※本記事は2026年9月2日時点で、厚生労働省・地方厚生(支)局が公表している通知・案内を確認して作成しています。2026年度の様式・提出期限は今後各厚生局の年度版ページで更新される場合があるため、提出時には必ず自薬局を管轄する地方厚生(支)局の最新案内を確認してください。
結論
保険薬局は、毎年4月1日から9月30日までの医療用医薬品の取引実績について、10月1日から11月末までに「妥結率等」を地方厚生(支)局へ報告する必要があります。
特に重要なのは、単に「卸との価格交渉が終わったか」を報告するだけではないことです。妥結率、単品単価契約率、一律値引き契約に係る状況などを確認し、所定様式で報告します。妥結率が5割以下、または必要な報告をしていない保険薬局は、原則として翌年6月1日から翌々年5月31日まで、調剤基本料が所定点数の100分の50となる取扱いに注意が必要です。
一方、報告年度の4月2日以降に新たに保険薬局の指定を受けた薬局は、一定期間、妥結率が5割を超えるものとみなされ、当該年度の報告が不要となる取扱いがあります。つまり「全薬局が無条件に同じ対応」ではありません。
この記事の重要ポイント
- 実績の集計期間は4月1日〜9月30日
- 報告期間は10月1日〜11月末
- 対象は原則として保険薬局
- 妥結率だけでなく、取引状況・流通改善に関する項目も確認する
- 妥結率5割以下または未報告では、原則として翌年6月から調剤基本料が50%になる
- 報告年度の4月2日以降に新規指定された薬局には例外的な取扱いがある
- 「価格が決まった=妥結」ではなく、対象期間・契約内容・根拠資料を整理して確認する
要点漫画|妥結率等報告のスケジュールと注意点



- 薬局の「妥結率等報告」とは?
- 2026年度はいつの実績を、いつ報告する?
- 誰が対象?保険薬局なら全て報告する?
- 何を報告する?妥結率だけではない
- 妥結率が5割以下だとどうなる?
- 調剤基本料50%のイメージ
- 妥結率はどう計算する?
- 具体例で理解する妥結率等報告
- 提出までの実務フロー
- 間違いやすいケース8つ
- 施設基準・受理状況と合わせて確認したい
- 薬局長・管理薬剤師向けチェックリスト
- FAQ|妥結率等報告のよくある質問
- 提出担当者向け|証拠を残すチェック方法
- 提出前のダブルチェック
- 未報告に気づいた場合
- 翌年度へ向けた年間管理
- 本部と店舗で共有する最小セット
- 数値が合わないときの確認順序
- ファイル保存のルール
- 担当者交代時の引継ぎ
- 提出後に行うレセコン確認
- まとめ|9月は「妥結率等報告」の準備月
- 参考文献・一次情報
薬局の「妥結率等報告」とは?
妥結率等報告とは、保険薬局が医療用医薬品を購入する際の価格交渉・契約状況について、一定期間の実績を地方厚生(支)局へ報告する仕組みです。
医療用医薬品は、メーカーが設定する希望価格をそのまま薬局が支払う仕組みではありません。卸売販売業者と医療機関・薬局の間で取引価格が決まり、その価格と薬価との差が生じます。国は、未妥結・仮納入が長期間続くことや、個々の医薬品の価値を無視した総価取引などが薬価調査や適正な流通に影響することを問題としてきました。
そこで診療報酬・調剤報酬では、価格交渉の妥結状況などを報告させ、一定の要件を満たさない場合に報酬上の取扱いを変える仕組みが設けられています。
「妥結」とは何を意味する?
初心者向けに簡単に言えば、卸と薬局との間で医薬品の取引価格が正式に決まっている状態を「妥結」と考えると分かりやすいです。ただし実務では、口頭で「このくらいでいきましょう」と話しただけで機械的に妥結扱いにするのではなく、契約・取引価格の決定状況を根拠資料で確認できるようにしておく必要があります。
妥結率は、対象期間における医療用医薬品の取引について、どの程度が妥結済みかを示す指標です。計算対象や報告様式は年度の通知・様式に従います。
2026年度はいつの実績を、いつ報告する?
地方厚生局の案内では、保険薬局は当年度上半期、つまり4月1日から9月30日までの実績について、10月1日から11月末日までに報告します。
| 項目 | 2026年度の考え方 |
|---|---|
| 実績集計期間 | 2026年4月1日〜9月30日 |
| 報告開始 | 2026年10月1日 |
| 報告期限 | 原則11月末まで。実際の必着日・提出方法は管轄厚生局の年度版案内を確認 |
| 主な対象 | 保険薬局 |
| 要注意 | 妥結率5割以下、または必要な報告をしていない場合 |
この記事を9月上旬に公開準備する価値はここにあります。9月30日になってから初めて資料を集めるのではなく、9月中に「誰が集計するか」「卸ごとの根拠資料が揃っているか」「提出担当は本部か店舗か」を整理しておけば、10月以降の作業がかなり楽になります。
誰が対象?保険薬局なら全て報告する?
原則として保険薬局が対象です。ただし、新規指定の時期による例外があります。
地方厚生局の案内では、妥結率の報告年度の4月2日以降に新たに保険薬局に指定された薬局については、翌々年5月31日まで妥結率が5割を超えているものとみなす取扱いが示されており、その年度の報告は不要とされています。
新規開局は「4月1日」と「4月2日以降」で確認
ここは間違いやすいポイントです。「今年開局したから報告不要」と一括りにしないでください。基準となるのは新規指定の日です。4月1日指定なのか、4月2日以降なのかで取扱いを確認する必要があります。
実務の確認順
- 自薬局の保険薬局指定日を確認
- 報告年度の4月2日以降の新規指定に該当するか確認
- 該当しなければ4月〜9月の取引実績を集計
- 管轄厚生局の2026年度様式・提出方法を確認
何を報告する?妥結率だけではない
名称が「妥結率等報告」なので、妥結率の数字だけ書けばよいと思われがちです。しかし、制度上は医療用医薬品の取引状況や流通改善に関する取組も含めて確認する必要があります。
年度や様式によって記載欄の表現が変わる可能性がありますが、少なくとも次の観点を準備しておくと実務がスムーズです。
- 医療用医薬品の取引価格の妥結状況
- 単品単価契約率
- 一律値引き契約に係る状況
- 卸売販売業者との契約・価格決定の根拠資料
- 医療用医薬品の流通改善に関する取組状況
単品単価契約率とは?
単品単価契約とは、医薬品ごとの価値を踏まえて品目ごとに価格を決める契約です。複数品目をまとめて「全体で○%引き」のように扱う総価的な取引とは考え方が異なります。
薬局側から見ると、卸との価格交渉は本部・購買部門が一括して行っていることも多いため、店舗の管理薬剤師が数字を直接算出しない場合があります。それでも、施設基準や調剤報酬に関係する報告である以上、「本部がやっているはず」で終わらせず、誰が提出責任を持つのか確認しておくことが大切です。


妥結率が5割以下だとどうなる?
保険薬局で最も重要なのがここです。
地方厚生局の案内では、妥結率の実績が5割以下、または妥結率等を報告していない場合、原則として翌年6月1日から翌々年5月31日まで、調剤基本料の所定点数の100分の50に相当する点数で算定する取扱いが示されています。
重要
「報告が少し遅れても加算が1つ取れない程度」と考えてはいけません。調剤基本料そのものの算定額に関わるため、薬局経営への影響が大きい制度です。
「5割未満」ではなく「5割以下」に注意
文章を読むときは境界値にも注意してください。地方厚生局の案内は「5割以下」としています。つまり50%ちょうども対象となる表現です。「50%なら半分は妥結しているから大丈夫」と自己判断しないようにします。
未報告も同じく要注意
妥結率自体が十分高くても、必要な報告をしていなければ問題になります。実務では「価格交渉は全部終わっているから大丈夫」ではなく、期限内に所定の報告を完了したかまで確認して初めて完了です。
調剤基本料50%のイメージ
ここでは制度の理解のため、仮の数字で考えます。実際の算定点数は自薬局が算定している調剤基本料や各種規定を確認してください。
| 例 | 通常の所定点数 | 100分の50の場合の考え方 |
|---|---|---|
| 例A | 45点 | 所定点数の50%相当 |
| 例B | 29点 | 所定点数の50%相当 |
| 例C | 複数区分のいずれか | 自薬局に適用される区分を基に確認 |
ここで重要なのは、この記事の目的が点数の丸暗記ではなく、妥結率等報告を忘れると調剤基本料の土台に影響すると理解することです。
妥結率はどう計算する?
実際の計算は年度の報告様式・通知に従う必要があります。基本的には対象となる医療用医薬品の取引のうち、価格が妥結している部分がどの程度を占めるかを算出します。
ただし、薬局ごとに取引卸が複数ある、月中に価格が確定する、遡って価格調整が行われるなど実務は複雑です。そのため、店舗独自のExcelだけで数字を作って提出するのではなく、卸からの資料、本部購買データ、契約書等と照合することが重要です。
複数の卸と取引している場合
A卸は全品妥結済み、B卸は一部未妥結、C卸は取引額が小さい、といったケースがあります。この場合も「主要卸が妥結したから100%」とは限りません。報告様式に沿って対象取引全体を確認します。
仮納入のままになっていないか
商品は納品されているものの最終価格が決まっていない状態が長く続いていないかも確認ポイントです。薬局現場では在庫が入ってくるため「取引は完了している」と感じやすいのですが、納品と価格妥結は別の話です。
具体例で理解する妥結率等報告
ケース1:既存の個人薬局、卸1社と取引
状況
- 2026年4月以前から保険薬局
- 卸1社と取引
- 9月30日時点で価格交渉・契約状況を確認可能
対応:4月1日〜9月30日の実績を集計し、2026年度の最新様式で10月1日〜11月末までに報告します。
ケース2:2026年7月1日に新規指定された薬局
状況
- 保険薬局指定日は2026年7月1日
- 報告年度の4月2日以降の新規指定
対応:新規指定薬局のみなし規定に該当する可能性が高いため、通常の既存薬局と同じ報告が必要と決めつけず、管轄厚生局の案内で確認します。
ケース3:妥結率は高いが提出を忘れた
状況
- 卸との価格はほぼ妥結済み
- しかし報告書を期限内に提出していない
対応:「妥結率が高いから問題なし」ではありません。未報告自体が調剤基本料の取扱いに影響します。気づいた時点で速やかに管轄厚生局へ確認し、自己判断で翌年まで放置しないでください。
ケース4:チェーン薬局で本部一括交渉
状況
- 卸との契約は本部が担当
- 店舗では価格交渉をしていない
対応:会社内の報告フローを確認します。本部が一括して必要情報を管理・提出する場合でも、店舗責任者は自店舗が対象に含まれているか、必要な店舗情報の提出漏れがないかを確認しておくと安全です。
提出までの実務フロー
9月から準備する7ステップ
- 自薬局が報告対象か確認する
- 保険薬局指定日を確認する
- 4月1日〜9月30日の取引データを整理する
- 卸・本部から妥結状況の根拠資料を集める
- 10月に管轄厚生局の2026年度版様式を確認する
- 所定様式を作成し、指定された方法で提出する
- 提出控え・根拠資料を保存する
STEP1:管轄厚生局を確認
提出先は薬局所在地を管轄する地方厚生(支)局・事務所です。別地域の様式をそのまま使うのではなく、自薬局の管轄ページを確認します。
STEP2:本部と店舗の役割を決める
チェーン薬局では本部が一括対応することがあります。逆に小規模法人や個人薬局では、管理薬剤師や経営者が直接資料を準備することもあります。「誰かがやっていると思った」が最も危険なので、担当者と提出完了確認者を決めておきます。
STEP3:提出後の控えを残す
報告書のコピー、送付記録、電子提出の受付記録、計算に使った資料などを保存します。後日「本当に提出したか」「どの数字を使ったか」を説明できる状態にしておくことが大切です。
間違いやすいケース8つ
- 9月30日が提出期限だと思う
9月30日は実績集計期間の末日です。報告は10月1日から11月末までです。 - 妥結率だけ分かればよい
単品単価契約率や一律値引き契約、流通改善の取組なども年度様式で確認します。 - 50%ならセーフと思う
案内は「5割以下」としています。 - 妥結率が高ければ未報告でも問題ない
未報告も調剤基本料の取扱いに影響します。 - 今年開局した薬局は全部報告不要
新規指定日の確認が必要です。 - 本部一括交渉だから店舗は無関係
社内の提出責任・対象店舗・提出完了を確認しましょう。 - 前年の様式をそのまま使う
年度ごとに最新様式・提出方法を確認します。 - 期限を過ぎたら翌年まで放置
気づいた時点で管轄厚生局へ相談します。
施設基準・受理状況と合わせて確認したい
妥結率等報告は、薬局の報酬管理の一部です。施設基準の届出内容と実際の請求が一致しているかも定期的に点検しましょう。
施設基準の確認方法は「薬局の施設基準『受理通知が届かない』は正常?郵送廃止後の確認方法」で詳しく解説しています。
また、ベースアップ評価料では届出内容と請求内容の不一致について厚生局から注意喚起が出ています。「調剤ベースアップ評価料の請求ミス|届出とレセプト不一致に注意」も合わせて確認してください。
薬局経営の数字を理解したい方は「処方箋単価の改善方法|薬局の収益を正しく上げる具体策」も参考になります。
薬局長・管理薬剤師向けチェックリスト
9〜11月の確認事項
- 自薬局が保険薬局である
- 保険薬局指定日を確認した
- 4月2日以降の新規指定の例外に該当するか確認した
- 2026年4月1日〜9月30日の取引を集計できる
- 取引卸を全て洗い出した
- 妥結済み・未妥結の区分を確認した
- 単品単価契約の状況を確認した
- 一律値引き契約の状況を確認した
- 契約書・価格決定資料を保管した
- 本部一括対応か店舗対応か確認した
- 提出担当者を決めた
- 管轄厚生局の2026年度版ページを確認した
- 最新様式を使用した
- 提出期限をカレンダーに登録した
- 提出方法・提出先を確認した
- 提出控えを保存した
- 妥結率5割以下に該当しないか確認した
- 未報告になっていないことを最終確認した


FAQ|妥結率等報告のよくある質問
Q1. 妥結率等報告は毎年必要ですか?
原則として、保険薬局は毎年4月1日〜9月30日の実績を10月1日〜11月末までに報告します。ただし新規指定時期による例外があります。
Q2. 2026年度は何月から準備すればいい?
実績の締めは9月30日ですが、9月中に取引卸、担当者、根拠資料、社内フローを整理しておくとスムーズです。
Q3. 妥結率が50%なら問題ありませんか?
地方厚生局の案内は「5割以下」としているため、50%ちょうども注意が必要です。
Q4. 妥結率が高ければ報告しなくてもいい?
いいえ。未報告も調剤基本料の取扱いに影響するため、期限内の報告が必要です。
Q5. 未報告だといつから調剤基本料が下がりますか?
地方厚生局の案内では、原則として翌年6月1日から翌々年5月31日まで、所定点数の100分の50で算定する取扱いです。
Q6. 2026年7月に新規開局した薬局も報告しますか?
報告年度の4月2日以降に新規指定された保険薬局には、妥結率が5割を超えているものとみなす取扱いがあります。指定日と管轄厚生局の最新案内を確認してください。
Q7. チェーン薬局は店舗ごとに対応しますか?
実際の作業分担は法人の運用によります。本部が一括対応する場合でも、対象店舗・必要情報・提出完了の確認はしておきましょう。
Q8. 契約書の写しは必要ですか?
根拠資料の取扱いは年度・提出先の案内を確認してください。少なくとも計算根拠を説明できる契約・取引資料は整理しておくべきです。
Q9. 11月末を過ぎてしまったら?
自己判断で放置せず、気づいた時点で薬局所在地を管轄する地方厚生(支)局・事務所へ確認してください。
Q10. どの様式を使えばいい?
管轄する地方厚生(支)局が公開する当年度の「妥結率等に係る報告」ページから最新版を取得してください。前年様式の使い回しは避けましょう。
まとめ漫画|提出前の最終チェック

提出担当者向け|証拠を残すチェック方法
妥結率等報告は、数値を入力して送信すれば終わりではありません。集計の元データ、計算方法、提出したファイル、受付記録を一組にして保存します。担当者が異動しても説明できる状態を目指しましょう。
- 対象期間と抽出日を集計表へ記載する
- 購入金額・妥結した金額の集計条件を残す
- 除外した取引がある場合は理由を記録する
- 計算式を値だけにせず、確認できる形で保存する
- 提出前ファイルと最終提出ファイルを区別する
- 送信日時、受付番号、担当者名を台帳へ記載する

計算結果だけでなく、元データも残すんですね。

はい。後から同じ条件で再計算できることが大切です。
提出前のダブルチェック
| 確認者 | 見る内容 |
|---|---|
| 作成者 | 対象期間、取引先、集計範囲、計算式 |
| 管理薬剤師 | 薬局情報、届出区分、提出対象の判断 |
| 請求担当者 | 調剤基本料への影響、レセコン設定 |
| 最終提出者 | 様式、ファイル名、提出先、受付記録 |
同じ人が作成と確認を兼ねる小規模薬局では、時間を空けて再計算する、前年ファイルと差分を比較するなどの方法を取ります。数値が前年と大きく違う場合は、取引条件の変化か集計漏れかを確認してください。
未報告に気づいた場合
期限を過ぎたことに気づいたら、自己判断で翌年度まで放置せず、管轄厚生局の最新案内を確認します。未提出の事実、対象期間、現在の作成状況を整理し、必要な対応を照会してください。電話案内を受けた場合は、日時、担当部署、回答内容も記録します。
翌年度へ向けた年間管理
- 年度初めに対象期間と提出期間を共有カレンダーへ登録する
- 毎月の仕入データを同じ条件で保存する
- 担当者と代理者を決める
- 提出1か月前に様式の更新を確認する
- 提出後に受付記録まで管理表へ残す
制度や様式は改定されることがあります。前年の手順をそのまま使わず、毎年、厚生労働省・地方厚生局の一次情報から日程と様式を確認しましょう。
本部と店舗で共有する最小セット
本部が一括提出する法人でも、店舗側は自薬局の報告対象、数値、提出状況を把握する必要があります。最終ファイル、計算根拠、送信記録、問い合わせ履歴の4点を共有し、「本部がやっているはず」で終わらせない仕組みにします。
数値が合わないときの確認順序
- 対象期間の開始日・終了日が合っているか
- 対象となる仕入先・品目が漏れていないか
- 税込・税抜など金額の基準が統一されているか
- 返品・値引き・訂正データの扱いが一致しているか
- 妥結・未妥結の区分が取引先資料と合うか
- 計算式が途中で上書きされていないか
前年と大きく違う場合は、数値を前年へ近づけるのではなく、取引条件、集計範囲、薬局統廃合など実際の変化を確認します。
ファイル保存のルール
「最終」「最新版」だけでは区別できません。年度、薬局名、作成日、版番号をファイル名へ入れ、提出版は編集用と別フォルダへ保存します。送信後に修正した場合は、再提出日と理由も残します。
担当者交代時の引継ぎ
- 前年の提出控えと受付記録
- 集計元データの場所
- 取引先への確認方法
- 法人内の承認者
- 厚生局の提出ページと問い合わせ履歴
引継ぎを口頭だけで終わらせず、次回期限のカレンダー登録まで一緒に行いましょう。
提出後に行うレセコン確認
妥結率の結果や未報告の取扱いが調剤基本料へ影響する場合は、適用時期とレセコン設定を請求担当者が確認します。提出担当と請求担当を分けたままにせず、最終結果を共有してください。
まとめ|9月は「妥結率等報告」の準備月
保険薬局の妥結率等報告は、4月1日から9月30日までの医療用医薬品の取引実績を、10月1日から11月末までに報告する重要な手続きです。
最後に覚える3点
- 4〜9月の実績を10〜11月に報告
- 妥結率5割以下・未報告は調剤基本料50%の取扱いに注意
- 4月2日以降の新規指定薬局には例外がある
提出直前に慌てないためには、9月中に卸・本部・店舗の役割を確認し、根拠資料をそろえておくことが大切です。制度は毎年度の通知・様式で細部が更新される可能性があるため、実際の提出時には必ず管轄厚生局の2026年度版案内で最終確認してください。


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