マイコプラズマ肺炎の症状・治療・予防を徹底解説【薬剤師が解説】
マイコプラズマ肺炎は、子どもから大人まで幅広い年齢層で見られる非定型肺炎の一種です。
特に秋から冬にかけて流行しやすく、長引く咳が特徴的なため、風邪と見分けがつきにくいことも。
この記事では、薬剤師の視点から、マイコプラズマ肺炎の症状、原因、診断、治療、予防までを詳しく解説します。

ゆずまる
長引く咳ってつらいよね。この記事でスッキリ解決していこう!
マイコプラズマ肺炎とは?
マイコプラズマ肺炎は、Mycoplasma pneumoniaeという細菌が原因で起こる肺炎です。
この細菌は細胞壁を持たないため、通常の抗生物質(β-ラクタム系)は効きません。
学童期の子どもから若年成人に多く見られ、飛沫感染によって広がります。
症状
- 発熱(38℃前後の微熱〜高熱)
- 長引く乾いた咳(乾性咳嗽)
- 倦怠感、頭痛
- 咽頭痛や鼻水などの風邪様症状
- 合併症:中耳炎、脳炎、心筋炎など
診断方法
- 血清抗体検査(PA法、ELISA法など)
- 遺伝子検査(LAMP法、PCR法)
- 迅速診断キット(イムノクロマトグラフィー)
- 胸部レントゲン:すりガラス様陰影
治療法
第一選択はマクロライド系抗菌薬(クラリスロマイシン、アジスロマイシンなど)ですが、耐性株が増えており、テトラサイクリン系(ミノサイクリン)やニューキノロン系(レボフロキサシン)を使用することもあります。
予防と対策
- こまめな手洗い
- 咳エチケットの徹底
- マスクの着用
- 感染疑い時は早めの受診と隔離
再感染・後遺症
マイコプラズマ肺炎は一度かかっても再感染することがあり、免疫は一時的です。
後遺症としては、遷延性咳嗽(長引く咳)や気管支喘息の悪化が報告されています。
よくある質問(Q&A)
Q. 咳はいつまで続く?
A. 通常2〜4週間。長引く場合は再受診を。
Q. 子どもがかかりやすい理由は?
A. 集団生活により感染が広がりやすいためです。
Q. 自然治癒は可能?
A. 軽症なら可能ですが、抗菌薬での早期治療が望ましいです。
まとめ
マイコプラズマ肺炎は、しつこい咳が特徴の感染症です。
早めの受診と適切な抗菌薬治療が回復の鍵。手洗い・マスク・咳エチケットでしっかり予防しましょう。
参考文献



コメント