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前書き|手足口病の流行で薬局薬剤師が知っておきたいこと
手足口病は、主に乳幼児の口の中、手のひら、足の裏などに水疱性の発しんが現れるウイルス感染症です。
多くは数日程度の対症療法で回復しますが、口内炎のような痛みが強いと、水分や食事を受け付けなくなることがあります。乳幼児では自分から「口が痛い」「尿が少ない」と説明できないため、保護者と薬剤師が普段との違いを具体的に確認することが重要です。
また、手足口病では、非常にまれではあるものの、髄膜炎、脳炎、神経原性肺水腫、心肺機能不全などの合併症が報告されています。単に「手足に発しんがあるから手足口病だろう」と決めつけるのではなく、意識状態、呼吸、水分摂取、尿量、嘔吐、頭痛、けいれんなどを含めて評価しなければなりません。【[3]】【[5]】
この記事で分かること
- 2026年の全国的な流行状況
- 「定点当たり報告数」の読み方
- 手足口病の原因、症状、感染経路
- ヘルパンギーナや水痘との違い
- 自宅での水分補給と食事の工夫
- 急いで受診すべき危険なサイン
- 薬局薬剤師の聞き取り、処方監査、OTC相談対応
- 保育園や学校へ戻る目安
重要
本記事は、薬剤師が相談対応を行う際の一般的な整理です。発しんの診断はできません。ぐったりしている、呼びかけへの反応が鈍い、けいれん、呼吸が苦しそう、水分がほとんど取れない場合は、市販薬を選ぶより医療機関への相談を優先してください。
2026年、手足口病はどのくらい流行している?
2026年7月17日時点の全国最新データ
国立健康危機管理研究機構が公表した2026年第27週、6月29日から7月5日の速報データでは、手足口病の全国報告数は15,845例、定点当たり報告数は7.03でした。前週の4.61から約52.5%増加しています。速報値は後日修正されることがあります。全国第28週データの公表予定日は7月21日です。【[1]】【[2]】
| 週 | 期間 | 全国報告数 | 定点当たり | 前週からの動き |
|---|---|---|---|---|
| 第23週 | 6月1日~7日 | 4,485例 | 1.98 | 増加段階 |
| 第24週 | 6月8日~14日 | 6,202例 | 2.75 | 約39%増 |
| 第25週 | 6月15日~21日 | 7,576例 | 3.40 | 約24%増 |
| 第26週 | 6月22日~28日 | 10,396例 | 4.61 | 約36%増 |
| 第27週 | 6月29日~7月5日 | 15,845例 | 7.03 | 約52.5%増 |
第23週から第27週まで、全国報告数と定点当たり報告数はいずれも連続して増加しています。特に第26週から第27週にかけての増え方が大きく、地域によっては警報が発令されています。警報開始の目安として使われる定点当たり5.0を、全国平均の7.03が上回る水準になりました。地区や都道府県によって流行状況は異なるため、薬局では所在地の自治体が公表する週報も確認してください。【[2]】【[12]】
「定点当たり7.03」とはどういう意味?
手足口病は、すべての医療機関から全患者数を報告する病気ではありません。全国で指定された小児科の医療機関を「定点」とし、定点医療機関から1週間ごとに患者数を報告してもらう仕組みです。
超初心者向けのイメージ
10か所の定点医療機関から、1週間に合計70人の患者が報告された場合、
70人 ÷ 10か所 = 定点当たり7.0
となります。定点当たり7.03は、「全国民のうち7.03人」という意味ではありません。
定点報告は、流行の増減を早く捉えるための指標です。医療機関を受診していない患者や、定点以外の医療機関を受診した患者は、その週の報告数には直接含まれません。そのため、15,845例は全国の実患者数すべてを表す数字ではありません。
なお、2025年4月から定点医療機関数が変更されています。過去の年と比較するときは、単純な報告数よりも「定点当たり報告数」を中心に見る必要があります。【[3]】【[11]】
過去と比べて記録的な大流行なの?
2026年第27週の7.03は、流行が明確に拡大している水準です。一方で、現時点で過去最大と断定する段階ではありません。
国立健康危機管理研究機構によると、流行年には第20週ごろから増加し、第30週ごろに定点当たり10程度のピークへ達することがあります。2024年は第28週に13.34を記録しました。2026年は第27週時点で7.03であり、2024年の同時期のピークには達していませんが、今後の増加に注意が必要です。【[3]】
薬局での伝え方
「全国的に患者さんが増えていますが、流行の数字だけで重症度が上がったとは限りません。お子さんの水分摂取、尿量、元気、呼吸、意識状態を確認することが大切です」と説明すると、過度な不安を与えず注意点を伝えられます。
手足口病とは?超初心者向けに解説
手足口病はウイルスによる感染症
手足口病は、エンテロウイルスと呼ばれるウイルスの仲間によって起こります。代表的な原因ウイルスには、次のものがあります。
- コクサッキーウイルスA16型
- コクサッキーウイルスA6型
- コクサッキーウイルスA10型
- エンテロウイルス71型
原因となるウイルスが1種類ではないため、一度手足口病にかかっても、別の型のウイルスによって再び発症することがあります。2026年7月1日時点では、国内の患者から主にコクサッキーウイルスA6型とエンテロウイルス71型が検出されています。【[3]】【[5]】
何歳の子どもに多い?
国内では乳幼児を中心に流行し、特に2歳以下の報告が多い病気です。ただし、小学生、きょうだい、保護者などの成人が感染することもあります。成人だから絶対にかからないわけではありません。【[4]】【[5]】
潜伏期間は3~6日程度
ウイルスに感染してから症状が出るまでの潜伏期間は、一般に3~6日程度です。保育園で今日発生した患者から、その日のうちに症状が出るというより、数日前に接触した人から感染している可能性があります。【[6]】【[7]】
手足口病はどうやってうつる?
主な感染経路は、次の3つです。
| 感染経路 | 具体例 | 薬局・家庭での対策 |
|---|---|---|
| 飛沫感染 | せき、くしゃみ、会話時のしぶき | 年齢に応じた咳エチケット、換気、距離の確保 |
| 接触感染 | 唾液、鼻汁、水疱内容物が付いた手、おもちゃ、手すり | 石けんと流水による手洗い、共用物の清掃 |
| 糞口感染 | 便に排出されたウイルスが手を介して口に入る | おむつ交換、排便介助、トイレ後の丁寧な手洗い |
症状が治まった後も、鼻汁や唾液から1~2週間、便からは数週間以上ウイルスが排出されることがあります。そのため、「発しんが消えた日までだけ対策すればよい」という病気ではありません。回復後も、おむつ交換やトイレ後の手洗いを続けます。【[6]】【[7]】


手足口病の主な症状
典型的な症状は「口・手・足の水疱性発しん」
代表的な症状は次のとおりです。
- 口の中の水疱、赤み、潰瘍、痛み
- 手のひら、指、手の甲の発しん
- 足の裏、足の甲、足指の発しん
- ひざ、ひじ、おしり周辺の発しん
- 発熱
- 食欲低下、よだれの増加
- 乳幼児の機嫌の悪化
すべての患者に「手・足・口」の3か所すべての発しんが出るとは限りません。口の症状が目立たない場合や、発しんがひざ、ひじ、おしり、体幹に広がる場合もあります。
特にコクサッキーウイルスA6型では、水痘と紛らわしい広範囲の発しんが現れたり、回復してしばらくしてから爪が浮く、はがれるといった変化が生じたりすることがあります。【[6]】【[7]】
発熱は必ず高熱になるわけではない
手足口病では、発熱しない子どもや、比較的軽い発熱のみの子どももいます。反対に、高熱が続く場合、激しい頭痛や嘔吐を伴う場合、元気が極端にない場合は、「手足口病だから様子見」と決めつけてはいけません。
子どもでは「飲めないこと」が大きな問題
口の中に水疱や潰瘍ができると、飲み込むときに強く痛みます。幼児は「のどが痛い」と説明できず、次のような様子を示すことがあります。
- 飲み物を見せると欲しがるが、一口飲んで泣く
- 普段よりよだれが多い
- 食べ物を口に入れても吐き出す
- 哺乳瓶や母乳を嫌がる
- 尿の回数が少ない
- 泣いても涙が少ない
- 口の中や唇が乾いている
- 眠ってばかりで遊ばない
受診を急ぐサイン
- 水分をほとんど取れない
- 半日程度、尿が出ていない、または明らかに少ない
- ぐったりして反応が悪い
- 何度も吐く
- 強い頭痛、首の痛み、まぶしがる様子がある
- けいれん、意識がぼんやりする
- 呼吸が速い、苦しそう、顔色が悪い
- 高熱が続き、普段と明らかに様子が違う
尿が少ないかどうかは、年齢、室温、発汗量、普段の排尿回数によって異なります。「何時間なら必ず安全」という線引きだけで判断せず、飲水量、口腔乾燥、涙、活気、嘔吐などを合わせて評価します。
手足口病と似た病気の見分け方
発しんや口内炎を起こす病気は手足口病だけではありません。薬剤師は診断を行えませんが、受診の必要性を判断するために、発しんの場所、発熱の経過、痛み、かゆみ、全身状態を確認します。
| 病気 | 発しん・口の特徴 | 発熱など | 薬局での注意 |
|---|---|---|---|
| 手足口病 | 口、手のひら、足底、おしりなど。水疱性発しん | 無熱~発熱。口の痛みで飲めないことがある | 水分、尿量、活気、神経症状を確認 |
| ヘルパンギーナ | 主に口の奥やのどに水疱。通常、手足の発しんは目立たない | 急な発熱、のどの痛み | 手足口病と同様に脱水へ注意 |
| 水痘 | 体幹、頭、顔にも出やすく、赤み、水疱、かさぶたが混在 | 発熱、かゆみ | 感染力が強く、早めの医療機関相談を検討 |
| とびひ | 水疱、ただれ、黄色いかさぶた。広がりやすい | 発熱がないこともある | 細菌感染のため治療方針が異なる |
| アフタ性口内炎 | 口の中に限局した円形の潰瘍 | 通常は全身の発熱や手足の発しんがない | 感染性口内炎との区別をせずステロイド製剤を勧めない |
| 川崎病など | 発しん、唇の赤み、目の充血など | 発熱が長引く | 長引く発熱と全身症状は受診を優先 |
関連記事:水疱瘡(水痘)の薬局での対応と服薬指導の徹底ガイド
ここまでのミニまとめ
- 2026年第27週の全国定点当たり報告数は7.03で、前週から大きく増加している
- 原因ウイルスは複数あり、一度かかっても再感染することがある
- 主な感染経路は飛沫、接触、糞口感染
- 口の痛みで飲めなくなることが、乳幼児では重要な問題
- ぐったり、けいれん、呼吸困難、反復する嘔吐は緊急性が高い
- 発しんだけで手足口病と決めつけず、他の感染症も考える



手足口病の治療|基本は対症療法
手足口病に対して、原因ウイルスを排除する一般的な抗ウイルス薬や予防薬はありません。多くの場合は、子どもの免疫反応によって自然に回復するのを待ちながら、発熱、痛み、脱水などを軽減する対症療法を行います。抗菌薬はウイルスそのものには効きません。【[4]】【[6]】
治療の中心となる4つの視点
- 少量ずつでも水分を取れるようにする
- 痛みや発熱が強い場合は適切な解熱鎮痛薬を使用する
- 脱水や重症化のサインを観察する
- 手洗いなどを継続して家庭内感染を減らす
家庭での水分補給|一度にたくさん飲ませない
口の中が痛い子どもに、コップ1杯を一気に飲ませようとすると、痛みで拒否することがあります。少量を何度も試す方が受け入れられやすくなります。
水分補給の具体例
- スプーン1杯、数mL程度から試す
- 5~10分おきなど、子どもの様子を見ながら少量ずつ与える
- 冷たすぎない水、麦茶、母乳、ミルクなど、普段飲めるものを利用する
- 軽度から中等度の脱水が疑われる場合は、経口補水液の必要性を医師・薬剤師へ相談する
- コップが難しい場合は、スプーン、ストロー、乳幼児用カップなどを試す
- 飲んだ量だけでなく、尿の回数や活気も記録する
母乳やミルクを飲んでいる乳児では、自己判断で中止する必要はありません。嘔吐を繰り返す、むせる、意識が悪いなど、経口摂取が安全でない可能性がある場合は、無理に飲ませず医療機関へ相談します。
経口補水液の注意
経口補水液は、単なる清涼飲料水ではなく、水分と電解質を補うための食品です。すべての子どもが日常的に大量に飲むものではありません。脱水の程度、年齢、基礎疾患に応じて使い分けます。腎臓病、心疾患、塩分やカリウムの制限がある場合は、医師へ確認してください。
スポーツドリンクと経口補水液は糖分・塩分の設計が異なります。商品名だけでなく、目的と摂取量を説明することが薬剤師の役割です。
口が痛いときに食べやすいもの
| 比較的試しやすいもの | 刺激になりやすいもの |
|---|---|
| おかゆ、やわらかいうどん、豆腐 | 熱い汁物、熱い麺 |
| ヨーグルト、プリン、ゼリー | 酸味の強い果汁、炭酸飲料 |
| 冷ましたスープ、茶わん蒸し | 香辛料の強い料理 |
| つぶしたバナナなど、やわらかい食品 | 塩味の強い食品、硬いせんべい |
「栄養を取らせなければ」と無理に固形食を食べさせるより、まず水分を確保します。ただし、水分すら取れない状態は家庭で粘り続ける段階ではありません。
発熱や口の痛みに解熱鎮痛薬は使える?
発熱や口腔内の痛みが強く、睡眠や水分摂取を妨げる場合には、医師の診断や製品の適応に基づいて解熱鎮痛薬が使用されることがあります。
小児科領域ではアセトアミノフェンが処方されることが多く、医療用医薬品の電子添文では、通常、乳児・幼児・小児に対して体重1kg当たり1回10~15mg、投与間隔4~6時間以上、1日総量60mg/kgを限度とする用法が示されています。ただし、年齢、症状、製剤、診断、処方内容によって異なるため、家庭で計算して自由に増減するための数値ではありません。処方指示または各市販薬の用法用量を優先してください。【[9]】
アセトアミノフェンの重複に注意
アセトアミノフェンは、解熱鎮痛薬だけでなく、かぜ薬や鎮痛薬の配合成分として含まれることがあります。
- 病院から処方されたアセトアミノフェン
- 自宅に残っていた解熱剤
- 市販の小児用かぜ薬
- 市販の解熱鎮痛薬
これらを併用すると、保護者が気付かないまま同じ成分を重ねる可能性があります。薬剤師は商品名ではなく、成分名、濃度、1回量、投与間隔、最終使用時刻を確認します。
薬局で確認したい服薬情報
- 子どもの現在の体重
- 処方された製剤の濃度
- 1回量と1日の使用回数
- 前回使用した時刻
- 自宅にあるかぜ薬、坐薬、シロップ、散剤
- 肝疾患、腎疾患、脱水の有無
- 薬を飲めるか、吐いてしまわないか
解熱剤の目的は、体温を必ず平熱にすることではありません。発熱や痛みによるつらさを和らげ、睡眠や水分摂取を助けることが目的です。数字だけを見て頻回に使うのではなく、子どもの全身状態を確認します。
安易に勧めない方がよい薬・処置
抗菌薬
手足口病の原因はウイルスであり、通常の抗菌薬は効きません。ただし、医師が中耳炎、細菌性皮膚感染症、咽頭炎など別の細菌感染症を疑って処方することはあります。処方内容だけを見て「手足口病なのに抗菌薬は不要」と決めつけず、処方目的が不明な場合は疑義照会を検討します。
ステロイドを含む口腔用剤
市販の口内炎治療薬には、ステロイドを含む貼付剤や軟膏があります。これらはすべての口内炎へ無条件に使えるわけではありません。
乳幼児、広範囲の口内炎、発熱、手足の発しんを伴う場合は感染性口内炎の可能性があります。年齢、適応、貼付中の誤飲、感染症の有無を確認せず、見た目だけで販売することは避けます。
皮膚の水疱をつぶすこと
水疱を針でつぶしたり、皮を無理にはがしたりすると、細菌による二次感染の原因になります。基本は清潔を保ち、爪を短くし、強くこすらないことです。
発赤が広がる、膿が出る、強い痛みや腫れがある、熱を持つ場合は、細菌感染を合併している可能性があるため受診を勧めます。
家庭内感染を減らす方法
1.石けんと流水で手を洗う
手足口病の原因となるウイルスは、アルコール消毒が効きにくい場合があります。アルコールだけに頼らず、石けんと流水による手洗いを基本とします。特に次のタイミングが重要です。【[4]】【[12]】
- おむつ交換後
- トイレの後
- 鼻汁やよだれを拭いた後
- 食事の準備前
- 子どもに薬を飲ませる前後
- 帰宅後
2.タオルや食器を安易に共有しない
手拭きタオル、コップ、スプーン、歯ブラシなどの共用を避けます。洗濯物をすべて別にしなければならないと一律に考えるより、唾液、鼻汁、便が付いた物を適切に処理し、手洗いを徹底することが重要です。
3.おもちゃや高頻度接触面を清掃する
乳幼児はおもちゃを口へ入れるため、共用玩具、テーブル、ドアノブ、手すりなどを清掃します。消毒剤を使用する場合は、対象物、濃度、接触時間、材質、換気などを製品表示や施設マニュアルに従って確認します。
塩素系消毒剤を子どもの手指や皮膚に直接使ってはいけません。また、酸性洗剤などと混ぜないよう注意します。
4.回復後もおむつ・排便後の手洗いを続ける
便中へのウイルス排出は症状が治った後も続くことがあります。発しんが消えたら対策を終了するのではなく、家庭、保育園、薬局のトイレで基本的な手洗いを継続します。
あわせて読みたい:コロナとインフルのダブル感染はあり得る?家庭内感染対策を薬剤師が解説
保育園・幼稚園・学校はいつから行ける?
手足口病は、インフルエンザのように全国一律で「発症後何日間は登園・登校禁止」と日数が決められている病気ではありません。
こども家庭庁の保育所向けガイドラインでは、登園の目安を、発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事が取れることとしています。【[7]】
| 確認項目 | 登園・登校を検討しやすい状態 | 休ませて相談したい状態 |
|---|---|---|
| 発熱 | 解熱し、全身状態が安定 | 発熱が続く、解熱剤が切れるとぐったり |
| 食事 | 普段に近い食事や水分を取れる | 口が痛くて飲食できない |
| 元気 | 遊ぶ、会話するなど普段に近い | 眠り続ける、反応が悪い |
| 施設生活 | 通常の集団生活に無理なく参加できる | 頻繁な個別介助が必要 |
施設ごとに登園届、受診証明、独自ルールが設けられている場合があります。薬剤師から「明日から必ず登園できます」と断定せず、かかりつけ医と施設の規定を確認するよう案内します。
薬局薬剤師は手足口病にどう関わる?
薬剤師は手足口病を診断する職種ではありません。しかし、薬局は保護者が「受診すべきか」「何を飲ませればよいか」「処方薬と市販薬を一緒に使えるか」を相談しやすい場所です。
薬剤師の役割は、次の5つに整理できます。
- 症状と危険サインの聞き取り
- 受診勧奨と緊急度の判断支援
- 処方内容の体重・重複・剤形確認
- 水分補給や感染対策の具体的な説明
- 回復経過のフォローアップ
薬局で最初に聞く質問
手足口病が疑われる相談の確認テンプレート
- 年齢・体重:何歳で、現在の体重は何kgか
- 発症日:いつから発熱、口の痛み、発しんがあるか
- 発しん:口、手、足、おしり、体幹のどこにあるか
- 発熱:最高体温、現在の体温、何日続いているか
- 水分:何をどのくらい飲めているか
- 尿:最後に尿が出た時刻、普段より減っていないか
- 嘔吐:何回吐いたか、飲むたびに吐かないか
- 全身状態:遊べるか、会話できるか、眠り方は普段どおりか
- 神経症状:頭痛、けいれん、ふらつき、反応低下はないか
- 呼吸:息苦しさ、呼吸数増加、顔色不良はないか
- 服薬:処方薬、市販薬、自宅の残薬を使っていないか
- 周囲の流行:保育園、学校、きょうだいに同様の症状がないか
すぐ受診を勧める状況
- 乳児で哺乳が著しく低下している
- 水分が取れず、尿が明らかに減っている
- 反復する嘔吐がある
- ぐったり、傾眠、反応低下がある
- けいれん、意識障害、強い頭痛がある
- 呼吸が苦しそう、顔色が悪い
- 発しんが急速に広がり、出血斑のように見える
- 高熱が続く、または解熱後も全身状態が悪い
- 免疫抑制状態、重い基礎疾患がある
- 診断がついておらず、水痘、とびひ、麻しんなど他疾患を否定できない
休日や夜間に判断に迷う場合は、全国共通のこども医療電話相談「#8000」を案内できます。対応時間は都道府県によって異なります。呼吸困難、けいれん、意識障害など明らかな緊急症状では、#8000を待たず救急要請を検討します。【[10]】
処方箋を受け付けたときの監査ポイント
| 監査項目 | 確認内容 | 疑義照会を考える例 |
|---|---|---|
| 体重 | カルテ・処方箋・保護者申告の体重が一致するか | 過去の体重のまま計算されている |
| アセトアミノフェン量 | 1回量、間隔、1日最大量、製剤濃度 | 体重に対して著しく多い・少ない |
| 重複 | かぜ薬、頓服、坐薬、市販薬との重複 | 同じ成分の散剤と坐薬を使用予定 |
| 剤形 | 口内痛があっても服用可能か | 嚥下できず、処方剤形では服用困難 |
| 脱水 | 飲水量、尿量、嘔吐、活気 | 服薬以前に補液や診察が必要と思われる |
| 抗菌薬 | 併存する細菌感染症などの処方目的 | 診断・目的が不明で用法にも疑問がある |
市販薬相談での基本姿勢
「保育園で手足口病が流行しており、手に発しんがあるので薬が欲しい」という相談では、薬を選ぶ前に受診の必要性を判断します。
特に、初めての発しん、乳幼児、発熱、広範囲の発しん、口腔内の強い痛み、水分摂取低下がある場合は、薬局だけで治療を完結させないことが重要です。
OTC販売の順番
①緊急症状を除外する → ②年齢・体重・診断の有無を確認する → ③処方薬・市販薬の重複を確認する → ④必要時のみ症状緩和の選択肢を案内する → ⑤悪化時の受診基準を説明する、という順番で対応します。
もっと具体的な聞き取りや受診勧奨の事例を知りたい方は、店頭相談をケース形式で整理した『OTC相談100本ノック!』Kindle版も参考にしてください。
薬局内の感染対策
手足口病は空気感染を前提とする病気ではありませんが、飛沫、接触、糞口感染への配慮が必要です。
- 来局前の電話相談や処方箋送信を活用する
- 可能であれば混雑時間を避けてもらう
- 待合室の滞在時間を短くする
- 他の乳幼児との距離を確保する
- よだれや鼻汁が付いた場所を速やかに清掃する
- スタッフは対応後に石けんと流水で手を洗う
- 共用玩具を置く場合は清掃手順を決める
- 便やおむつを直接扱う状況では手袋と手洗いを徹底する
「感染症だから必ず別室へ隔離」と一律に考えるのではなく、薬局の構造、患者の年齢、混雑状況に合わせて、滞在時間短縮と接触機会の低減を図ります。
流行期のPOPと在庫管理
薬局では、手洗い、脱水サイン、#8000などをまとめたPOPを掲示すると、保護者の判断に役立ちます。一方で、「全国で大流行」「危険な感染症」と恐怖をあおる表現は避けます。
経口補水液、体温計、衛生用品などを配置する場合も、「全員が必要」「飲めば治る」と誤解されない表示にします。流行報道だけを理由に過剰在庫を抱えず、地域の処方実績、販売数、使用期限、保管スペースを確認します。
詳しくはこちら:狭い調剤薬局でも実践できるクロスMDと売場づくり
服薬後のフォローアップ
口腔内の痛みが強い子どもや、飲水量が低下していた子どもでは、翌日などに保護者へ連絡し、次の項目を確認すると実務的です。
- 水分を取れるようになったか
- 尿が出ているか
- 嘔吐が増えていないか
- 発熱の経過
- ぐったり、頭痛、けいれんなどがないか
- 薬を適切な間隔で使用できているか
- 他のアセトアミノフェン製品を併用していないか


薬剤師実務のミニまとめ
- 薬を選ぶ前に水分、尿量、活気、呼吸、神経症状を確認する
- 小児用量は体重と製剤濃度をセットで確認する
- アセトアミノフェンを含む処方薬と市販薬の重複に注意する
- 感染性口内炎が疑われる場合、口内炎用ステロイドを安易に勧めない
- アルコールだけに頼らず、石けんと流水による手洗いを案内する
- 登園は発しんの有無だけでなく、発熱、食事、全身状態で判断する
- 必要に応じて翌日に服薬・飲水状況をフォローする
薬局でよくある具体例・実践例


実践例1|2歳児の発しんに市販薬を求めて来局
相談内容
「保育園で手足口病が流行しています。昨日から手と足に赤いぶつぶつがあり、口内炎もあるようです。市販薬で治せますか?」
薬剤師の聞き取り
- 年齢:2歳3か月
- 体重:12kg
- 最高体温:38.5℃
- 水分:朝から数口のみ
- 食事:ほとんど食べていない
- 尿:朝に1回、その後6時間出ていない
- 様子:普段より眠っている
- 嘔吐:なし
- けいれん・呼吸困難:なし
判断
手足口病の可能性はありますが、薬局で診断はできません。水分摂取が著しく少なく、尿量低下と活気低下があるため、市販薬販売よりも当日中の小児科受診を優先します。
保護者への説明例
「発しんだけであれば軽く治ることも多いのですが、今日は水分がほとんど取れず、尿も減っています。脱水の確認が必要なので、市販薬で様子を見るより、今日中に小児科へ相談してください。反応がさらに悪くなる、呼吸が苦しそう、けいれんがある場合は救急受診が必要です」
実務ポイント
「6時間尿が出ていない」という情報だけで機械的に判断するのではなく、水分量、活気、口腔乾燥、涙、嘔吐、年齢を合わせて評価します。
実践例2|処方された解熱剤と自宅のかぜ薬が重複
処方内容
4歳、体重16kg。手足口病と診断され、アセトアミノフェン散剤が頓服で処方された。
服薬指導中に判明したこと
保護者が「昨日から家にあった小児用かぜシロップも飲ませています」と話した。成分を確認すると、かぜシロップにもアセトアミノフェンが含まれていた。
薬剤師の対応
- かぜシロップの商品名、成分、最終服用時刻を確認
- 処方されたアセトアミノフェンとの重複を説明
- 医師の処方指示を優先し、自己判断でかぜ薬を併用しないよう案内
- 発熱と痛みが軽い場合は、必ずしも定時で使う薬ではないことを確認
- 水分量と尿量を聞き取り、脱水サインがないことを確認
説明例
「こちらのかぜシロップにも、今回処方された解熱剤と同じアセトアミノフェンが入っています。重ねて使うと過量になる可能性があるため、自己判断で併用しないでください。最後にかぜ薬を飲んだ時刻を確認したうえで、処方どおりの間隔を守りましょう」
実践例3|口内炎パッチを希望する保護者
相談内容
3歳児の保護者から「口内炎が痛そうなので、大人用の口内炎パッチを小さく切って貼ってよいですか」と相談された。
追加確認
- 手足に水疱性発しんがある
- 保育園で手足口病が流行
- 発熱がある
- 診断はまだ受けていない
判断と対応
感染性口内炎が疑われ、年齢や貼付中の誤飲も問題になります。大人用製品を切って使用する方法は勧めません。水分摂取と尿量を確認し、小児科へ相談するよう案内します。
口内炎治療薬は、成分、剤形、使用年齢、感染性疾患の有無によって適否が変わります。「口内炎」という言葉だけで同じ商品を販売しないことが重要です。
実践例4|診断後、保育園へいつ戻れるか相談された
相談内容
「発しんはまだ残っていますが、熱は下がりました。明日から保育園へ行ってもよいですか?」
薬剤師の確認
- 解熱しているか
- 解熱剤を使わずに安定しているか
- 普段に近い量の水分と食事を取れるか
- 元気に遊べるか
- 保育園の登園ルールや登園届の有無
説明例
「手足口病は、発しんが全部消えるまで一律に休む病気ではありません。一般的には、発熱が治まり、口の痛みの影響がなく、普段の食事を取れていることが目安です。ただし、園ごとに登園届などの規定があるため、園とかかりつけ医にも確認してください」
実践例5|成人の保護者にも手足の発しんが出た
相談内容
子どもが手足口病と診断された3日後、母親にも発熱、のどの痛み、手指の発しんが出た。
対応
成人にも感染する可能性がありますが、薬剤師は手足口病と断定できません。水痘、帯状疱疹、薬疹、細菌感染症など他疾患の可能性もあるため、発熱と発しんを伴う成人には医療機関への相談を勧めます。
来局時は、他の患者との接触を減らし、待ち時間を短縮します。家庭では、タオルの共用を避け、トイレ後やおむつ交換後の手洗いを続けます。
薬局用・手足口病チェックリスト
相談受付時
- □ 年齢と体重を確認した
- □ 発症日と最高体温を確認した
- □ 発しんの場所を確認した
- □ 水分摂取量を確認した
- □ 最後の排尿時刻を確認した
- □ 活気、反応、眠り方を確認した
- □ 嘔吐、頭痛、けいれんを確認した
- □ 呼吸状態と顔色を確認した
- □ 基礎疾患と免疫抑制状態を確認した
- □ 処方薬、市販薬、残薬を確認した
服薬指導時
- □ アセトアミノフェンの重複を確認した
- □ 1回量と投与間隔を説明した
- □ 解熱剤の目的を説明した
- □ 少量頻回の水分補給を説明した
- □ 刺激の少ない食事を提案した
- □ 悪化時の受診基準を説明した
感染対策
- □ 石けんと流水による手洗いを案内した
- □ タオル共用を避けるよう説明した
- □ おむつ・排便後の対策を説明した
- □ 回復後も便中排出が続く可能性を説明した
- □ 登園は食事と全身状態で判断すると説明した
まとめ|手足口病の流行時こそ「発しん以外」を確認する
2026年第27週の手足口病は、全国報告数15,845例、定点当たり報告数7.03となり、前週から大きく増加しました。今後も地域ごとの発生動向を確認する必要があります。
ただし、流行規模の数字と、目の前の子どもの重症度は別問題です。薬局薬剤師は、発しんの数や体温だけで判断せず、水分摂取、尿量、活気、嘔吐、意識状態、けいれん、呼吸を確認します。
この記事の重要ポイント
- 手足口病は複数のエンテロウイルスによって起こる
- 一度かかっても別の型で再び発症することがある
- 感染経路は飛沫、接触、糞口感染
- 多くは対症療法で回復するが、脱水に注意する
- 抗菌薬はウイルスそのものには効かない
- アセトアミノフェンは処方薬と市販薬の重複に注意する
- 口内炎用ステロイドや皮膚薬を安易に勧めない
- 石けんと流水による手洗いを基本とする
- 登園は発熱、食事、全身状態を基準に考える
- ぐったり、けいれん、呼吸困難、反復する嘔吐は緊急性が高い



よくある質問
Q1.手足口病は必ず軽く治りますか?
多くは軽症で自然に回復しますが、必ず軽症とは限りません。口の痛みによる脱水や、まれに髄膜炎、脳炎などを合併することがあります。ぐったり、反復する嘔吐、強い頭痛、けいれん、意識障害、呼吸困難がある場合は、速やかに医療機関へ相談してください。
Q2.一度かかったら、もう手足口病にはなりませんか?
原因ウイルスが複数あるため、別の型のウイルスによって再び発症することがあります。「去年かかったから今回は違う」とは限りません。
Q3.大人も手足口病にかかりますか?
成人でも感染・発症することがあります。ただし、成人の発熱と発しんには水痘、帯状疱疹、薬疹など別の原因もあるため、自己判断せず医療機関へ相談してください。
Q4.抗菌薬を飲めば早く治りますか?
手足口病はウイルス感染症であり、通常の抗菌薬は原因ウイルスには効きません。細菌性中耳炎や皮膚感染症などを合併している場合に、医師が別の目的で抗菌薬を処方することはあります。
Q5.発しんには塗り薬を使った方がよいですか?
手足口病の発しんは、必ずしも塗り薬を必要としません。水疱をつぶさず、清潔を保ちます。赤みや腫れが広がる、膿が出る、強く痛む場合は細菌感染の可能性があるため受診してください。
Q6.口内炎パッチや口内炎軟膏は使えますか?
製品の成分、剤形、対象年齢、感染性口内炎の有無によって判断が変わります。特に乳幼児や、発熱・手足の発しんを伴う口内炎では、自己判断で大人用製品を使用せず、医師・薬剤師へ相談してください。
Q7.アルコール消毒だけで予防できますか?
原因ウイルスにはアルコールが効きにくい場合があります。アルコールだけに頼らず、石けんと流水による手洗いを基本としてください。特に、おむつ交換後、排便後、鼻汁やよだれを拭いた後の手洗いが重要です。
Q8.発しんが残っていても保育園へ行けますか?
発しんが残っているかだけで一律に判断するものではありません。一般的な登園の目安は、発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事を取れることです。施設独自のルールや登園届がある場合は、その規定にも従ってください。
Q9.爪がはがれてきました。危険ですか?
コクサッキーウイルスA6型などによる手足口病では、回復後に爪が浮いたり、はがれたりすることがあります。多くは新しい爪が伸びますが、痛み、出血、膿、強い腫れがある場合や、原因が分からない場合は皮膚科・小児科へ相談してください。
Q10.熱が高くなければ受診しなくても大丈夫ですか?
体温だけでは判断できません。熱が高くなくても、水分が取れない、尿が減っている、ぐったりしている、呼吸が苦しそうといった症状があれば受診が必要です。
Q11.スポーツドリンクを飲ませれば脱水を防げますか?
水分摂取の選択肢にはなりますが、経口補水液とは糖分・塩分の組成が異なります。脱水が疑われる場合は、子どもの年齢や状態に応じて経口補水液の適否を医師・薬剤師へ相談してください。
Q12.夜間に受診すべきか迷ったらどうすればよいですか?
休日・夜間に判断に迷う場合は、こども医療電話相談「#8000」を利用できます。都道府県によって受付時間が異なります。けいれん、意識障害、呼吸困難、顔色不良など緊急性の高い症状では、#8000を待たず救急要請を検討してください。
参考文献
- [1] 国立健康危機管理研究機構「IDWR速報データ 2026年第27週」
https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/provisional/2026/27/index.html
最終確認日:2026年7月17日 - [2] 大阪市「感染症発生動向調査 2026年全国集計・第27週」
https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/cmsfiles/contents/0000065/65845/zenkokuteiten27w.pdf
最終確認日:2026年7月17日 - [3] 国立健康危機管理研究機構「IDWR 2026年第26号 注目すべき感染症 手足口病・ヘルパンギーナ」
https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idwr/featured/2026/26/index.html
最終確認日:2026年7月17日 - [4] 厚生労働省「手足口病」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/hfmd.html
最終確認日:2026年7月17日 - [5] 国立健康危機管理研究機構「手足口病」
https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/hand-foot-mouth-disease/index.html
最終確認日:2026年7月17日 - [6] 日本小児科学会「手足口病」
https://www.jpeds.or.jp/general/prevention/yobo-kansensho/kansensho03-11.html
最終確認日:2026年7月17日 - [7] こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン 2018年改訂版・2023年一部修正」
https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/e4b817c9-5282-4ccc-b0d5-ce15d7b5018c/c60bb9fc/20230720_policies_hoiku_25.pdf
最終確認日:2026年7月17日 - [8] 日本小児科学会「幼稚園、認定こども園、保育所において予防すべき感染症の解説」
https://www.jpeds.or.jp/uploads/files/20250430_yobo_kansensho.pdf
最終確認日:2026年7月17日 - [9] 医薬品医療機器総合機構「カロナール細粒20%/カロナール細粒50% 電子添文」
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/rdDetail/iyaku/1141007C1075_5?user=1
最終確認日:2026年7月17日 - [10] こども家庭庁「もしものために・こども医療電話相談 #8000」
https://www.cfa.go.jp/policies/child-safety-actions/measures-to-take
最終確認日:2026年7月17日 - [11] 厚生労働省「感染症法に基づく医師の届出のお願い・定点把握」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kekkaku-kansenshou11/01.html
最終確認日:2026年7月17日 - [12] 群馬県「手足口病警報を発令しました」
https://www.pref.gunma.jp/site/houdou/766877.html
最終確認日:2026年7月17日



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