甲状腺機能亢進症
- 過度のストレスや不安
血管が硬くなると、心臓が血液を押し出すときの圧力(収縮期血圧)が高くなり、逆に拡張時にはしっかり戻れないため最低血圧が低くなりがち。結果として脈圧が広がる傾向にあります。

脈圧が低いときに考えられる原因は?
一方で、脈圧が20mmHg以下など小さい場合、以下のような状態が考えられます。
- 心不全
- 大動脈弁狭窄症
- 循環血液量の低下(出血、脱水など)
- 重度の低体温やショック状態
心臓が十分な力で血液を送り出せていないとき、または体内の血液量が減っているときに脈圧は狭くなります。
持続的に脈圧が小さい場合は、医師の診察を受けるべきサインです。

家庭でできる脈圧チェック方法
最近は家庭用の血圧計でも上と下の数値がわかります。測ったら自分で簡単に脈圧を計算してみましょう。
例: 収縮期血圧135mmHg − 拡張期血圧85mmHg → 脈圧50mmHg(正常範囲)
毎日測って記録をつけることで、自分の基準値がわかるようになります。異常を感じたときだけでなく、予防のためにも定期測定がおすすめです。

まとめ
血圧の「上と下の差」である脈圧は、血管や心臓の状態を映し出す重要な指標です。大きすぎても小さすぎても、健康リスクのサインかもしれません。
- 正常な脈圧はおおよそ30〜50mmHg
- 60mmHg以上は動脈硬化や心疾患リスクの可能性
- 20mmHg以下は心不全や血液量減少のサインかも
毎日の血圧測定に「脈圧チェック」も取り入れて、より賢く健康管理をしていきましょう!
よくある質問(Q&A)
Q. 脈圧は毎日気にしたほうがいい?
A. 毎日でなくても、定期的にチェックして自分のパターンを知っておくのがおすすめです。
Q. 脈圧が急に広がった/狭まったら?
A. 急激な変化があった場合、脱水やストレス、心疾患のサインかもしれません。かかりつけ医に相談を。
Q. 血圧が正常でも脈圧が異常なら問題?
A. はい、収縮期と拡張期のバランスが崩れている可能性があり、早期対処が重要です。
参考文献



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