2026年10月14日更新
「子どもが急に高熱とのどの痛み」「溶連菌って何日学校を休むの?」「抗菌薬は熱が下がったらやめていい?」——A群溶血性レンサ球菌(いわゆる溶連菌)は、子どもに多い咽頭炎の原因の一つです。
国立健康危機管理研究機構(JIHS)によると、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎では潜伏期間2〜5日で、発熱・咽頭痛・倦怠感・嘔吐などを起こし、猩紅熱では発疹・いちご舌・落屑がみられることがあります。
この記事の結論
- 溶連菌咽頭炎は発熱+強いのどの痛みが典型
- 咳・鼻水が目立つ場合はウイルス性の可能性もある
- 迅速抗原検査がよく使われる
- 第一選択はペニシリン系・アモキシシリンなど
- 症状が改善しても処方された日数を自己判断で中止しない
- 登校・登園は一般に適切な抗菌薬開始後24時間+全身状態良好が目安
- 発疹・いちご舌は猩紅熱のサイン
- 急性糸球体腎炎やリウマチ熱などの合併症に注意



※抗菌薬の種類・服用期間は年齢や体重、アレルギー歴などで異なります。処方どおり服用してください。
- 溶連菌感染症とは?
- 2026年秋冬も注意が必要?
- 潜伏期間は?
- 主な症状
- のどを見ると分かる?
- 発疹が出ることはある?
- いちご舌とは?
- 川崎病の「いちご舌」とどう違う?
- 発疹は薬疹?それとも猩紅熱?
- 手足の皮がむけることはある?
- 咳や鼻水も出る?
- 検査はどうする?
- 迅速検査が陰性でも溶連菌のことはある?
- 家族が陽性なら検査なしで薬を飲む?
- 治療は何を使う?
- 何日飲む?
- なぜ症状が良くても飲み切る?
- 抗菌薬を飲み忘れたら?
- 子どもが抗菌薬を嫌がるときは?
- 抗菌薬を吐いたら?
- ペニシリンアレルギーがある場合は?
- クラリスは使う?
- 熱は何日で下がる?
- 抗菌薬を飲んでも改善しないときは?
- 解熱剤は使っていい?
- 学校・保育園は何日休む?
- 翌日から学校へ行っていい?
- 登校・登園の具体例
- 登園許可証は必要?
- 仕事はいつから復帰?
- 兄弟・家族にうつる?
- 家族は何日くらい注意すればいい?
- 兄弟全員に抗菌薬を飲ませる?
- 家庭でできる感染対策
- お風呂は一緒でもいい?
- 食事は何を食べる?
- 発疹が出たときの受診ライン
- 受診を急いだ方がいいサイン
- 急性糸球体腎炎とは?
- 治ったあとも尿をチェックした方がいい?
- 急性糸球体腎炎はいつ頃起こる?
- 抗菌薬を飲めば腎炎は完全に防げる?
- リウマチ熱とは?
- 猩紅熱は別の病気?
- 劇症型溶連菌(STSS)と同じ?
- どんな症状なら劇症型を疑う?
- 大人も溶連菌になる?
- 大人で注意したいこと
- 高齢者でもかかる?
- 妊娠中に溶連菌になったら?
- B群溶連菌とは違う?
- 一度かかったらもうならない?
- 何度も繰り返すのはなぜ?
- 「保菌者」って何?
- 薬剤師が確認するポイント
- よくある質問
- 薬剤師からひとこと|「良くなったから中止」が一番もったいない
- まとめ|溶連菌は「検査・抗菌薬・24時間」がポイント
- 関連記事
- 参考資料・一次情報
溶連菌感染症とは?
一般に「溶連菌」と呼ばれるものの多くは、A群溶血性レンサ球菌(Group A Streptococcus:GAS)による感染症です。
のどに感染すると「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」を起こします。
同じ菌でも、皮膚感染、猩紅熱、まれに劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)など異なる病態があります。
2026年秋冬も注意が必要?
厚生労働省は2026年度の急性呼吸器感染症(ARI)総合対策で、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎を対象疾患の一つとして挙げています。
JIHSでは感染症発生動向調査の速報データを毎週更新しており、2026年第40週の速報も10月13日に更新されています。
秋冬はインフルエンザなど他の呼吸器感染症も増えるため、症状だけで自己判断しないことが大切です。
潜伏期間は?
JIHSでは、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の潜伏期間を2〜5日としています。
家族や学校で患者が出た後、数日してから発熱・咽頭痛が出ることがあります。
主な症状
- 急な発熱
- 強いのどの痛み
- 倦怠感
- 頭痛
- 腹痛・吐き気・嘔吐
- 首のリンパ節の腫れ・痛み
子どもでは腹痛や嘔吐が目立つこともあります。
のどを見ると分かる?
扁桃が赤く腫れたり、白い膿のような付着物がみられることがあります。
ただし、見た目だけでウイルス性咽頭炎と完全に区別することはできません。
発疹が出ることはある?
あります。
A群溶血性レンサ球菌が作る毒素によって、細かい赤い発疹が全身に出ることがあります。
これを猩紅熱(しょうこうねつ)と呼びます。
いちご舌とは?
舌が赤くなり、表面のぶつぶつが目立って「いちご」のように見える状態です。
猩紅熱でみられる代表的な所見の一つです。
川崎病の「いちご舌」とどう違う?
いちご舌は溶連菌だけに特有の所見ではありません。
川崎病でもいちご舌がみられることがあります。
高熱が5日以上続く、目の充血、唇の赤み、手足の腫れ、発疹などがある場合は、溶連菌だけと決めつけず小児科で評価を受けてください。
発疹は薬疹?それとも猩紅熱?
抗菌薬を飲み始めた後に発疹が出ると、「薬のアレルギー?」と心配になります。
しかし溶連菌自体による猩紅熱の発疹の場合もあります。
発疹の出たタイミング、広がり方、かゆみ、呼吸苦、顔や唇の腫れの有無などを確認し、自己判断で薬を中止せず医師・薬剤師へ相談してください。
舌が赤くなり、表面のぶつぶつが目立って「いちご」のように見える状態です。
猩紅熱でみられる代表的な所見の一つです。
手足の皮がむけることはある?
猩紅熱では、回復期に手指などの皮膚がむける落屑がみられることがあります。
症状の経過として起こることがありますが、強い腫れ・痛み・皮膚の急速な悪化がある場合は別の病態も考えて受診してください。
咳や鼻水も出る?
溶連菌性咽頭炎では、咳や鼻水が主症状ではないことが多いです。
咳・鼻水・声がれ・結膜炎などが強い場合は、ウイルス性上気道炎の可能性も考えます。
検査はどうする?
医療機関では、のどを綿棒でぬぐって検査します。
- 迅速抗原検査
- 培養検査
迅速検査は短時間で結果が出るため、実臨床でよく使われます。
迅速検査が陰性でも溶連菌のことはある?
あります。
迅速検査は非常に便利ですが、採取の仕方や発症時期によって陰性になることがあります。
症状や流行状況を含めて医師が総合的に判断します。
家族が陽性なら検査なしで薬を飲む?
自己判断では飲みません。
同居家族が溶連菌でも、症状がない人に一律に抗菌薬を予防投与するのが一般的というわけではありません。
症状が出た人は受診して必要に応じて検査します。
治療は何を使う?
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎では、ペニシリン系抗菌薬が中心です。
代表的にはアモキシシリンなどが使用されます。
何日飲む?
薬の種類によって投与期間は異なります。
アモキシシリンなどでは10日間処方されることがあります。
「熱が下がったから3日で止める」といった自己中断はしないでください。
なぜ症状が良くても飲み切る?
目的は単に熱やのどの痛みを早く治すことだけではありません。
- 菌を十分に減らす
- 周囲への感染を減らす
- 再燃を防ぐ
- リウマチ熱などの合併症リスクを下げる
といった意味があります。
抗菌薬を飲み忘れたら?
気づいた時間や次の服用時間までの間隔によって対応が変わります。
2回分を一度にまとめて飲まず、薬剤師へ確認してください。
子どもが抗菌薬を嫌がるときは?
苦味や粉っぽさで飲みにくいことがあります。
薬によって混ぜてよい食品・飲料が異なるため、ヨーグルトやジュースに混ぜる前に薬剤師へ確認してください。
一度に大量の食品へ混ぜると全部食べ切れないことがあるため、少量に混ぜるのが基本です。
抗菌薬を吐いたら?
服用直後に吐いた場合と、ある程度時間が経ってから吐いた場合で対応が変わります。
自己判断で追加服用せず、薬剤師・医療機関へ確認してください。
ペニシリンアレルギーがある場合は?
アレルギー歴や症状に応じて別の抗菌薬が検討されます。
「昔、薬で発疹が出た」だけでは本当のペニシリンアレルギーか判断できないため、どの薬を飲んで何が起きたかを具体的に伝えると役立ちます。
クラリスは使う?
ペニシリン系が使えない場合などに、マクロライド系抗菌薬が検討されることがあります。
ただし耐性状況や患者背景で選択が変わります。
熱は何日で下がる?
適切な抗菌薬治療を開始すると、症状が比較的早く改善することがあります。
ただし、治療を始めても高熱が続く、のどの痛みが悪化する、ぐったりする場合は再受診してください。
抗菌薬を飲んでも改善しないときは?
診断が別の感染症だった可能性、膿瘍などの合併症、服薬できていない、耐性菌など複数の原因が考えられます。
特に口が開けにくい、片側だけ強く腫れる、よだれが多い、首が腫れる場合は扁桃周囲膿瘍なども考えるため、早めの受診が必要です。
解熱剤は使っていい?
発熱やのどの痛みがつらい場合、医師の指示によりアセトアミノフェンなどの解熱鎮痛薬が使われることがあります。
市販薬を使う場合も、年齢・体重・併用薬を確認して、同じ成分の重複に注意してください。
適切な抗菌薬治療を開始すると、症状が比較的早く改善することがあります。
ただし、治療を始めても高熱が続く、のどの痛みが悪化する、ぐったりする場合は再受診してください。
学校・保育園は何日休む?
溶連菌はインフルエンザのように「発症後○日」と固定された出席停止期間ではありません。
学校保健安全法では、条件によって第三種感染症の「その他の感染症」として扱われます。
一般的な目安としては、適切な抗菌薬治療開始後24時間が経過し、全身状態が良好であることを確認します。
翌日から学校へ行っていい?
抗菌薬を飲み始めて24時間たっていない場合は、まだ感染性を考慮します。
24時間経過していても、発熱や強い咽頭痛、ぐったりが残っているなら無理に登校しません。
登校・登園の具体例
たとえば月曜の朝9時に抗菌薬を開始した場合、火曜朝9時で24時間です。
ただし火曜朝にまだ発熱がある、食事が取れない、ぐったりしているなら登校は控えます。
「24時間たったから必ず登校」ではなく、24時間+全身状態で判断します。
登園許可証は必要?
園・学校・自治体によって異なります。
登園届、治癒証明書、医師の意見書などが必要な施設もあります。
実際の運用は通っている施設へ確認してください。
仕事はいつから復帰?
会社員に全国一律の休業日数はありません。
抗菌薬開始後24時間が経過し、発熱がなく全身状態が回復していることを目安に、勤務先ルールも確認します。
兄弟・家族にうつる?
うつる可能性があります。
飛沫・接触によって広がるため、家族内での手洗い・咳エチケットが重要です。
家族は何日くらい注意すればいい?
潜伏期間が2〜5日程度のため、家族内で患者が出た後は数日間、発熱・のどの痛み・発疹などが出ていないか注意して見ます。
症状が出たら、家族の残りの抗菌薬を使わず受診してください。
兄弟全員に抗菌薬を飲ませる?
通常、無症状の家族全員へ一律に抗菌薬を予防投与するわけではありません。
ただし家庭内で繰り返し発症する場合や、特殊な背景がある場合は医師が個別に判断することがあります。
うつる可能性があります。
飛沫・接触によって広がるため、家族内での手洗い・咳エチケットが重要です。
家庭でできる感染対策
- 石けんと流水で手洗い
- 咳エチケット
- タオル共用を避ける
- コップ・箸の共用を避ける
- 室内をこまめに換気
お風呂は一緒でもいい?
入浴そのものよりも、タオル・コップなど直接口や鼻に触れる物の共用を避けることが大切です。
高熱でつらい場合は無理に入浴せず休ませます。
食事は何を食べる?
のどが強く痛む場合は、刺激の少ないものがおすすめです。
- ゼリー
- プリン
- スープ
- やわらかいうどん
- 冷たい飲み物
食事が十分取れなくても、水分は少量ずつこまめに取ります。
発疹が出たときの受診ライン
細かい赤い発疹だけで元気がある場合でも、猩紅熱か薬疹かの判断が必要になることがあります。
特に以下がある場合は早めに受診してください。
- 呼吸が苦しい
- 顔や唇が腫れる
- 全身に急速に広がる発疹
- 水疱や皮むけを伴う
- ぐったりする
受診を急いだ方がいいサイン
- □ 水分がほとんど取れない
- □ よだれが多く、飲み込めない
- □ 呼吸が苦しい
- □ 口が開けづらい
- □ 首が大きく腫れている
- □ ぐったりして反応が悪い
- □ 痛みや腫れが急速に悪化する
強く当てはまる場合は、様子を見すぎず医療機関へ相談してください。
急性糸球体腎炎とは?
溶連菌感染後に起こることがある合併症です。
感染から少し時間がたってから、
- 血尿
- 尿が少ない
- むくみ
- 血圧上昇
などが出ることがあります。
治ったあとも尿をチェックした方がいい?
施設や医師の方針で尿検査が行われることがあります。
目に見える血尿、顔や足のむくみ、尿量低下がある場合は早めに受診してください。
急性糸球体腎炎はいつ頃起こる?
急性糸球体腎炎は、のどの症状が治った後に遅れて現れることがあります。
「もう治った」と思った後でも、赤茶色の尿、朝のまぶたのむくみ、尿が少ないなどに気づいたら受診してください。
抗菌薬を飲めば腎炎は完全に防げる?
抗菌薬治療にはリウマチ熱予防など重要な意味がありますが、感染後急性糸球体腎炎を完全に防げるとは限りません。
そのため治療後も、血尿やむくみなどの症状には注意が必要です。
施設や医師の方針で尿検査が行われることがあります。
目に見える血尿、顔や足のむくみ、尿量低下がある場合は早めに受診してください。
リウマチ熱とは?
A群溶血性レンサ球菌感染後に、免疫反応が関与して起こる合併症です。
関節症状や心臓への影響などが問題になることがあります。
適切な抗菌薬治療は、この合併症予防という意味でも重要です。
猩紅熱は別の病気?
原因菌は同じA群溶血性レンサ球菌です。
菌が作る毒素によって、発疹・いちご舌・落屑など特徴的な症状が出るものを猩紅熱と呼びます。
劇症型溶連菌(STSS)と同じ?
一般的なのどの溶連菌感染と、劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)は同じ意味ではありません。
STSSは突然発症し、急速に多臓器不全へ進行することがある重症感染症です。
「溶連菌陽性=人食いバクテリアになる」という意味ではありません。
どんな症状なら劇症型を疑う?
- 異常に強い痛み
- 皮膚や手足の急速な腫れ
- 紫色の変色
- 血圧低下
- 意識障害
- 急速な全身状態悪化
このような症状がある場合は緊急受診が必要です。
大人も溶連菌になる?
なります。
子どもより頻度は低いものの、大人でも発熱・強い咽頭痛を起こします。
家族内で子どもから感染することもあります。
大人で注意したいこと
大人では「ただの風邪」と思って仕事を続け、受診が遅れることがあります。
高熱、強い咽頭痛、飲み込みづらさ、発疹がある場合は早めに受診してください。
糖尿病、免疫抑制状態、重い基礎疾患がある場合は重症化リスクも考慮します。
高齢者でもかかる?
かかることがあります。
高齢者では脱水や全身状態悪化が問題になることがあるため、水分摂取が難しい、意識がぼんやりする場合は早めに医療機関へ相談してください。
なります。
子どもより頻度は低いものの、大人でも発熱・強い咽頭痛を起こします。
家族内で子どもから感染することもあります。
妊娠中に溶連菌になったら?
妊娠中でもA群溶血性レンサ球菌咽頭炎にかかることがあります。
妊娠中に使える抗菌薬を医師が選択するため、妊娠週数を必ず伝えてください。
B群溶連菌とは違う?
違います。
妊婦健診でよく聞く「B群溶連菌(GBS)」は、この記事で扱うA群溶連菌(GAS)とは別の菌です。
一度かかったらもうならない?
再感染することがあります。
一度感染しても、別の型に感染したり、家庭・学校内で再び感染することがあります。
何度も繰り返すのはなぜ?
- 家族や学校からの再感染
- 別の菌株への感染
- 抗菌薬の飲み残し
- 保菌状態
など複数の理由が考えられます。
短期間に繰り返す場合は、過去の薬・治療日数・検査結果を医師へ伝えてください。
「保菌者」って何?
症状がないのに咽頭にA群溶血性レンサ球菌が存在することがあります。
このような状態では、ウイルス性の風邪で受診した際に検査が陽性となり、症状の本当の原因との区別が難しい場合があります。
繰り返し陽性になる人では、検査結果だけではなく症状や経過を含めた医師の判断が重要です。
- 家族や学校からの再感染
- 別の菌株への感染
- 抗菌薬の飲み残し
- 保菌状態
など複数の理由が考えられます。
短期間に繰り返す場合は、過去の薬・治療日数・検査結果を医師へ伝えてください。
薬剤師が確認するポイント
- 抗菌薬名
- 1日何回か
- 処方日数
- ペニシリンアレルギー歴
- 飲み忘れしやすくないか
- 子どもの体重
- 他の薬との併用
特に子どもでは、味や服用回数で飲み切れるかどうかも重要です。
よくある質問
Q1.溶連菌は自然治癒する?
自然に症状が軽快することはありますが、GASと診断され抗菌薬が処方された場合は、合併症予防などの目的があるため指示どおり服用してください。
Q2.抗菌薬を飲み始めたら何時間でうつりにくくなる?
一般に適切な抗菌薬開始後24時間が目安です。
Q3.熱がない溶連菌もある?
あります。症状の出方には個人差があります。
Q4.発疹が出たら薬のアレルギー?
猩紅熱による発疹の場合もあれば、薬疹の場合もあります。自己判断で区別せず医師・薬剤師へ相談してください。
Q5.兄弟は元気でも検査した方がいい?
無症状なら一律に検査するとは限りません。症状が出た場合に受診して判断します。
Q6.抗菌薬を3日でやめたらダメ?
薬によって投与期間が違うため、自己判断で短縮しないでください。
Q7.いちご舌だけで溶連菌と分かる?
典型所見の一つですが、いちご舌だけで確定診断はできません。
Q8.学校は抗菌薬を飲んだ翌日から行ける?
開始から24時間以上経過し、発熱がなく全身状態が良ければ登校可能とされることがあります。施設ルールも確認してください。
Q9.登校許可証は必須?
全国一律ではありません。学校・園・自治体へ確認してください。
Q10.大人は仕事を休むべき?
高熱や強い咽頭痛がある間は休養し、抗菌薬開始後24時間と全身状態の改善を目安に勤務先ルールも確認してください。
Q11.治った後に尿が赤い場合は?
急性糸球体腎炎などの可能性があるため、早めに医療機関へ相談してください。
Q12.ワクチンはある?
2026年10月時点で、一般に使用できるA群溶血性レンサ球菌ワクチンはありません。
薬剤師からひとこと|「良くなったから中止」が一番もったいない
溶連菌は、抗菌薬を始めると比較的早く元気になることがあります。
そのため「もう治ったからやめていいかな」と思いやすい感染症です。
しかし、処方された抗菌薬には治療期間の意味があります。
副作用で続けられない場合は勝手に中止せず、医師・薬剤師へ相談してください。

※治療後に血尿・むくみ・尿量低下などがみられた場合は、急性糸球体腎炎なども考えて早めに受診してください。
まとめ|溶連菌は「検査・抗菌薬・24時間」がポイント
- 発熱+強い咽頭痛が典型
- 潜伏期間は2〜5日
- 発疹・いちご舌は猩紅熱のサイン
- 迅速抗原検査がよく使われる
- 治療はペニシリン系・アモキシシリンが中心
- 抗菌薬は自己判断で途中中止しない
- 登校・登園は抗菌薬開始後24時間+全身状態良好が目安
- 血尿・むくみは急性糸球体腎炎に注意
- STSSは一般的な咽頭炎とは別の重症病態
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参考資料・一次情報
※本記事は2026年10月14日時点で確認できる公的情報をもとに更新しています。抗菌薬の種類・投与量・期間は年齢、体重、アレルギー歴などで異なります。自己判断で開始・中止・変更しないでください。



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